BIKEBIND自転車日記ブログ2

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中国でのチタンフレームの製作風景を見てみよう

2014-11-20 19:10:00 | チタニウム系素材
これが今は普通のチタン溶接風景です(笑)。

アメリカやヨーロッパでもこんな感じです。チューブに不活性ガスを流し込み、大気中で溶接できるようにしています。




ああ、そういえば、昔パナソニックがパルスウェルドという大気中で溶接できる方式をとっていましたね。後にリコールが掛かって全部回収されてしまいましたが(苦笑)。でも販売してかなり経ったのに交換していたので、パナの良心を感じましたよ。日本で二番目の大手がチタンというのも……、よくよく考えると面白い国ですね。



ネーヴィの工場を見てみよう

2014-11-20 18:52:00 | 自転車
チタンバイクは少数派ですが、ネーヴィは頑張っていますね! ここはなんでもチタンで作ってしまいます。MTB、ロードバイク、小径車、リカンベント、クロスバイク、Eバイクなどなど……。

先日公開されたチタンメイドのフロントフォークも、久々に感動した逸品でしたし。ここのこだわりは見ていてニヤニヤしてしまいます(笑)。




エンドはウオータージェットカッター(!)で切り出しています。

今、ヨーロッパの金属系フレームメーカーは減少しています。カーボンへのシフトも理由の一つでしょうが、後継者不足も一因だと聞いています。そんな中ネーヴィはとても意欲的だと思います。そういえばサイクルモードでパドゥアーノが日本での取り扱い先を探していましたが、今までのディストリビューターは辞めてしまったんですかね?

しかしまあ、この動画を見るとネーヴィのすごさがわかります。今はメーカーにオリジナルチューブを作らせているところが多いと思いますが(特にハイドロフォーミングチューブは)、ここは基本的に丸チューブを仕入れて、自前で形状を整えています。

そして溶接。はじめは普通の工房で溶接をしていたので、遂にネーヴィも他のメーカーのように大気中で溶接する方式に変わったのかあと思って居たところ……。それは仮溶接で、本溶接はちゃんとネーヴィの代名詞でもある専用釜でやっていました!

うれしくなってしまいました(笑)。