ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

一月最終日の山岳景観 高楼に上がり、北方面の山岳景観を楽しみました。

2017-01-31 21:51:21 | 草花
どなたかが仰言っていましたが、民間人が官職に就くと、とかく威張りたがり、役人を民間企業の役職に据えると、接待交際費方面の経費を使いたがるものだそうです。

とかく人間は、鬱屈したものをいつかは反動的に吐き出すものなのでしょうか。

アメリカのドナルド・ジョン・トランプさんもそういう性向にあるのでしょうか。

彼は過去に、民主党に所属したこともあったそうですが、「どうナルノ・トランプ」という感じで見守る人は多いのではないでしょうか。

海の彼方から強い風が吹いて来る所為なのかどうか、国内でインフルエンザが流行っているようで、孫のクラスがついに学級閉鎖になり、明日からお兄ちゃんの方が我が家に乗り込んでくることになりました。

迎える爺・婆たちは幸いなことに晩秋に打った予防接種が効いているようで、これまでは健康に生活してきましたが、明日からは要注意となりましょうね。

今日は空が晴れ渡り、見通しが利いた空でしたが、どういう訳か西の方角はあまりよくはありませんでした。
冬の良く晴れた日には高楼に行って山岳景観を確認するのが癖になっていて、今日もそれをやってきました。
下に10種類のカットを、実写したものと、カシミールでその部分を描画したものを、対にして出していきますので、どうか比較してお楽しみください。
猿投山と木曽御嶽 ↓






木曽御嶽 ↓






奥三界岳 ↓






中央アルプス・恵那山・大川入山・蛇峠山 ↓






中央アルプス ↓






恵那山 ↓






大川入山 ↓






蛇峠山 ↓






白山 ↓






伊吹山 ↓



今回は高楼に上がる時間を、(西からの光線で山を見るべく)、午後4時頃にしました。
前回は、日の出を見るために朝早くに行きましたが、山が逆光線気味で、迫力ありませんでしたので、昼を挟んで対照的な見方をすることにしたのですが、今度はやや霞んでいて、そういった見づらさがありました。
しかし、木曽御嶽、中央アルプス、恵那山は良い姿になっていました。

西の方角にあっても、伊吹山は例外的に今回は良く見えた方だったと思いました。
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回想の山路 1993年6/26~6/27日 至仏山と尾瀬ヶ原:オゼソウ ユキワリソウ ホソバヒナウスユキソウ ミズバショウ 

2017-01-29 09:50:38 | 草花
会社の仲間たちと尾瀬に行ったのは今からすでに24年近く前のことになってしまいました。
この時の編成が変わっていて、会社の仲間の他に、その友達が鹿児島県から二人来ていて、女性5人と男性2人のパーティとなり、車2台で、愛知県から尾瀬の入り口の鳩待峠まで入りました。
鳩待峠で朝を迎えて、まずは至仏山を往復して、峠に戻ってから山の鼻、尾瀬ヶ原を目指しました。
原の竜宮小屋で一泊した後、アヤメ平を回って鳩待峠まで戻ってきています。

梅雨の時季なのに、雨には遭うことなく、全行程を終えることが出来たのは幸いなことでした。

実行図 ↓


鳥瞰図 ↓


断面図 ↓



オゼソウ ↓



この草は日本にだけあるものだそうで、それも北海道の一部分と、谷川岳の他では、ここ尾瀬の至仏山にだけ生育する貴重な種のようです。



エーデルヴァイスの仲間 ↓



ヨーロッパのエーデルヴァイスに一番近いとされる”ウスユキソウ”は23日に記事にした中央アルプスのコマウスユキソウ(ヒメウスユキソウ)と尾瀬のこのホソバヒナウスユキソウだとされているようです。



至仏山の頂上 ↓

ガスの立ち篭める至仏山の頂上に着きました。小生たち会社の仲間はガスが立ち篭めて天気が良くないので、至仏山に登るのを止めようとしていましたが、鹿児島県から来られた女性二人の強い希望でここまで来てしまいました。 頂上まで来たらすぐに元来た道を戻っていきます。



