ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

昨晩(8/29日)の星空 

2020-08-30 09:47:56 | 草花
カメラの望遠レンズの撮影ですが、昨晩の星空の様子をUPします。
カメラで写したあと、PCに取り込み、切り取った後、思い切り拡大し、明るさなども弄っていますので、現実の星空の様子からはかけ離れてしまっているかもしれません。

月齢10 ↓

18時10分頃撮影、未だ西に太陽がある時間のものです。

19時13分 ↓

この日の日没タイムは18時23分でした。暗い夜空になって来ると、月齢10の月が本領発揮します。 マイナス11等級あたりでしょうか、明るすぎる月が、これから見る土星・月・木星のトライアングル写真にどう影響して来るか・・・・。


初めは土・月・木のトライアングル撮影に失敗しました。
月の明りが強烈で、相対的に土星が極端に暗くなり、上手く撮れていません。
やむなく再挑戦です。

撮り直し22時37分 ↓

土・月・木星の”トライアングル”を、やっとカメラで写せました。
土星はマイナス0.4等級  月はマイナス11等級 木星はマイナス2.9等級(いずれも概略です。)
月の上が土星(サターン)で、月の右側が木星(ジュピター)です。



さそり座のアンタレス ↓

アンタレスはサソリの首に当たる部分で、”トライアングル”のずっと西空に輝いていました。
これで、1.1等級の見え方で、約600光年の距離があるそうです。
(拡大をやりすぎて見苦しくなりました。)



火星 ↓

カメラと三脚を畳んで家に入るとき、東の空でマイナス約3等級の輝きを見て、再度カメラを構えます。
図鑑的には(おおよそのことですが)、地球の半分ほどの大きさで、体重(質量)は10分のⅠくらいの惑星でした。
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猛暑日が続きますが、秋の気配も見えて来ました。

2020-08-27 10:28:44 | 草花
いつもですと喧しく鳴くクマゼミの声でしたが、昨日、今日とその声を聞かなくなりました。
そして夜にはコオロギの声に癒されております。
日中の気温は相変わらずの「猛暑」であり、夜の寝づらさは相変わらずなんですが、空の雲は秋を思わせるものに変わって来ています。

我家のことで恐縮ですが、ユウスゲの花が咲き終わった様です。
今年の開花数累計は98輪で、昨年の四分の一以下でした。しかし、咲き始めの7月24日からまる一か月間というものは毎日夕方に花を見て、心と目を和ませてもらいました。

さて、ここの所、夜空を見上げて星空を楽しんでいましたが、昨日は上弦の月でした。
この先、興味深い天体現象は8月29日に土星と月(月齢11)・木星が同じような場所にまとまって見えます。時刻は暗くなった19時30分頃から床に就くまでの間としておきましょう。(本当はもっと長時間ですから)
方角は南の空で、ちょうど見やすい高さにあるはずです。
その時間あたりですと、もう少し右側で同じくらいの高さのところにさそり座のアンタレスもオレンジ色で明るく輝いて見えるはずです。
もちろん夏の大三角形(ベガ・デネブ・アルタイル)は頭上で存在を誇示している筈です。
空が晴れて、きっちり見えると良いですね。

星空を眺めていると、ついつい夜更かしをしてしまいますが、早寝早起きの方向きには、午前4時少し前頃の東の空がおすすめです。
明けの明星(金星)が輝いていて、そのすぐそばで、冬の星座として有名なオリオン座がくっきりと見えています。
夜中近くから見えだしていた火星はずっと右に移動して、南の空に赤に近い色(最下段の画)で輝いています。

ワレモコウ ↓

ワレモコウの花が咲き進んできました。



シュウメイギク ↓

夏の暑さでげんなりしていたこの草も、それなりに蕾を持ち始めています。



ユウスゲ ↓

ユウスゲの花が終わりました。 種を採るために花殻を残したものでは、莢が大きく膨らみ始めています。



バッタ ↓

そのユウスゲの茎にバッタ君がしがみついています。



ヒマワリ ↓

外周の舌状花が萎れたのはもう三週間以上も前のことですが、未だに大きく姿を変えていません。強いて言えば、乾燥化が進み、種の部分が充実してきているように感じるくらいでしょうか。



上弦の月 ↓

月齢7でちょうど真南に来た(正中の)時刻(18:14分)の画です。



上弦の月の空 ↓

この日の日没タイムは18時24分で、未だ入り残りの空です。



夕焼け空 ↓

日没直後で、残照も見えます。 雲が良い仕事をしてくれます。



木星 ↓

本日のジュピターは衛星を三つ見せてくれています。



火星 ↓

午後10時半頃には東の空に火星が見えてきていました。
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静かに静かに 汗を拭き汗を拭き 「星影の小径」ふうに・・・・・・

2020-08-25 11:20:53 | 草花
八月に入ってから8月24日までに・・・・・・
猛暑日:17日、とくに14日からは11日続きの猛暑日となっていて、その他では気温34℃は4日、33℃は3日となっています。

