BIKEBIND自転車日記ブログ2

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Srofautó レーシングチーム謹製、フルカーボンDHバイク

2012-07-09 03:47:00 | 自転車
ハンガリーのメーカーなのでしょうか? まったく聞いたことがありません。しかし写真を見る限り、かなりな完成度を持っています。さらに国内選手権にもデビューするとか。






http://bikemag.hu/magazin/hirek/hazai-karbon-downhill-bringa-keszult

フレームとしては、8インチトラベルで、重量は3.78キロ。カーボンだからと言って極端に軽いわけではありませんね。なにやらシート部が一体成形されている感じです。え? DHバイクでインテグラルシートポスト? サドルも? とすると……、軽いのかもしれませんね。

リンクはケブラーを混入しているみたいなので、ねじれとかにも強そうです。なかなか良いポイント突いてます。

さらに良いなと思ったのは前三角ですね。ヘッドチューブとシートチューブ、ダウンチューブの接合点を上手い具合に一体化して剛性を確保すると同時に、ダウンチューブの窮屈なS字型ハイドロフォームデザインから脱却しています。

注目のリヤサス形式なんですが……、コメンサル? いやコメンサル! といった感じです(苦笑)。もう完全にコンタクトシステムエヴォという感じです。ユニットはリンクとチェーンステーにつながり、フローティング化されていますし、リヤエンドのピボットはシートステー側にありますし。

最近は似たようなのが多いですが、これは……。アウトでしょうか、セーフでしょうか? 私にはちょっと判断がつきません(苦笑)。

でもフルカーボンで作った熱意は買いたいですね。大手以外はカーボンDHバイクまで手が届いていませんから。



2013 フォンドリエスト垂れ流し

2012-07-09 03:24:00 | 自転車
ぬ?

今年とあんまり変わりがないような……?


TFゼロ

TF2 1.0


TF3 1.2


R20


RP3


SF2
http://www.cyclinside.com/Technews/Biciclette/Corsa/Fondriest-2013-+-Dalla-leggerissima-TfZero-fino-al-modello-in-acciaio+-Con-tanti-dettagli-favolosi.html

一応説明書きを見ると、TF2のフォークが変更になったりしています。あとは各フレームのワイヤ内装化ですね。これは電動コンポ対策でもありますから、各社必然的に行っています。シマノは外回しでも良いのですが、カンパは内装にしないと保証しないと言っています(国内だけかもしれませんけど)。カンパEPSはまだまだ高級なため、売れ筋はシマノ・アルテグラDi2でしょうけど、それでも準備を怠るわけにはいきませんね。

TFゼロはすでにフレーム単体で700グラム台にのっていますから、あえて無理はしてこなかったのでしょう。



2013 リドレーちょいちょい

2012-07-09 02:40:00 | 自転車
ミッドレンジのエクスカリバーやダモクレスが見当たりませんが、注目どころはそろったようです。ロードはヘリウムがモデルチェンジ、シクロクロスはすべての車種にディスクブレーキモデルが追加された模様。










ヘリウムSL
まあ何より注目はヘリウムSLでしょう。フレーム単体で780グラムをマークします。いやいや軽い! というか最近は右を見ても左を見てもこんな重量になってしまいました。エアロタイプかコンフォートタイプかはさておきますが、ロードバイクメーカーのトップレンジは700~600グラムというとんでもない数字を寄贈までになりました。バイクにおいて軽さがすべてではありませんが、1000グラム前半のフレームと比較すれば半分の重量ですから、この世界になれてしまうと戻れないでしょうねえ……。

最近は軽さにおいて名前負けしていた状態でしたが、今回はまさにモデル名ヘリウムに相応しい重量となりました。50トンクラスのカーボンを用いるなど、素材からの見直しもありますが、インテグラルシートポストを止めたのも要因の一つでしょう。ここに収まるのは27.2ミリのシートポストです。高弾性カーボンの堅さを補うために、細くして快適性を上げようということでしょう。シートステーも針金のような細さです。

BBはプレスフィットBB30にしています。スラム・レッドを採用するならアリな規格です。

ケーブルはダウンチューブは内蔵されましたが、トップチューブは外装です。なにやら半端ですね。それともこっちのほうが軽く済むというのでしょうか?