ユキワリソウ ↓



これが正式名称(学名)のユキワリソウです。(サクラソウ科サクラソウ属)
他にも「雪割草」と呼ばれる草はありますが、正式名称はそれぞれ違うのです。



ガスの中 雪の道 ↓

7月が近いというのにまだ雪が残る場所もあります。
このあと鳩待峠に戻って、尾瀬の山の鼻を目指します。



山の鼻 ↓

ここが尾瀬ヶ原の始まりの、山の鼻になり、山小屋以外にもいくつかの建造物があります。
今から50年ほど前にはここから至仏山まで真っ直ぐに登る道がありましたが、植生保護上の観点からその道を通行止めにして今に至っているのだと思います。


ここで小休止をしてから尾瀬ヶ原に入っていきます。



尾瀬ヶ原 ↓


ミズバショウ ↓


池塘と浮島 ↓


木道 ↓

木道の正面には燧ヶ岳がありますが、雲に邪魔されています。

休憩所 ↓

こういう施設も備えられています。



竜宮小屋 ↓

小屋の近くに”竜宮”という水の湧き出す深い淵がありましたが、撮るのを忘れました。
この小屋ではお風呂があり、それに入りましたが、あれば便利が良いという程度であり、必ずしも必要だとは思いませんでしたね。



ミズバショウ ↓

翌朝、雨は無くて、むしろ晴天に近い感じの空でした。
小屋を出てアヤメ平を目指して、山道を登って行きます。
尾瀬周辺ではミズバショウは雪解けの場所から逐次咲いて来ますので、5月の中旬ころから咲くのだと思います。 6月下旬ではやや遅いかなという感じでした。



燧ヶ岳 ↓

今回いつも雲間に隠れた燧ヶ岳でしたが、一瞬姿を見せてくれました。




湿原回復措置 ↓

アヤメ平では過去に人が湿原内にずかずかと入り込み、草花を踏み荒らしたために湿原が死んでしまいましたが、その後元の植生を回復させるために、こんな措置が取られていました。
24年近く経った今は、どの程度まで回復しているのか、大変興味があります。



アヤメ平 ↓

このあたりは、人が踏み荒らす前は、キンコウカの浅い黄色の花で埋まっていた場所だったそうです。



此処にも浮島と池塘 ↓

尾瀬ヶ原よりも550mほど標高の高いこちらでも池塘と浮島が見られます。



亜高山帯 ↓

こちらでは亜高山帯の林相に湿原が混じっています。



至仏山 ↓

湿原内を至仏山を目指すようにして歩いて、鳩待峠まで下って行きます。



イナナの塩焼き ↓

鳩待峠に着き、売店でイワナの塩焼きを一串600円で売っていたので食べてみましたが、大変平凡な味でした。おそらく養殖ものなんでしょうね。
これから車に乗って帰路につきます。


ノビネチドリ ↓

帰り道の車を止めたところで、こんな野生ランも見かけました。
コメント (6)
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付近を散歩:これで ”ぶちょうほうのさんぽみち” らしく・・・・

2017-01-27 10:46:16 | 草花
孫がインフルエンザに罹り、学校には行けないので、我が家に来ています。
爺婆は年末に予防注射を済ませていますので、多分うつることはないでしょう。
そんなことで孫の様子を見ながら家で過ごしていますが、孫の来る一日前に、付近を一周り歩いて来ました。
そんな景色をレポートするのも、”ブログの表題通り”で”、良いかなと思いました。
足跡 ↓

