ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

10/26日 金山・雨生山(うぶさん)その1:陣座峠から移動 金山山麓比丘尼の丘にある東屋まで

2017-10-31 09:24:49 | 草花
富幕(とんまく)山を陣座峠まで下った後は、まだ時間が早いので、場所を移して、金山(424m)と雨生山(うぶさん=312m)を歩くことにしています。
車で15分ほど走ると、金山山麓の比丘尼の丘入口の駐車場に着きます。
富幕山では朝の時間が早すぎましたので、リンドウやセンブリは花が開いていませんでしたが、時間が経っているここでは、そういうものも花が開いて出迎えてくれるだろうと期待して歩きだします。 時刻は午前8時ちょうどでした。

ナガコガネグモ ↓

車を置いた場所には”先客”が陣取っていました。



渋柿 ↓

その頭上には柿の実が下がっています。これが渋柿なのは判っていますので試食はしません。



田園風景 ↓

田畑と同じ目の高さで遠くを眺めます。手前左側は吉祥山で、背後の右側は本宮山です。高さが上がるにつれて見え方も違ってきて、これを味わうのも楽しみの一つです。



ナンバンギセル ↓

いつも確認する場所ですが、今年も咲いていましたが、やや遅かったようです。



ツワブキ ↓

これは自生ではなくて、人家のあった名残でしょうね。



エンシュウハグマ ↓

山道の脇にエンシュウハグマが出て来ました。日当たりが良すぎて、この花の持つ"優雅さ"は→"賑やかさ"に取り換えられてしまっています。



コナラの虫穎 ↓

コナラにつく虫こぶを見ていきます。これはナラメイガタマバチの幼虫が冬芽に寄生することによってできるようです。



露に濡れる道 ↓

前夜の雨露がたくさんついている葉をかき分けていきます。3分も歩かないうちにたちまちびしょ濡れになってしまいました。



コウヤボウキ ↓

コウヤボウキはつつましく咲いています。



ムラサキセンブリ ↓





ムラサキセンブリは愛知県内ではこの付近の蛇紋岩地に咲く花ですが、今が盛りのようです。



ツリガネニンジン ↓

ツリガネニンジンはもう遅いようで、花は白っぽくなっています。



東屋 ↓

尾根の一角に東屋があり、このあたりには素敵は草花が散らばっています。



リュウノウギク ↓




ヤナギノギク ↓

蛇紋岩地に特有の花が出てきています。愛知県、高知県、鹿児島県に隔離分布しているようです。



ワレモコウ ↓

もう遅いようで、すっかり乾いて、ドライフラワーのように感じました。



ヤマラッキョウ ↓



ヤマラッキョウはまだ早いようで、見るものはほとんどが蕾の状態でした。
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10/26日 愛知県と静岡県県境の富幕(とんまく)山 (下・最終記事):県境尾根を歩いて陣座峠まで戻る。

2017-10-30 09:32:14 | 草花
富幕(とんまく)山の山頂からの眺望は木々に邪魔されて芳しくはありませんので、早々にそこを辞去します。
帰り道は来るときとは変えて、県境稜線を歩くことにしました。

チカラシバ ↓

山頂の平地の道沿いにチカラシバが咲いています。



県境尾根 ↓

県境尾根はしばらく平らな道が続きます。時刻は午前6時46分。
朝の光線が横から入り、あたりは”金色の間”といった景色になりました。



コショウノキ ↓

コショウノキは蕾をつけ始めています。



疎らに大木 ↓

道沿いに針葉樹の大木が時々混じります。



本宮山 ↓

木の伐り払われた場所に寄ると、西方に本宮山が見えています。



吉祥山 ↓

本宮山の手前の左手には吉祥山があり、その山のはるか後方には桑谷山の航空管制のレーダーが白く小さく見えています。



ミヤマシキミ ↓

花が少なくなりますと、こういう実モノが目立ってきます。



モミジガサ ↓



一か所、モミジガサの群生を見ました。



ミツバアケビ ↓

頭上にはアケビの実が見えています。



ヤマハッカ ↓

疎らな花付きのヤマハッカが出て来ました。



ヤマノイモ ↓

ヤマノイモにはまだ若い果実が出来ています。



ジョロウグモ ↓

この道歩きでは蜘蛛の巣を随分顔面に受けました。帽子にこの蜘蛛がついてきて、視野に突然入って驚かされたことが二度ほどありました。
巣の住人でいるうちは、この姿はなかなか美形であります。