こうなると極力外には出ないで、我々のような”お年寄り”は家で沈潜するに限ります。
間違っても”年寄りの冷や水”と謗られることのなきように、汗をふきふき毎日を過ごしております。

小畑実さんの歌う「星影の小径」は昭和25年の発売で、この歌はリアルタイムで覚えています。(作詞:矢野亮 作曲:利根一郎)
時が経ち、この歌も忘れられて行きましたが、ちあきなおみさんが歌ったことによってまた皆さんの耳に入ってくるようになりました。
実際彼女の歌うこの歌は不思議な魅力に溢れていました。

クマゼミの鳴き声を聞くことが次第に少なくなってきました。
入れ替わりにツクツクボウシの声を聞き、夜にはコオロギの鳴き声を聞くようになりました。

家の中では暑苦しさがありますが、夜間外に出てみると、これが結構涼しいのです。
カメラを持ち出して星を撮ったりしながら、この最も暑い季節を送り出そうとしています。
暦の上では暑さが止むとされる「処暑」が一昨(8/23)日のことでした。暦では秋の第二番目の節気に入って来ています。  もう少しの辛抱ですね。

月齢5の月 ↓





8/24日に見たものを三つ並べましたが、一番上は空がまだ明るい内、真ん中は暗くなってから(露出オーバーの失敗作)、下の画は没する直前のもので電線などが邪魔しています。



夏の大三角形 ↓

こと座のベガ、白鳥座のデネブ、おうし座のアルタイルが為す、「夏の大三角形」は頭の上にあります。こういう位置は三脚を使って写真撮影するときに、はなはだ厄介です。



土星と木星 ↓

南の空には(左)土星と、(右)木星が見えています。木星が特に明るいですね。



土星 ↓

カメラのレンズではいくら拡大して行っても土星の環までは見えません。



木星 ↓

明るい木星を撮り、画像ソフトでどんどん拡大していくと、木星の周りに星が四つ見えて来ます。確証はないのですが、ガリレオが望遠鏡で見つけた4つの衛星なのでしょうか。



火星 ↓

東の空には夜の10時頃に火星が昇ってきます。これは随分赤っぽくて明るい星でした。


こうして近くの星を撮りながら気づいたことですが、肝心の金星を撮っていません。
宵の明星は、この時期には太陽に近いところにありますので、見るのも撮るのも無理。明けの明星は寝坊をしていますので、小生とは縁が薄いようです。
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1993年黒部源頭の山行 その6(最終記事):野口五郎小屋を出て、8/13薬師沢小屋泊 8/14折立に下山するまで

2020-08-19 07:07:31 | 草花
野口五郎小屋には8月12日の晩にお世話になり、翌早朝に小屋を出て、前日歩いた道を戻って行きます。
水晶小屋を過ぎてから祖父岳に分岐する道に入り、祖父岳の山頂を通過した後、雲の平に下って行きます。
雲の平を通り過ぎると薬師沢の小屋まで下り、8月13日の晩はそこにお世話になります。
翌日は雨の中でしたが、太郎兵衛平まで登り返して、そこからまた8月10日に登って来た道を、今度は下って行きます。
終点の折立に下山するまでを二日分纏めてレポートします。
行程図 ↓


断面図 ↓




野口五郎岳より南アルプスの北部 ↓


カシバードで ↓

前日は南アルプスの方角は興味を引かれませんでした。おそらくは靄に視界を閉ざされていたのでしょうか? 明けてこの朝は早い時間ですので輪郭が見えていました。



南アルプス中南部 ↓


カシバードで ↓

塩見岳から荒川・赤石・聖岳まで見えています。

野口五郎岳の山頂を後にして来た道を只管戻ります。この後祖父岳山頂に着くまで、3時間40分ほどは画像がありません。
このことは山に入って日にちが経ち、いささか山に倦んできたのかもしれません。また、同じ道を引き返すことにうんざりしていたからかもしれません。


ともかく祖父岳に到着正面に薬師岳 ↓

祖父岳の山頂は「ここがピークだ!」という自己主張に乏しいところだったようで、印象が薄かったです。正面に薬師岳が大きく見えています。



剱・立山と赤牛岳 ↓

祖父岳の山頂からあたりを見回します。剱・立山方面はこれが見納めとなったようです。



黒部五郎岳 ↓

黒部五郎の秀麗な姿もこれが最後だったようです。



雲の平に向けて下る ↓

雲の平山荘のある方角に下りて行きます。



雲の平鳥瞰 ↓

初めて入る雲の平に期待しています。



雷鳥 ↓

また、ハイマツ帯の中を歩いて居ます。雷鳥にはこの山行ではこの一度だけ出会いました。



雲の平山荘に荷揚げ ↓

へりが来ていましたので撮っておきます。この山行では行動食をずっとカロリーメイトだけにしてきたので、飽き飽きとしてしまい、もう我慢の限界になっていました。
このあとこの山荘に入り、カレーライスを食べて、やっと留飲を下げました。