約3時間ほど歩き、15.5km歩いたことになったようで、歩行数は20,600歩でした。
歩幅を見ると、山を歩く時と違って、相当広くなっています。

ソシンロウバイ ↓

歩き始めてすぐに見かけたのは、民家の庭先から歩道にせり出して咲いていたソシンロウバイでした。
未だ花が新しくて、開ききっていない感じですね。



公園の団栗 ↓

公園に行くと、小さい団栗がたくさん落ちています。クヌギの大粒の団栗はもう水気が無くて、カサカサに乾いていました。



気根 ↓

地面にごつごつと出ているのは、ラクウショウ(落羽松)の気根です。



クロガネモチ ↓

木にはたくさんの実がこれ見よがしに生っていますが、小鳥が食べに来ないのはどういうことなのでしょうね。 余程まずいのか、それともこれから食べごろになるのか、または毒があるのでしょうか。



公園のソシンロウバイ ↓

公園の心当たりの場所に来ると、ソシンロウバイは未だ蕾でした。
ここには5-6本の木が植えられていますが、瀕死の状態でした。夏の日照りがきつすぎるのでしょうね。



メタセコイア ↓

青空にメタセコイアが存在感を示しますが、よく見ると成長を抑制させているようです。
恐らく付近の民家から、落葉について苦情でも出ているのでしょうね。
そう考えると、この木がかわいそうになります。



ヤナギ ↓

柳の枝はしなやかに風と戯れています。



民家の枇杷の花 ↓

これはもう少し近づいて撮りたかったのですが、他人の家のことですので、諦めます。



四季桜 ↓

10月頃から咲き出す桜ですが、もう花の末期になっているようです。



三角点 ↓

ここが地図に標記されている標高21.6mの四等三角点のようです。



クズの実の莢 ↓

葉が落ちて、こういうみすぼらしい姿をさらしているのを見ますと、あの”吉野葛”とはずいぶん趣が違うと思いますね。

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1/26日 久しぶりに良い日の出を見ました。 付近の高楼から見る日の出時間の山々

2017-01-26 21:01:19 | 草花
1/26日の朝は良く冷え込み、晴天だということでしたので、付近の高楼に行って、日の出の様子を見ることにしました。

公営の14階建ての住宅で、外部階段を212段登った最上階まで、他人から咎められずに上って行けます。
幸いなことに日の出の少し前でしたので、そこで少し待っていました。
今朝はこの冬一番と言えるほどの冷え込みでしたが、相当着込んで出て来ましたので、寒さは苦になりません。

やがて山の端がダイヤモンドのような輝きを見せて、日が昇ってきました。
(いろんな制約があって、写真の大きさが大小不揃いで見苦しいのですが、ご容赦ください。)
 


日が昇り切ると、まぶしくてとてもカメラを向けられません。



木曽御嶽 ↓

朝日に照らされて。木曽御嶽が輝きだします。噴煙も見えています。



中央アルプス ↓

中央アルプス方面はいくら待ってもシルエットのままでした。



恵那山 ↓

恵那山は多少モルゲンロートが見られます。



大川入山 ↓


蛇峠山 ↓

大川入山と蛇峠山はシルエットに近い姿でした。



鈴鹿の山並み 
次に西の方角に目を移し、鈴鹿の山並みを見ます。
こちらは順光線なのですが、都市のスモッグじみたガスに邪魔され、その上に新しく建物が加わってしまい、どんどん視野を妨げられていきます。

鎌ヶ岳と御在所岳方面 ↓

寒い朝ですので、煙突から出る煙までも視野を邪魔します。



釈迦ヶ岳 ↓

こちらも煙突から出る煙に、視界を邪魔されています。



竜ヶ岳 ↓

この山が一番よく見えた部類でしょうか。



藤原岳 ↓

また新たに視界を邪魔する建物が、仲間入りしてきました。



伊吹山 ↓

伊吹山は10年ほど前から手前に大きな白い建物が立ち、視界を妨げられていました。



能郷白山 ↓

能郷白山はまるで亡霊のように、ぼんやりとしか見えていません。



白山 ↓

加賀の白山は、毎年こんな見え方しかしていません。
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回想の山路 1992年7/11~7/12日 北岳で見たキタダケソウ、ミヤマハナシノブ、アツモリソウ、キバナアツモリソウなど。