コバノガマズミ ↓

これは実のつき方が随分貧弱です。



富士山 ↓

日の出からはだいぶ時間が経ち、高度も大分下がりましたので、富士山の見え方は大分点数が下がりました。 時刻は午前7時15分。



ミヤマシキミ ↓

ここではミヤマシキミは蕾を作っています。



小さいカキ ↓

さきの台風で実を落としたのでしょうね。親指の先くらいの小さな柿が、実のついた枝ごとたくさん落ちています。少し齧ってみると渋さがかなり強烈でした。



ナガバノコウヤボウキ ↓

久しぶりにナガバノコウヤボウキを見ます。



車を停めた場所 ↓

朝、暗いうちから歩き出したこの場所に戻って来ました。
時刻は午前7時30分です。 明日からはこの後の金山・雨生山のレポートに続きます。
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10/26日 愛知県と静岡県の県境にある富幕(とんまく)山へ(中の部):一等三角点のある山頂まで。

2017-10-29 10:42:58 | 草花
素晴らしい眺望の得られる展望台から、南アルプス方面を飽かずに眺めています。
その南アルプスも、南部の峰々は際立った特徴が無くて、なかなか峰の名前を覚え込めません。
持参した双眼鏡で舐めるように覗いていきますが、大した効果はありませんでした。

家に帰ってからカシミールのカシバードに山名確認を頼っています。

南アルプス不動・黒法師方面 ↓


カシバードで山名確認 ↓




大無間・高塚山方面 ↓


山名確認 ↓




鳳来寺山方面 ↓


山名確認 ↓




(山岳展望を存分に楽しみ、展望台から下りて、山頂を目指して山道を登って行きます。)



”マツムシソウ” ↓


ミカワマツムシソウ ↓

この道では”マツムシソウ”をたくさん見ます。しかし、これがミカワムツムシソウなのか普通のマツムシソウなのか判断が難しくなりました。(それゆえにダブルコーテイションで囲みました。)

植物区分の解説をネットで調べると、ミカワマツムシソウはマツムシソウに比べると花が小ぶりで、舌状花はつかないか、有っても短いものが3~5個しかないそうです。頭花の数も30個程度までしかないそうです。
それに対してマツムシソウは、頭花の数は60個以上あり、長い舌状花が5~8個あるそうです。

記事に挙げた二つの写真では下のものはミカワマツムシソウと思えますが、上のものは判断に苦しみ””付きの”マツムシソウ”としました。



リンドウ ↓

朝が早いので、リンドウはまだ蕾んでいます。



センボンヤリ ↓

センボンヤリの秋花は、皆、閉鎖花ですが、こちらでは受粉が終わり、花が開きました。



センブリ ↓

センブリもまだお目覚め前です。



夏枯草 ↓

ウツボグサは”夏枯草”の特徴を表して、立っています。



山頂着 ↓

午前6時42分に山頂の一角に着きました。
この前に日時計がありますが、まだ朝日が届いて来てはいませんでした。



アンテナ ↓

山頂の大きなアンテナは遠くからよく目立ちます。



一等三角点 ↓



ここに一等三角点があり、かつては優れた眺望が得られたのでしょうが、周囲の木々が茂った今は僅かに浜松方面のみが覗ける程度になってしまいました。




 
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10/26日 黎明の富士山を見る。 愛知県と静岡県の県境にある富幕山へ (上の部)

2017-10-28 09:26:09 | 草花
今年の元日に、富士山の初日の出を拝んでから、山を歩いても富士山を見ていないような気がしていました。
そこで、久しぶりに富士山を見るために、富幕山(とんまくやま=563.24メートル)に行きました。
この山は愛知県(新城市)と静岡県(浜松市)の境に位置します。

