BIKEBIND自転車日記ブログ2

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ヴィットリアの工場を見てみよう

2012-01-29 16:03:00 | 自転車
おや? 昔見た工場の動画とは違うような……? 移転したんでしょうか? アップ日時も2011年3月ですし。










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広くてキレイになっています。工作機械は古いままのようです。建て替えかな? でも工程は変わっていないかと。タイのライオンタイヤで作って居るんですね。

さすがに糸は仕入れているのでしょうが、ちゃんとケーシングから作っています。現状ではコットン(正確にはポリコットン)のtpiではヴィットリアが頭一つ抜けた320tpiまできています。細い糸を使えばいいというものではありませんが、一つの指標となりますし、ここまで極めれば立派な個性です。

緑のチューブはヴィットリアの証です。チャレンジは赤でしたね。

通常トレッドとケーシングは硫化という工程で接着剤を用いずに一体化させるのですが、高級チューブラーは糸の細さとその構造から接着剤を使って一体化させます。値が張る所以でもあります。

一時は沈んでいたヴィットリアでしたが、EVOシリーズを出してから徐々に復活してきました。特にコルサEVO SCの評判はかなり高いです。一見するとただの古いスキンサイドのタイヤなんですけどね。最新技術でないものが最新技術の結晶のカーボンフレームやカーボンホイールの根幹を支えている……。不思議なものです。

ここのタイヤはバランスが良いですよね。部分部分で言えばミシュランやコンチネンタル、シュワルベに完敗しているところがあるんですが、コンパウンド、ケーシング、チューブの剛性感、しなやかさ、耐久力、機能などが過不足なく揃っています。もちろん値段も。ロードタイヤの雄であり続ける訳です。

それとラボバンクのメカニックのタイヤの貼り付け作業なんですが……、リムセメントの塗り広げになんと! 歯ブラシを使っています! おう! これは目から鱗ですね!! 確かに理に適っています。でも、私はもうミヤタのリムテープで十分です(笑)。極限性能を求める人はセメントが良いのでしょうが、手間もセンターの出しやすさも接着テープの方がラクです。そこら辺は住み分けていいのではないでしょうか。なんでもプロに習えばいいというものではないと思います。