2017-01-25 16:48:05 | 草花
南アルプスの北岳には5度行っていますが、1992年の(未だ梅雨が明けていなかった時だと思いますが)、この時は3度目で、ここにだけ咲くキタダケソウを見ようと思って入りました。
歩き始めは生憎の雨で、傘を差して山道を歩きました。
その雨は標高2800メートル付近までずっと降っていたように記憶しています。
翌日も、雨こそ降りませんでしたが、たいして良い天気ではなくて、山岳景観の点では満足できるものではありませんでした。
しかし、狙っていたキタダケソウには逢うことが出来、その他の希少ランにも運よく出逢えて、とても得難い経験のできた山行となりました。

実行図 ↓


鳥瞰図 ↓


断面図 ↓




広河原の吊り橋 ↓

野呂川に架かるこの吊り橋を渡って北岳に取付きます。



ミヤマハナシノブ ↓





ミヤマハナシノブは北岳を代表する(高山)植物ですが、この植物の分布域は狭くて、北アルプスの後立山連峰清水岳(しょうずだけ)および南アルプス(北岳、鳳凰山)のみに隔離分布するものだそうです。
澄んだ青い色が美しいですね。



ガスが立ち篭める ↓

往きは大樺沢を使わずに、白根御池小屋から稜線まで600mほどを一気に上がっていきます。
その間に植物相はどんどん高山モードになって来ます。
雨が落ちてこなくなりましたが、今度はガスが立ち篭めています。



残雪を越えて ↓

雪が残っていますが、そこにもガスが居ついています。



北岳の肩 ↓

今宵の宿を乞う北岳の肩に着きました。小屋で宿泊の手続きをした後、北岳の山頂に向かいます。



北岳の山頂間近 ↓

北岳の山頂は、大きな岩山といった感じです。



北岳山頂 ↓

日本で二番目に高い山ということですので、やはり人を惹きつける魅力がありますね。
この後、キタダケソウを見るために、稜線の南側に下りて行きます。



間ノ岳方面 ↓

雨がやんでも雲(やガス)は切れずに、僅かに切れ間からは間ノ岳方面への眺めが得られました。



キタダケソウ ↓







キタダケソウは北岳山荘へ向かうトラバース道の脇で、狭い場所にて咲いていました。
この花の姿を見たくてここに来ましたので、相当拘り、翌朝も見に来ています。



北岳肩の小屋 ↓

一晩お世話になった小屋を、北岳頂上の往復の際に上から撮りました。



残雪 ↓

下山は”草すべり”というところを使って大樺沢に向かって600mほどのいっき下りとなります。



ハクサンチドリ ↓

早くも咲き出したハクサンチドリを見ていきます。



アツモリソウ ↓





登山者が一人、写真を撮っていましたので、近づくとこの花でした。
アツモリソウを見たのはこの時が初めてのことでした。



キバナノアツモリソウ ↓





大樺沢に沿って下る中で、ちょっと閃いて分岐した道に入りました。
するとそこで、キバナノアツモリソウと出遭うことが出来、大喜びとなりました。



大樺沢の残雪 ↓

また雪渓に戻り、ここでアイゼンを装着して、雪の上を下ることにしました。





ノビネチドリ ↓

雪渓が終わり、大樺沢沿いの石の多い道を下って行きます。
久しぶりでノビネチドリを愛でることが出来ました。



吊り橋に戻る ↓

出発地点に近づきました。



振り返る”山と渓谷” ↓

お世話になった山と大樺沢を振り返ります。
大樺沢上部の雪は見えていますが、北岳の山頂部分は雲に隠されています。
未だ梅雨は明けていなかったのでしょうね。



農鳥岳 ↓

帰りの車の中から農鳥岳が見えてきたので、車を止めて写真を撮りました。
この山行では貴重な山岳景観となりました。
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