ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

7/24日 田立の滝 その6(最終記事):もと来た道を使って18時半過ぎに下山

2022-07-31 04:54:42 | 草花
七月の末日となりました。今週は暑い日が続くそうですからご用心です。
7月20日から始まっていた土用は(夏の土用入り)、8月6日まで(夏の土用明け)続くわけですから、暑さのレベルとぴったり合致することになります。
そして、8月7日は立秋ですから気持ちだけ、字面だけではありますが、少しだけ(気休めに)涼しさを想像してみることにします。
しかし、暑さは8/23日の処暑の頃にもまだしっかりと居座っているはずですから、暑さとの闘いは気を抜くわけにはいきません。

今回が「田立の滝シリーズ」の最終記事になります。記事の進め方は誠にスローペースでしたが、半分はボケ防止のために記事作りをしていますので、その点を緩く見ていただければと思います。
小湿原の木道 ↓

湿原に作られた木道を戻っていきます。花が無く、虫も野鳥もいない静かな空間でした。

広い林道(地道の進入禁止の車道)に出て、戻っていきます。

リンドウ ↓

林道上にリンドウ(駄洒落?)つぼんではいましたが、秋の花を見て心がなごみます。



青空 ↓

木々の合間からきれいな青空を見ました。「あぁ山に来たなぁ」と気持ちが昂揚した時でもありました。



林道出会い(=下山道の入口) ↓

これから山道に戻り、登ってきた道を今度は下っていきます。



渓谷に戻る ↓

橋や桟橋をいくつも渡っていきます。



ヤグルマソウ ↓

ヤグルマソウの特徴ある葉を見ました。同じ道を登ってきたのでしたが、来るときには気づきませんでした。
花もありましたが、この時期にはさすがに萎んで哀れな姿でした。



雲上橋 ↓

ここは吊り橋と桟道のメッカのようになっています。



足元が怖い! ↓

この木の桟道は足元に隙間があり、もしも濡れていたらいかにも滑りそうで怖い思いをして通りました。



天河滝 ↓

天河(てんが)滝まで戻って来ました。あたりはやや薄暗さを感じます。この時の時刻は午後5時10分。
おそらく山の端に太陽が沈んだ頃ではないでしょうか。



対岸に木の花 ↓

対岸の木の上面に花がたくさん付いています。木肌で見るとリョウブではないようです。
では、何の樹なのか?  いろいろ考えましたがよく判りません。ミズキあたりになるのかな?



廃れた橋 ↓

古い橋が谷に垂れさがっています。



新しい橋 ↓

こちらが新しい橋の方で、本当に至れり尽くせりだと思います。



地味な白花 ↓

やや湿った場所で小さな白い花が地味に咲いています。これはヤマトウバナでしょうね。



夕空に不動岩 ↓

夕空に不動岩が見えています。今回はあの岩を訪ねませんでしたが、いつかあそこまで行ってみたいものです。



登山口に着 ↓

18時35分過ぎに、朝歩きはじめた地点に戻って来ました。看板の右手に水が引かれていて、ここで喉を潤し、汗を拭きます。



総歩行数 ↓

久しぶりに充実した山歩きが出来ました。
恵那駅経由で家に着いたのは22時半頃でした。 この山行の疲れは以後4日ほど後を引きました。
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田立の滝 その5:林道(一般車は入れない荒れた地道の車道)を歩いて小湿地のある天然公園まで。

2022-07-30 04:18:33 | 草花
今月もあと二日を残すだけになりました。
いつものように暑い日が続きますが、コロナの方は暑さとはかかわりなく相変わらず猛威を振るっています。
素人目ではこれだけ手綱を緩めて、徒に流行らせてしまって良かったのか心配です。
旧統一教会の許し難い悪のはびこり方や、例の国葬儀問題ですね。
いろんな問題があちこちから噴出していて、こういうことを放置しておくと政治が停滞してしまいそうで、国民生活がますます圧迫されかねません。
小生の場合は、これまで好意的に見てきた岸田政権ですが、どうやら正念場を迎えつつあるようです。
月が替われば何か新しい良いことがやって来る・・・・・・なんの根拠もないことですが、どうせなら楽観的に次のステージを迎えてみようと思います。

