LUNACY

cygnus' blog

『女ぎらい-ニッポンのミソジニー』上野千鶴子

2012-02-05 23:09:44 | 本・コミック
とにかく、キョーレツな(笑)一冊。
おいおい、男子だって(おそらく女子だって)もっと多様で、みんながみんなそうじゃないだろうよ。と、何度も思う内容の本。
おっしゃりたいことはわかるんだけれど、極端な例を多数派であると決めつけているというか。複雑なことを複雑なままとおっしゃっていた割に、結構一元的に「男はこうである」と決めつけられている感じがする内容。
深層心理とか無意識とかに植え付けられているこをと暴こうとしているのはわかるんですけれどねぇ。
本文ラストの方の言葉を借りると「男性性」を批判されているのに「個々の男性存在」(としての自分)を否定されていると思いそうになる本。

ただし、以上の内容と文体は、一応は、不快を読者に与える戦略で(も)あると。
「あとがき」を読まないと誤解される本だわw。
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『愚民社会』大塚英志×宮台真司

2012-02-05 22:58:02 | 本・コミック
三章構成になっていて、語りおろしと、2003年の対談と2004年の対談の収録。
語りおろしは、震災後の社会について。

ただ、後者2つは、インタヴューアーが大塚先生で、インタヴューイーが宮台先生。
また、コレは、内容的には、「波状原論S改」とか「限界の思考」での東浩紀先生(&鈴木謙介先生)とか北田暁大先生との対談内容、あるいは、当時のM2(宮崎哲弥さんとのコンビ)の対談の内容の復習という感じ。

語りおろしのところのみについてコメントすると。
とにかく、爆弾発言というかハジケタ発言が多いというか、今まで読んでないくらいに暴れている(笑)のは大塚先生のほう。
んで、一番吹いたのは、宮台先生の発言「そっか建築家ってもともとセカイ系なんだね(笑)。」(pp.75)でした。
大塚先生が「土人」というコトバを連発されているのですが、この言葉を聞くと、どうしても、自分の高校の時にやらされた「土人踊り」を思い出してしまう。
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外山啓介×ラフマニノフ・ピアノ協奏曲第2番

2012-02-04 18:55:43 | ピアノとクラシック
日本センチュリー交響楽団
指揮:山下一史
シンフォニーホール←ココ、マジで音響が(・∀・)イィ

ほか、チェロの辻本玲くんのドボルザークもありました☆

時間ないので、外山くんの演奏の感想のみにて失礼m(__)m。

全体として、細やかなメロデイラインが滑らかになった印象~。キレイというかガサツさが消えた感じ。
指の動きが昔より柔らかくなったかもしんない。
ただ、何度も演奏してきて何の進歩もなかったらヤバイよな(笑)。

第一楽章のイントロの和音の弾き方を変えたかな?(笑)なんか聴いたことのないフックのかかり方だったよ。
んで、オケが入ってきた後の、左手。
この低音がけっこう重い。外山くんの演奏でここまで重いのあったかな?調律のせいかもだけれど、よく言えば「厚み」が出てたぞ。
というわけで、結構、第一楽章の展開部でアタシは、おっ!となりました。

ミスはあったのかもだけれど、アタシは気付きませんでした(笑)。
あと、さりげない聞かせドコロでオーケストラがウルサイw。(もうちょい抑えろw)

それにしても、聴きながらピアノ教師的になってしまってよくないねぃ~(笑)。
「そう!」とか「ok(o^-')b」とか、ココロのなかで言っているもんねw。←何様だよ(σ∀俺)


終演後。ホールを出るとき。
白髪のオッサンがラフ2をスキャットしていてウケた(笑)。
しかも、オケの側の、ダーララーラって、そっちかよ!みたいな(笑)。
やっぱり、タンタタタタタタ・タンタタタタタタ・タンタタ・タンタタ・タンタタタタタタっちゅうピアノでしょ~w。
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