朝3時に起きて、車で走り、登山口の陣座峠に着いたのは午前5時でした。
歩き始めは未だ真っ暗で、懐中電灯を点して広い林道を歩いて行きます。

空が染まり始める ↓

30分ほどすると、空が赤らみ始めました。シルエットで三岳山が見えます。
NHK大河ドラマ「女城主直虎」の舞台となった井伊谷(いいのや)は、この山と竜ヶ石(りゅうがし)山の山裾になります。



富士山 ↓

黎明の中に、富士山も姿を現しました。時刻は午前5時33分。
この日の日の出タイムは、06時08分とのことですので、展望地まで急ぎます。



コウヤボウキ ↓

道筋に出てくる花には、いちいち拘って行きます。まだフラッシュを焚いています。



登山道と交わる ↓

05時52分。林道と登山道の交点につき、ここから山道歩きを採ります。



もう一度林道を横切る ↓

もう一度林道を横切ります。この時の時刻は05時59分。 もうすぐ日の出になります。



ゴンズイ ↓

日の出まであとわずかですが、展望台は至近距離になっていますので、焦りは無くなっています。
道端に出てくる木の実にも拘りを入れていきます。



ヌバタマ ↓

ヒオウギの種(ヌバタマ)の艶々した黒い実も愛でていきましょう。



マツムシソウ ↓

こういう花もまだ咲いていて、単独の我が身を迎えてくれます。



オミナエシ ↓

花の盛りは過ぎていますが、まだ健在でした。




展望台 ↓

午前六時二分に展望台に着きました。ところが台に登れないようにテープで遮断されていました。
それは木製の柵が一部腐ってしまっていて、危険と判断したことに拠る措置のようです。
ここは自己で責任を負うということで、敢えて登らせていただきました。



日の出直前 ↓

富士山はシルエットで、黎明の空に浮かんでいます。



日の出 ↓

日輪もギラギラ輝いて昇ってきます。



宇連山 ↓

木々の間から、三河の宇連山(うれさん)も見えています。



山頂方面 ↓

富幕山(とんまくやま)山頂のアンテナは、振り向いた方角に見えています。




南アルプス中南部の重鎮たち ↓


カシミールで山名確認 ↓




南アルプス南部の連嶺 ↓


カシミールで山名確認 ↓




三岳山と竜ヶ石山 ↓

奥の丸いシルエットが三岳山で、その右手前のシルエットが竜ヶ石(りゅうがし)山になります。
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インフルエンザの予防接種と国政選挙の期日前投票

2017-10-12 07:02:35 | 草花
昨(10/10)日にインフルエンザの予防接種を済ませ、本日は衆議院議員総選挙と最高裁判所裁判官国民審査の期日前投票を済ませて来ました。

インフルエンザの予防接種は小生にとってはかなり有効のようで、毎年酷い罹り方はせずに済んでいます。

選挙の方はいつも通りに、清き一票を投じておきました。

こうして、秋色が深まって行き、紅葉の季節が近づいて来るのですね。

投票済証 ↓

期日前投票所には自転車を漕いで行ってきました。



カンラン ↓



カンランが綻びはじめ、室内にほのかな芳香が漂っています。



シュウメイギク ↓





シュウメイギクは蕾のものから咲き終わったものまで、いろいろあります。今が盛りなのでしょうね。



ツメレンゲ ↓



ツメレンゲは花の塔を立ち上げてはいますが、まだ咲いたものは一つもありません。22日の投票日あたりに開くのでしょうか。



センリョウ ↓

センリョウは実が色づき始めたところです。



フジバカマ ↓

フジバカマは未だ蕾ですが、これがもう少し膨らんでくると、花が開く前から香りが漏れ始めます。



ヒオウギ ↓

ヒオウギの種の莢が立派に膨らんできています。



ヒガンバナ ↓

彼岸花の花の後の姿です、種を作っているように見えますが、種は作れずに、このまま萎れてしまいます。




ヤマラッキョウ ↓

先日出掛けた山の湿地では咲いた一輪を見つけましたが、我が家のものは、まだまだ、その兆しは遠いようです。



ミセバヤ ↓

ミセバヤも、花までは、もう少し待たねばならないようですが、肉厚の葉は紅葉し始めています。
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