ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

ゲッカビジン(月下美人)によせて

2024-10-24 11:50:28 | 草花

山の神様の友人が「今晩、花が咲くけれど見たいか?」どうか・・・を山の神経由で訊ねてきましたので、二つ返事で「ついでに咲き出すところから眺めたい」と返事をしておきました。

すると、なんとナント「それなら持って行ってあげる」ということで、ゲッカビジンを植えてある鉢ごと我が家に持ってきて呉れました。(花の期間だけの借用です。)

早速家の中に入れて、蕾から~花の開くまでを、じっくり観察することが出来ました。

ゲッカビジン(月下美人)は「ナイトクイーン」という別名のように夜に咲きます。メキシコ原産のサボテン科クジャクサボテン(Epiphyllum)属で、ワシントン条約の適用対象になっています。

我が家にやって来た時は未だ蕾でした。 ↓

 

〇 ♪下町に月下美人の騒ぎあり♪ 柿本多映 ↓

花が珍しくて、「今晩あたり咲く」という噂が下町ではあっという間に広まったのでしょうか。

我が家でも、あっちこっちから眺めています。家にやって来た午後4時ころの蕾です。

 

夕食後 ↓

午後7時を過ぎたころから蕾が口を開け始めました。

 

途中 ↓

午後7時40分にここまで来ました。

 

 

ほぼ行き着いた。 ↓

午後8時16分、これで「工事完了」あたりでしょうか。

〇 ♪妖と開き煌と香りぬ月下美人♪  楠本憲吉

あたりにはランに似た香りが漂っていたようです。(小生は残念ながら鼻が利かない。) 

 

後ろから ↓

 

 

他のものも咲いてきて「二重連」 ↓

午後9時18分、ほかの一つも追いついてきました。

 

 

「三重連」三つが咲きそろいました。 ↓

午後10時37分、三つあった蕾は全部開ききりました。

〇 ♪ 月下美人力かぎりに更けにけり ♪  阿部みどり女

 

名前にこだわって、辺りを暗くして月の光のような雰囲気にしてみました。 ↓

〇 ♪ 明日ありや月下美人に明日ありや ♪  鷹羽狩行

佳人薄命・美人薄命とでもいうのでしょうか? この花がいつまでもつのか?気になりながら寝床に就きました。

今朝目を覚まし、花を見ると・・・・・花は萎れて、垂れさがってしまっていました。

〇 ♪ 萎えにけり月下美人の名に疲れ ♪  大橋敦子

 

ネット上の記述を見ると、この萎れた花を食することも出来るとありました。

〇 三杯酢にして食べよとてたまひしは昨夜の月下美人の廃れ花 ♪  齊藤史

 

 

今朝(10/24)の下弦の月 ↓

午前7時44分、月齢21.2の月です。

 

フジバカマ ↓

もうすぐ開花しそうですが、この姿でいる期間が意外と長かったりします。

 

 

ニンニクの芽出し ↓

今まで作ったことは無いのですが、試しに植えてみました。どう育つのか興味があります。

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ゆふまぐれ

2024-10-22 10:45:35 | 草花

「夕まぐれ」・「夕間暮れ」とも書きます。(このうち{間暮れ}部分は当て字で、目(ま)暗(ぐれ)程度の意味)。

平たく言えば夕暮れのことで、「うす暗い夕方のさま。またはそのころ」をちょっと気取って表題にしました。

子供のころに亡き母がミシン踏むふみ ♪青葉茂れる桜井の 里のわたりの夕まぐれ♪・・・・と歌って聞かせて

くれたのは「大楠公の歌」の「桜井の別れ」の出だし部分で、もう 70年以上昔の話になります。

この歌の主人公たる楠木正成(楠公)は湊川の合戦で足利尊氏の軍に敗れて自害しますが、楠木正成公を尊崇した

水戸黄門様が遺徳を顕彰し、墓碑を建立、「嗚呼忠臣楠子之墓」の碑銘を書いたということです。(脱線!)

 

閑話休題。昨日(10/21)久しぶりにきれいな夕空となりましたので、「紫金山・アトラス彗星」が見えるかどうか

・・・いつもの畑地に出かけましたが、見ることは出来ませんでした。

やや不出来な日没ショー ↓

 

 

 

 

 

日没後 ↓

 

”二人ぼっち” ↓

 

 

夕間暮れ ↓

 

 

一番星と街明かり ↓

 

 

そして、寝待月 ↓

21日午後9時半少し前で、月齢は18.7。

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付近で見た秋の草花 (後ろの段)

2024-10-20 20:02:11 | 草花

二日ぶりに見た今晩(10/20日)の月(居待月) ↓

17日は十五夜月で真ん丸お月様でした。翌晩の十六夜の月もほとんど真ん丸に見えましたが、昨晩(10/19日)は

雨が降り出していて月を見ることはできませんでした。

一晩おいた今晩の月は居待月となりますが、満月から比べると随分痩せて見えます。

 

銀杏 ↓

他所の敷地内で栽培されている一本ですが、肥料もたっぷりやっているようで、大粒の実がたくさんつきます。

今年は夏の暑さで「実もの」は出来が悪いはずですが、ここのものはそんな影響を受けていないようです。

 