田立の滝シリーズのレポートに入ります。
熊さんの落とし物 ↓

登山口に熊の出没に注意するよう看板が出ていましたが、林道に「堂々たるもの」が落ちていました。
あまりに生々しいものですので、実写画像はマスク掛けしました。




天然公園入口 ↓ ↓



林道歩きを始めてからおよそ50分後に天然公園の登山口に着きました。
この林道歩きでは距離約1.8kmあって、標高を約120メートルほど上げました。
ここから山道に入っていきます。



ツルアリドオシ ↓ ↓



ツルアリドオシの白い花と、同じ場所で赤い実も見ました。



避難小屋 ↓

木立の中に避難小屋があります。(小屋の中を覗きはしませんでした。)



また大きなカエル ↓

今度見た蛙は色が赤っぽく明るい色の個体でした。道で見たオタマジャクシはこの種類のものだったのでしょうか。



小湿地 ↓

やがて小規模の湿原に着きました。木道が渡されていて至れり尽くせりですね。
期待していたのですが、草花を見つけることが出来ませんでした。



展望台 ↓



木製の展望台がしつらえてありますが、朽ちかけているようで、心配しながら上がっていきます。



青空 ↓

展望台で見た「一番」の景色はこれでした。



遠くに見えた山 ↓

あの山は一体何なのか見当がつきませんでした。 そこでカシバードで描画確認します。

カシバードで確認 ↓

どうやら鉢盛山のようです。

ここからは狭い視角ですが、中央アルプス、北アルプスの一部、木曽御嶽が見えるそうですが、すぐ手前にある立木が視野を遮っているし、天気も遠くの空を霞ませていましたので残念な眺望でした。

これにて展望台から下りて、小湿原を一回りして帰ることにします。

ハナヒリノキ ↓

展望台の下でハナヒリノキのまだ若い実を見ました。



シャクナゲ ↓

花は付いていませんが、シャクナゲがあるということも確認できました。これはアズマシャクナゲでしょうか?



ギンリョウソウ ↓

花の盛りを通り過ぎた、くたびれ果てたギンリョウソウを見つけました。
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田立の滝 その4:不動滝 龍ヶ瀬 そうめん滝 を経て林道に至る。林道歩きの途中まで。

2022-07-29 04:46:31 | 草花
夜になるときまって空が曇って来る・・・・・二度目の梅雨明けからまだ一週間経っていませんが、未だに天気の安定が来ていません。
その所為で、夏の夜空の月・星・ISSを長いこと見ていない気がします。
いま、月は新月付近にあり、見えませんので、7月31日頃の日暮れ時に西の空に細い月が見え出すまでの我慢となりそうです。
ISSの航行は昨晩あたりから都合の良い時間帯に空を翔けているようですが、これを眺めるのもお天気次第となっています。
もしも夜空が晴れ渡るようでしたら、8月6日ころまで見え続けていくようです。

田立の滝山行のレポートに入ります。
不動滝とシモツケソウ ↓

シモツケソウと豪快な滝とでは量感がアンバランスで画ヅラの収まりが良くありませんでした。



不動滝の全景 ↓

これも豪快で華麗な滝でした。惚れ惚れと見惚れてしまいます。



足元にごく小さなポットホール ↓

足元で直径10センチくらいで深さが2センチに満たないポットホールがありました。中に二つ入った石ころは丸い穴を穿つ役割を持っているのかもしれませんが、普通はパチンコ玉のように真ん丸になると聞いていましたが、これはまだ穴が浅くて、中の石が入れ代わったりしているのではないかと思いました。



