良いフレームですねえ。そこまで創意工夫が込められている訳でもありませんが、過去に捕らわれることなく、また流行に流されることなく自分のフレームを作っているようです。
制作者はクレイグ・グアルゼッティ。アメリカ・マサチューセッツ州のビルダーです。
↓この青いモデルはステンレス
フレーム単体
製作工程
ビルダー付き(笑)
ジオメトリー図
http://www.embrocationmagazine.com/store/gaulzetti-corsa
フルアルミでこんなにすっきりとして外連味のないフレームも久々に見ました。溶接跡も別に削っている訳ではありませんし、チューブもしっかりとオーバーサイズです。それなのにこのシンプルさは……。何にでも使えそうですし、カンパニョーロ・スーパーレコードやマヴィック・Rシスがまったく違和感なくマッチしています。こういうバイクは貴重です。
細部に目を向けてみると、使用しているチューブはデダチャイの7000系アルミ、ヘッドチューブはクリスキングやケーンクリークが提唱する44㎜径タイプ。フロントフォークはエンヴェのテーパードカーボン(この44㎜ヘッドチューブはネーヴィなどチューブ加工が困難なメーカーがさりげなく採用してテーパーコラムの恩恵を得ようとしています)。プレスフィットBB30。インテグラルシートチューブなど……。チェーンステーも一見同じに見えますが、左右の指定が書かれているので、内部のバテッドなどを変えているかと。凝ってますねー。本国ではライフタイムワランティをつけているようです。
良いセンスをしています。
なにより480~600㎜(最大620㎜)まで10㎜刻みでサイズを揃えているのはこのブランドの良心でしょう。こういう良心を持ち合わせていないブランドがどれほど増えたことか……。大切なんですよ、サイズって。リチャード・ザックスに憧れていたと言うだけあります。
フレーム&フォークで2800ドルと決して安くないですが、機会があれば手に入れたいと思わせるバイクです。
制作者はクレイグ・グアルゼッティ。アメリカ・マサチューセッツ州のビルダーです。
↓この青いモデルはステンレス
フレーム単体
製作工程
ビルダー付き(笑)
ジオメトリー図
http://www.embrocationmagazine.com/store/gaulzetti-corsa
フルアルミでこんなにすっきりとして外連味のないフレームも久々に見ました。溶接跡も別に削っている訳ではありませんし、チューブもしっかりとオーバーサイズです。それなのにこのシンプルさは……。何にでも使えそうですし、カンパニョーロ・スーパーレコードやマヴィック・Rシスがまったく違和感なくマッチしています。こういうバイクは貴重です。
細部に目を向けてみると、使用しているチューブはデダチャイの7000系アルミ、ヘッドチューブはクリスキングやケーンクリークが提唱する44㎜径タイプ。フロントフォークはエンヴェのテーパードカーボン(この44㎜ヘッドチューブはネーヴィなどチューブ加工が困難なメーカーがさりげなく採用してテーパーコラムの恩恵を得ようとしています)。プレスフィットBB30。インテグラルシートチューブなど……。チェーンステーも一見同じに見えますが、左右の指定が書かれているので、内部のバテッドなどを変えているかと。凝ってますねー。本国ではライフタイムワランティをつけているようです。
良いセンスをしています。
なにより480~600㎜(最大620㎜)まで10㎜刻みでサイズを揃えているのはこのブランドの良心でしょう。こういう良心を持ち合わせていないブランドがどれほど増えたことか……。大切なんですよ、サイズって。リチャード・ザックスに憧れていたと言うだけあります。
フレーム&フォークで2800ドルと決して安くないですが、機会があれば手に入れたいと思わせるバイクです。