 

 

アカバナユウゲショウ ↓

花は小さくて可愛いのですが、庭の中に入ってくると絶やすのに苦労します。

 

 

 

ヤノネボンテンカ ↓

「矢の根梵天花」と書き、別名タカサゴフヨウ(高砂芙蓉)ともいう南米原産の種です。

草むらにて、草本性の常緑半低木らしく咲いていました。

 

 

アキノノゲシ ↓

背丈の高い草ですね。

 

 

ナンキンハゼの若い実 ↓

初冬にきれいに紅葉してきますが、その頃に実も褐色になって来ます。

 

 

イヌタデ ↓

最近はこの草も外来の草に隅に押しやられているようです。

 

 

クズ ↓

小生がぼやぼやしているうちに花の盛りをとっくに通り過ぎていました。

 

 

ツユクサ ↓

これもイヌタデと同じように外来の勢力に押され気味です。

 

 

カラスウリ ↓

いつも見に行くJR線路際では今年は除草剤を撒いたらしくて、カラスウリは全滅していました。

これはどうして残っていたのか不思議です。

 

 

アメリカミズキンバイ ↓

稲刈りの終わった田んぼの畔で未だしぶとく花をつけています。

 

 

稲刈りが済んで・・・ ↓

切り株から芽が出て、花を咲かせて、つけてきた実は残念ながらシイナ(殻ばかりで中身のないもみ)です。

これに実がしっかり入っていれば昨今のお米価格急騰を抑えられたのに残念です。

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付近で見た秋の草花 (前の段)

2024-10-19 15:05:23 | 草花

お医者さんから「運動してもOK」とのお墨付きを頂いたので、このところ、徒歩で家の付近を大きく周回しています。

その「遠足」中に見た秋の陣の草花などを前後二回に分けて記事に致します。皆様の地方でも見られるものばかりだと思います。

まずは昨晩(10/18)の十六夜の月 ↓

まだほとんど「真ん丸」で、この時の月齢は15.7。

 

 

ヒロハフウリンホオズキ (画像4枚)↓ ↓ ↓

 

袋を裂いて ↓

 

地面に落ちて ↓

 

落ちたものを裂いても中身は赤くない。 ↓

 

このフウリンホオズキの実を食う虫 ↓

袋を裂いたらこんな虫が這い出してきました。

 

 

マメアサガオ ↓

JR線路際の空いた場所にこの草がたくさん花を咲かせていました。

 

 

 

ホシアサガオ ↓

少し歩いた別の畑の脇では、この草が蔓延っています。

 

 

マルバルコウソウ ↓

こちらはJR線路際やほかの場所でもいろんな場面ではびこり、花を見せています。

 

 

 

ルコウソウ ↓

上のマルバルコウソウに比べると、これを見る機会はそれほど多くありませんが、JRの線路際でやっと見つけました。

葉が糸のように細いのが印象的です。

 

 

野性化したアサガオ ↓

野性化した朝顔は花も小さくなり、色も濁り、雑然とした感があります。

 

 

エビスグサ ↓

花を咲かせながらすでに実の莢も大きくしています。

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10/17日 満月の晩

2024-10-17 22:40:21 | 草花

10/17日の晩は満月であり、10月の十五夜月でもありました。

この日は、今話題になっている「紫金山アトラス彗星」も見える筈ですので、小生の大恩人であり、人生の大先輩のお方とご一緒してその様子を見ようということで、いつも星見に出かける見晴らしの良い畑地に出かけました。

蚊取り線香を持参して頂き、二種類の飲み物と茶菓にありつけるなどして、ちょっとした「夜の遠足気分」でしたが、お天気の方が生憎で、言うことを聞いてくれません。

全天を覆う雲によって西空に見える筈の彗星はとても見ることが出来ず、東空の満月も雲の向こうで、明るさによってその存在が判る程度でした。

「お月見と彗星観望の宴」は不発に終わりましたが、蒸し暑い夜を、外で過ごし、良い夕涼みは出来たようでした。

18時10分 おぼろの月 月齢14.6 ↓

 

少し待ってから ↓

頑固な雲に見切りをつけて、畑地から引き上げることにしました。

 

家に帰ってからも空を見上げ続けます。

 

20時51分の月齢14.7の月 ↓

多少は雲が薄くなっています。月の輪郭がはっきりしてきています。

 

しかし、すぐに雲に攻め立てられます。(月齢14.7)↓

 

21時17分 まだ雲が薄く掛かっています。(月齢14.7) ↓

ここに来て中空に雲の切れ間が出来てきました。しかし、上の画では未だ雲の薄いヴェールが掛かっています。

 

そして21時半を過ぎたあたりで、ついに雲間から抜けました。

 

21時33分 (月齢14.7) ↓

あきらめずに待っていたことによって何とか満月を見ることが出来ました。

 

そうなるともう一つの課題ですね。

20日ころまでは見えるだろうと言う「紫金山・アトラス彗星」をもう一度しっかりと見たいものです。

 

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