ちどり桟橋 ↓

足元がややおぼつかない桟橋だからこういう名前が付いたのかどうか・・・・・



龍ヶ瀬付近 ↓

この付近では落差の大きな大瀑布は見られなくて、清流を見て楽しむ道が続きます。



そうめん滝 ↓

これが果たして「そうめん滝」なのかどうか半信半疑で撮っています。規模は小さくて落差は50センチほどでしたでしょうか。



箱淵 ↓

岩の様子が木箱のように角ばっているから、こういう名前にしたのかどうか・・・。これも想像の世界で向き合っています。



イワナ ↓

箱渕の清流を見つめて魚探しをしていたところ「ゆる山さん」がイワナ?を見つけてくれました。



ニガナ ↓

花の少ない時ですのでこういう花にも飛びつきます。



林道に出逢う ↓

山道を登り詰めると林道に出逢いました。この林道はかつて木材を運び出すトロッコのレールが敷設されていたようで、標高1320メートルくらいのところにあります。



これからこの林道を使って最後の目的地である、天然公園(小湿地)に向かいます。 ↓




リョウブ ↓

リョウブは夏の花で、お盆のころに山を歩くと三河の山でも良く見かけます。



イタドリ ↓

イタドリの花はこれからですね。



ヨツバヒヨドリ ↓

この花にはアサギマダラが吸蜜に来ることで知られています。



トリアシショウマ ↓

道端でこの花も一か所だけで見ました。



オタマジャクシ ↓

道路に水が溜まっていて、そこにオタマジャクシがいました。もう足が出ていますね。
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田立の滝 その3:洗心滝 霧ヶ滝 天河(てんが)滝 不動滝まで。 田立の滝の核心部

2022-07-28 04:46:41 | 草花
本日は田立の滝の核心部をレポートすることになります。
同行の「ゆる山さん」がいつも先行して歩いてくれましたが、滝の見える直前に来ると、小生を先頭にして歩かせてくれるという、粋な計らいのお蔭で、初めて眼前に迫る滝と対面したときの衝撃と感動を毎回味わわせていただきました。
実際、今回レポートの滝はどれも落差が40メートルほどあり、水量も豊かで、背後の岩盤の存在感は大迫力があり、滝を見るのに一番良い条件であったような気がします。
それと同時に予想もしないような迫力で展開される滝の様を只「凄い!」という言葉でしか表現できない語彙力の不足を情けなくも感じたものでした。
タマガワホトトギス ↓

久しぶりに見た、黄色いホトトギスです。



ギボウシ ↓

滝のしぶきのかかるような場所では岩盤にギボウシが付いています。



コアジサイ ↓

コアジサイはもう花が終わったようです。



洗心滝 ↓

この滝は川まで下りずに登山道から、樹の隙間を狙って撮りました。



渓流沿いの木の桟橋 ↓

こういう桟橋が至る所に掛かっていて、お蔭で安全に往来できます。



霧ヶ滝 ↓

川底まで下りて全貌を撮りました。水流は細かい粒のように見えてこれが「霧ヶ滝」の命名由来になったのでしょうか。



吊り橋 ↓

沢山設置されたこういう施設のお蔭で、瀧見をできますが、もしこれが無ければ随分危険な箇所がたくさんあると思いました。



天河(てんが)滝 ↓

先ず全貌を見ます。

上部 ↓

水の落ちる部分を望遠で引き寄せます。

滝の裾部 ↓

滝の裾に近づきます。マイナスイオンがびんびん当たっているのでしょうが、全く感じることが出来ないのが残念です。



クサアジサイ ↓

天河滝から離れて登山道に戻ります。川沿いでクサアジサイを見ました。



古株 ↓

大きな切り株だなぁ と思って撮りましたが、もしかしたら生きている木だったかもしれないと疑念が沸いています。



天河吊り橋 ↓

天河滝の上流に架かる吊り橋を「ゆる山さんが」ゆらゆらと渡っていきます。



小滝 ↓

不動橋の上から小規模の落差の滝をゆっくりと愛でていきます。



不動滝 ↓

往きでは不動滝を大雑把に眺めておき、帰りに近づいてじっくり眺めることになりました。



不動滝でノギラン ↓

不動滝を好位置で見るために川底に降りる必要がありましたが、やや足場が悪かったので、近場で咲く花を撮るだけに留めました。
この花はノギランですが、時期的には遅かったようです。
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7/24日 田立の滝 その2:樹林帯の中を渓流に沿ってらせん滝を目指す。

