BIKEBIND自転車日記ブログ2

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マグラ、ロードコンポーネント開発へ?

2012-01-05 06:47:00 | 自転車
にわかには信じられない話が飛び込んできました。

なんと! MTBディスクブレーキの雄、マグラがロードバイクコンポーネントに参入すると言うのです。もちろんブレーキの専門家であっても、シフト系、クランクなどは専門外です。そこで同国のアクロス・油圧変速機とコラボレートするというのです。








http://www.bikeradar.com/news/article/have-magura-and-acros-teamed-to-develop-a-fully-hydraulic-road-group-32838



うーん、驚きです。とてもとても驚きました。あまりにも意外な会社が名乗りを上げました。確かに2012年はカンパがEPSをリリースし、シマノもアルテグラDi2でミドルレンジを席巻しています。さらに軽量化に特化したと思われる新型レッドも出てきますし。

ひょっとすると今年はロードコンポの大激変の年になるかも知れません。

油圧シフトは電動ほどタッチが軽くありありませんが、機械式より軽く、且つ充電が不要です。さらに重量も機械式より軽くなります。ケーブルの取り回しにも引きが左右されません。アクロスの形式をそのまま持ってくるなら、カンパのエルゴパワーの親指だけでアップ、ダウン両方コントロール出来るかも知れません。

そして油圧ブレーキ。シマノもスラムもワイヤ式から油圧式への移行がささやかれています。長い歴史の中で、遂に転換点がやって来たのかも知れません。キャリパー式なのか、ディスクブレーキ式なのかはわかりませんが。そんななか、唯一と言っていいロード用油圧ブレーキを生産していた会社があります。そう、マグラです。

マグラが本気でやるなら……、歴史が変わるかも知れません。



ケーンクリーク・DBエアの中を覗いてみよう

2012-01-05 06:15:00 | 自転車
2012年注目のリヤユニットであるケーンクリークの新作、DBエア。完全にフォックスの一人勝ちになってしまっているMTBのショック市場に風穴を開けること出来るのか? 

楽しみですねえ。

しかしケーンクリークは一体何屋なのか、分からなくなってきました(苦笑)。ホイールもいつの間にやらMTBとロードは止めてしまいましたし。個人的にはクリキンよりケンクリのヘッドパーツの方が好きなんですよー。

2012 Cane Creek Double Barrel Air DBAir from Sick Lines on Vimeo.












http://www.sicklines.com/2012/01/04/video-2012-cane-creek-double-barrel-air-disassembled-dbair/
http://www.sicklines.com/2011/09/13/2012-cane-creek-double-barrel-air-interbike-2011/



心配なのは価格ですね。多分、ベラボーに高いんでしょう……(苦笑)。コイル式も10万クラスですからね。いくらオーリンズのパテントを利用しているからといって、そんなに掛かるものなのでしょうか? 

でも内部を見て納得した面もあります。それはDBエアが従来のショックとはまったく異なる構造をしているからです。ダブルバレルの由来となっているダンパーの二重構造に加えて、エアスリーブも二重になっているとは……。気がつきませんでした。中空の補強だと思っていたんです。これは一体どのようか効果が?

昨年は少し製作ということに関わったので、規格外といものが非常にコストがかかるということが身にしみて分かりました。DBエアも他社の製品とは全く異なる構造なので、かなり大変なのでしょう。更にメーカースペックインもあまりないですから、量産効果もかなり低いでしょうし。

ユーロバイクや他のショーを見ると、D系バイクのショックにはロックショックス・ヴィヴィッドエアが非常に多く使われていました。今まではフォックス・DHXエア一辺倒だったので、これは新しい動きです。DHXエアもエアスリーブまでカシマコートが施されたので、更に性能向上が期待されます。

定番も良いですけど、新しい試みはいつだって心を高鳴らせてくれます。

DBエアにも期待したいですね。