ダイヤモンド社・単行本版にて読了。
本書の内容に対して、著者の内いったい誰が最終編集責任を負っているのか取りまとめ代表がわからないという点で、内容・主張との整合性に吹いてしまう一冊w。
また、第一章(主として事例解析)については、論文としての体裁を欠いていたり、国語的に悪文(中学高校大学入試に使えないw)が散見されるなど、超高学歴者執筆陣なのにオイオイな本。
例えば、図に凡例がない。読者想像力を頼るの?(←こういう暗黙知頼りがマズイという主張の本ではないのか?w
しかし!
この本の言いたいこと自体は極めて示唆に富むので、読む価値は十分に有り。
日本軍は第二次大戦当時後半、なぜうまくいかなかったのか?負けたのか?失敗を活かせなかったのか?の冷静な考察を行っている。
書かれている内容に自分個人レベルでドキっとするし、所属する組織について他人事とは思えないと思うし、不祥事を起こした会社や官僚や政治家について戦時中を笑えないと思う。
この「戦史を通した日本型組織の欠点のまとめ」は、今のわれわれの鏡になってしまっていると思う。
真っ先に思ったのは、みずほ銀行のトラブル(笑)。
ただ、この本はやはり物足りない。
それは、戦記のまとめと原因追求の考察に終始していて、これから我々はどうすべきかの提案など編者の意見がまったくないとは言わないまでも、かなり弱い点にある。
仮の話だが、これも、突出した意見を表明できない執筆陣同士の気の遣い合いだとしたら、ちょっと悲しい。
本書の内容に対して、著者の内いったい誰が最終編集責任を負っているのか取りまとめ代表がわからないという点で、内容・主張との整合性に吹いてしまう一冊w。
また、第一章(主として事例解析)については、論文としての体裁を欠いていたり、国語的に悪文(中学高校大学入試に使えないw)が散見されるなど、超高学歴者執筆陣なのにオイオイな本。
例えば、図に凡例がない。読者想像力を頼るの?(←こういう暗黙知頼りがマズイという主張の本ではないのか?w
しかし!
この本の言いたいこと自体は極めて示唆に富むので、読む価値は十分に有り。
日本軍は第二次大戦当時後半、なぜうまくいかなかったのか?負けたのか?失敗を活かせなかったのか?の冷静な考察を行っている。
書かれている内容に自分個人レベルでドキっとするし、所属する組織について他人事とは思えないと思うし、不祥事を起こした会社や官僚や政治家について戦時中を笑えないと思う。
この「戦史を通した日本型組織の欠点のまとめ」は、今のわれわれの鏡になってしまっていると思う。
真っ先に思ったのは、みずほ銀行のトラブル(笑)。
ただ、この本はやはり物足りない。
それは、戦記のまとめと原因追求の考察に終始していて、これから我々はどうすべきかの提案など編者の意見がまったくないとは言わないまでも、かなり弱い点にある。
仮の話だが、これも、突出した意見を表明できない執筆陣同士の気の遣い合いだとしたら、ちょっと悲しい。