2022-07-27 09:57:14 | 草花
田立の滝を見る山道は(すべて)樹陰の中を登ことになり、標高も800mを超すあたりから始まっていますので真夏でも焼け付くような暑さとは遠い所での歩行アルバイトとなっています。
季節は夏の真っ盛りですので、道端に草花がそうたくさんは出てこないのが、寂しいところですが、今度はその分だけあたりの景色に目を遣ることが出来て、そういう山歩きとなっています。

オカトラノオ ↓

”教科書通り”ではなくて、花穂が縮こまった花でしたが、オカトラノオを一輪だけ見ました。



やや滑らかな川底 ↓

道端でチラ見した流れは川底が滑らかなところだったようです。



トチバニンジン ↓

トチバニンジンはこのように赤くなった実を付けるものもありましたが、青い実をつけたものもいくつかありました。



石の上に生えたサワラ ↓

「石の上にも三年」、彼の達磨大師が悟りを開いた故事にあやかって「石の上にも三百年」という看板があり、これを「さわら大師」と名付けていました。樹種はサワラで、三百年もののようです。



ケヤキ ↓

平地ではケヤキの木を見ることが多いのですが、山中でケヤキを見ることは意外と少ないものです。
ここで見たケヤキは「けやきち君」という名前が付いていました。どうでもいいような名づけですね。



ここでもさわら大師 ↓

先ほどのサワラは石の上でしたが、こちらは大地に根差して堂々たるものです。



ヒノキに瘤 ↓

このヒノキにも「ヒノキイチロー」と名前が付いていましたが、何処をとってイチローなのかさっぱりわかりません。
「鼓舞(瘤)ひのき」くらいなら通りが良いのにと思いました。
いずれにしても。こういう特徴あるものは位置情報としては便利が良いですね。



ユズリハ ↓

三河の岩山でよく見かけるものですが、この山でもユズリハの幼い木を一度だけ見掛けました。



樹幹に大きなキノコ ↓

初めはツキヨタケかと思いましたが、それは主にブナにつきますね。針葉樹についたこれは、サルノコシカケのほうかもしれません。



コウヤマキ ↓

コウヤマキは木曽五木(ヒノキ・アスナロ・コウヤマキ・ネズコ・サワラ)の一つで有用な木材です。
以下はネットより引用:「コウヤマキ(高野槙)」は木目が鮮明で、光沢があります。
五木のなかで一番湿気に強く、風呂桶や水桶の材料に使われることが多い木材です。
他の樹種と比べて成長が遅いため、成木があまり採れず、希少な樹木とされています。(引用終了)



不動岩 ↓

登山道の右手で対岸に大きな岩壁が圧倒的な量感で立ちはだかっています。この岩を不動岩というそうで、かつては岩登りのゲレンデにもなっていたようですが、現在は「長野県指定文化財「名勝」の指定範囲内」に位置しており現在は「登攀禁止」となっています。
それはともかくとして、遠くから眺めてもその貫禄と品格は並大抵のものではありませんでした。



大きな蛙 ↓

ここで道端に大きなカエル君を見ました。



木の桟橋 ↓

岩を回り込むように歩く箇所も出てきました。



切り株の「大杯」 ↓

切り株は木の中心から朽ちていくのですね。
上から見ると大天狗様の酌み交わす酒の入れ物にも見えてしまいました。



らせん滝 ↓

河底に降りていき、見上げると「くの字」状に(これを螺旋と見たか?)水が落ちています。落差はおよそ40メートルくらいでしょうか。田立の滝のうち、今回最初に見た大規模な滝で、大変印象的なものでした。
コメント (2)
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