雲の平から水晶岳 ↓

水晶岳(別名:黒岳)も双耳峰なんですね。雲の平の平原(台地)を遮るように聳えています。



木道 ↓

雲の平の湿地部分には木道が渡されています。この雲の平という所はなかなか評判の高い場所です。その日の晩に小屋で同宿の方と話をしたのですが、彼は植木屋の職人さんで、自然の景色がとても庭造りの参考になると言っていました。
ところが小生ときたら、感性が大分低下していて、この有名な雲の平を横断して歩くことにさえも倦んでしまっていました。



薬師沢小屋 ↓

今夜の宿に午後一時前についてしまいました。こんなことなら雲の平で昼寝を入れるなりして、もう少しのんびり過ごせばよかったです。


明けて、8月14日の朝、この日は起きた時から雨が降っていました。
食事後、雨具を纏って歩行開始します。まず来た時の太郎兵衛平まで登り返します。
そして、8月10日に登って来た道を、今度は下って行きます。
全行程雨の中でした。


折立着 ↓

降り続く雨の中、車を置いた場所に戻りました。車での帰りの道は有峰湖に立ち寄ったりしながらのんびり走りました。
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27年前に歩いた黒部源頭の山旅 その5:鷲羽岳からワリモ岳水晶岳を経て野口五郎岳まで

2020-08-18 07:08:14 | 草花
暑い日が続きますが、高い山に入れば熱中症などは問題ない・・・・・などと思うのは間違いみたいで、以前のことですが、雨飾山で絶望的な疲労感と倦怠感を覚え、これはきっと「昔言っていた霍乱(かくらん)」に違いないと思いました。
また中央アルプスの越百岳から南駒ヶ岳経由で岩稜を空木岳まで歩いた時にも、信じられないほどの倦怠感を覚え、やっとのことで空木駒嶺ヒュッテに逃げ込んだことがあります。
気温の逆転現象というのもあるそうですが、上の二つの症例はかんかん照りの日光直射を受けて体温調整が出来ず、熱中症にかかった事例なんでしょうね。
幸いなことに、そういう時の自前の処置を何とか間に合って行ったので、遭難にはつながりませんでした。
高山だからと言って、気温が下がるに違いないと油断して居てはいけないですね。

ここでは鷲羽岳から、野口五郎岳目指して歩き始めて、大変暑い中でしたが、何とか歩き通して野口五郎小屋に着くまでをレポートします。

行程地図 ↓


断面図 ↓

最上の天気に恵まれて青線の部分を歩きました。(結局この日のトータルでは黒部五郎小屋から野口五郎小屋まで二つの「五郎さん」にお世話になったことになります。)



ワリモ岳の左に薬師岳 ↓


カシバードで ↓

ワリモ岳に向かい鷲羽岳を後にして稜線を下って行きます。行く手にワリモ岳、左手に薬師岳が見えています。

ワリモ岳では殆んど頂上を通過したような歩き方でしたので、山頂での画がありませんでした。


水晶小屋到着 ↓

水晶小屋に着きました。この小屋には泊まりませんが、ここから水晶岳に分岐する道が始まります。


小屋の屋根越しに ↓


カシバードで ↓

立山連峰と後立山連峰が見えます。



黒部湖と後立山連峰 ↓


カシバードで ↓

黒部湖と白馬三山、唐松、五竜岳まで見えます。



黒部湖 ↓

空が青い時は湖水もこんなに映えるのですね。



唐松・五竜・鹿島槍 ↓


カシバードで ↓

後立山連峰の重鎮たちをズーム一杯に引き寄せます。



鹿島槍ヶ岳 ↓

双耳峰の鹿島槍ヶ岳の雄姿をズームアップして眺めます。



野口五郎岳 ↓


カシバードで ↓

真砂岳と野口五郎岳はこれからすぐに水晶岳をピストンしてきますが、そのあとそちらに向かって歩きます。

水晶小屋の付近に荷物を置いて、身軽にして水晶岳を往復して来ます。



水晶岳(別名:黒岳) ↓

水晶岳の山頂に着きました。来る途中に山名由来の水晶が落ちていないかと探しながら歩きましたが、見つけられませんでした。

水晶小屋の前に戻り、リュックを担ぎ直して、太陽のぎらつく、岩屑の敷かれた道を進みます。


野口五郎岳に近づく ↓

野口五郎岳までの道のりは結構長くて、道筋には花や木が乏しいので結構うんざりしながら歩いて居た記憶があります。



野口五郎岳 ↓

やっとのことでたどり着いた野口五郎岳の山頂は、裸地のようになっていて、ここでも暑い思いをしたことを覚えています。



眼下に野口五郎小屋 ↓

眼下に小屋が見えているので、安心して頂上でのんびり過ごせます。



水晶岳 ↓

先ほどはあそこからこちらを眺めましたが、今度は野口五郎岳の山頂から水晶岳を眺めます。
この年はお盆の季節でも山肌に雪が残っています。



野口五郎小屋 ↓

この晩はこちらでお世話になりました。前夜とは違い、部屋を広々と使えたので、好印象が残っています。

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