何はともあれ、ノアファストにちょっと取り残され気味だった軽量モデルヘリウム。このモデルチェンジで再びツートップを張れるようになりましたね。


ノアファスト(シマノバージョン)


ノアファスト(カンパバージョン)


リズ



Xナイトディスク


Xファイアディスク


Xボウ


Xライドディスク
http://www.bikerumor.com/2012/06/22/2013-ridley-road-bikes-780g-helium-sl-new-fenix-noah-fast-complete-builds-liz-womens-model/#more-45190
http://www.bikerumor.com/2012/06/22/2013-ridley-goes-all-in-for-disc-brake-cyclocross/

ノアファストは基本的に継続の模様。私、ノア大好きなんです。この筋肉モリモリ感がたまらなく良いですね! 無駄にエアロ! というところも大好きです(いや、メーカーが謳う効果は知っていますよ?)。でも疑問点があるんです。それはせっかくフレームとツライチ状態になったブレーキのワイヤです。あんな外でぶらぶらしているというのは、あまりにももったいないと思います。是非改善してほしいですね。

リズは女性用モデルの新型です。


あとはリドレーお得意のシクロクロスですね。よもやディスクブレーキ仕様をすべてに投入してくるとは……。従来のモデルとの差別化で、新たな需要を喚起しようという思惑もあるのでしょうが、でもシクロクロスにおけるディスクブレーキの可能性、そして性能を確信したのでしょう。日本でもシクロクロスが流行していますが、リドレーはさすが本場のメーカーだけあり良いモデルを作っています。一押しはXファイアですが、お手頃なXボウも素晴らしいプライスフォーバリューだと思いますよ。



2013 ハッチンソンちょいちょい

2012-07-09 00:54:00 | 自転車
ハッチンソン・インテンシブ700×28Cモデル

お! ついに出て来ました。

何年か前にプロトタイプを見ましたが、ついに製品化されるようです。






http://www.roadbikeaction.com/Tech-Features/content/67/5597/PressCamp-Tech-Report,-Part-4.html

28ミリ幅のロードチューブレスタイヤは、これが初めてとなるのではないでしょうか。ハイプレッシャーがかかるロードチューブレスは、通常の23ミリ幅のモデルでも自前で作れない会社は山のようにあります。というか作れるところは世界で数社であるのが実情です。さらに太いタイヤとなると、困難がさらに増すようです。

数年前に見たときでも「良い!」と確信していましたが、なかなか出て来ませんでした。しかしこの時期になって出て来たのは……、カーボンリムの幅広化、すなわちカムテール理論が急速に浸透したからでしょう。そこに合わせるのに25Cは当たり前、さらにその先があるかもしれませんから。

ワイドタイヤはいくつかの理由で避けられてきました。しかし自転車以外のタイヤの歴史を紐解けば、絶対にワイドの方が高性能なのです。トラクション、グリップ、快適性、重量、空気抵抗、走行抵抗などタイヤには色々な要素がありますが、ひとっ走りしたときにわかりやすいのが走行抵抗です。これはどうしてもそう感じやすいのです。ですが、走りというのは一面だけでは語れません。一瞬速かったからと言って、それがすべてではないのです。グリップやトラクションを排除したとしても、乗り手のエネルギーを効率よく使えるのはワイドタイヤです。それはソーラーカーなどの省エネタイプの乗り物を見れば理解できます。

こういう快適なタイヤはブルベなどに良く推奨されますが、それ以外でもとても優秀です。特にチューブレスタイヤは、クリンチャーと比べると非常に高い振動吸収性を持ち、走りも軽いです。それはチューブが存在しない故の摩擦抵抗の排除に由来します。インテンシブは重量も295グラムとなかなか軽いので、ワイドタイヤのデメリットをかなり克服していると思われます。

踏み味が軽いことと、結果として速く走れるということは、完全なイコールではないのです。

もう一つはアトムギャラクティック。700×23Cのみの展開で、重量は250グラム。2012年モデルは270グラムだったのでマイナス20グラムとなります。中庸なバランスタイプはフュージョン3がありますから、より軽さに特化するという選択は正しいと思います。同社のチューブラーモデルと比較テストした場合、アトムのほうが優秀な成績を収めたようですよ。……一体何がギャラクティックなのかはわからないのですが(苦笑)。

来年、選択肢にしれて後悔しないタイヤ達だと思います。