その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

中原淳『働く大人のための「学び」の教科書』(かんき出版、2017)

2024-06-19 07:43:22 | 

経営学習論や人材開発について研究する東大の准教授の中原淳さんが、社会人向けの学び方について、平易に解説したノウハウ本。構造的でわかりやすく、具体例も記載されているので、1から系統的に学ぶこともできるし、自分にできてるところ/できてないところのチェックリストとしてもいいと思う。

既知のこともあるものの、おさらいも含めて私なりの学びポイントを以下、抜粋。( )内は個人的つぶやき。
・3つの行動原則〈OS〉×7つの行動〈アプリ〉
・3つの行動原則:1)背伸びの原理、2)振り返りの原理、3)つながりの原理(←使えるフレームワーク)
・「大人の学び」7つの行動:1)タフアサイメント=タフな仕事から学ぶ、2)本を1トン読む、3)教えられて学ぶ、4)越境する、5)フィードバックを求める、6)場をつくる、7)教えてみる(←使えるフレームワーク)

・ハードル:コンフォートゾーン→ストレッチゾーン→パニックゾーン。ハードルは低すぎても、高すぎてもダメ。
・何の背伸びから始めるか?①楽しみを感じること、②感謝されること(←なるほど)
・まずやってみることを大切にする。(←これ私の自論、めちゃ同意!)
・振り返りが経験学習の鍵。アクション無くしてリフレクションなし。リフレクション無くしてアクション無し。(←たしかに)
・人は一人ではなかなか変わることのできない「脆弱な存在」。人とのつながり、人を鏡として変わっていく。(←たしかに)
・大人の学びの基本は「自腹」。痛みを伴う。そうした学びこそが次のキャリアを切り開く。(←これ私の自論、めちゃ同意!)
・セミフォーマル/フォーマルな学びで大切なこと:「何を学ぶか」も重要だが「誰から学ぶか」も極めて重要(←これは目から鱗だわ)

 


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