BIKEBIND自転車日記ブログ2

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グアルゼッティ、アルミで挑むハイエンドロード

2012-01-14 23:39:00 | 自転車
良いフレームですねえ。そこまで創意工夫が込められている訳でもありませんが、過去に捕らわれることなく、また流行に流されることなく自分のフレームを作っているようです。

制作者はクレイグ・グアルゼッティ。アメリカ・マサチューセッツ州のビルダーです。






























↓この青いモデルはステンレス








フレーム単体















製作工程























ビルダー付き(笑)



























ジオメトリー図

http://www.embrocationmagazine.com/store/gaulzetti-corsa

フルアルミでこんなにすっきりとして外連味のないフレームも久々に見ました。溶接跡も別に削っている訳ではありませんし、チューブもしっかりとオーバーサイズです。それなのにこのシンプルさは……。何にでも使えそうですし、カンパニョーロ・スーパーレコードやマヴィック・Rシスがまったく違和感なくマッチしています。こういうバイクは貴重です。

細部に目を向けてみると、使用しているチューブはデダチャイの7000系アルミ、ヘッドチューブはクリスキングやケーンクリークが提唱する44㎜径タイプ。フロントフォークはエンヴェのテーパードカーボン(この44㎜ヘッドチューブはネーヴィなどチューブ加工が困難なメーカーがさりげなく採用してテーパーコラムの恩恵を得ようとしています)。プレスフィットBB30。インテグラルシートチューブなど……。チェーンステーも一見同じに見えますが、左右の指定が書かれているので、内部のバテッドなどを変えているかと。凝ってますねー。本国ではライフタイムワランティをつけているようです。

良いセンスをしています。

なにより480~600㎜(最大620㎜)まで10㎜刻みでサイズを揃えているのはこのブランドの良心でしょう。こういう良心を持ち合わせていないブランドがどれほど増えたことか……。大切なんですよ、サイズって。リチャード・ザックスに憧れていたと言うだけあります。

フレーム&フォークで2800ドルと決して安くないですが、機会があれば手に入れたいと思わせるバイクです。



超軽量MTB。アンダー7000g!

2012-01-14 21:16:00 | 自転車
まあこの手の執念には……、感服するばかりです(笑)。本当に走れるのか? という疑問はさておきましょう。

ベースはスコットのスケール。現行で屈指の軽量カーボンフレームです。さすがに29erではなく、26インチ仕様です。見たことのないようなスペシャルパーツを満ちることなく
6520グラム
を実現しました!
















http://bikemagic.com/gear/bike-of-the-week-6-52kg-scott-scale-superbike.html

まあすごい。炭だらけ(笑)!

マグラ、AXライトネス、チューン、THMクラビクラ、ファイバーライト、シュモルケなどなど……、超軽量パーツのオンパレードです。

全うに走るなら、チェーンリングくらいはアルミにしたいですね。もしくはカーボンTiのようなハイブリッド構造にするとか。

軽量化にさりげなく貢献しているのがアクロス名義になった油圧変速機です。機械式の半分くらいだとか。オイルラインに金属部品が少ないのも一因です。

チューブラーホイールも良いですね。ただTUFOはそこそこの重量があるので、チャレンジやデュガス、ジアックスなどからより軽いモデルが出てくるのを待ちたい感じもします。

あとシュモルケもステムなどですが……、正気ではない数値です(苦笑)。怖すぎ!! 

ブレーキローターやカセットスプロケットはセラデュラのアルミ製を使ったりするとより軽くなるかもしれません。

でもこういうバカバイク(失敬!)は良いですねえ(笑)。