8周年企画第2夜は12月7日土曜日バイユー舞台化計画の第一歩『今夜は男泣き』でした。音楽と芝居の夕べ。魅力的な出演者が揃った時点で想像していましたが素晴らしかった!!
いや、とにかく全編に渡って面白かった。終始面白くて長丁場があっという間でした。
ロードックンロールの第一人者(他にいるかは不明)田村鉄火はやはりサイコー!新ネタが多くファンとしては「アレはやってくれないの~」でしたが…今回は爆発度より聞かせる感じ?非常に満足しました。
映画の話なんてじわっと良かったです。彼は僕にとって身近なロックンロールヒーローだということを再認識しました。
写真は待ってましたのダウンシーン!●キロ!!
澤渡なおこさんの二胡は店内の空気を優しくほぐしいつもながら良い感じ。
聞き惚れているいるひと発見!でした。
今回の豪華出演者を揃えてくれた神山てんがいは充実の一人芝居。つい先日自身の役者としてのキャリアでも大きな意味を持つであろう大仕事を終えたばかりの彼、立ち姿からして少し変わった感ありあり。
本人には大変失礼ながら一皮剥けたような感想さえ持ちました。これからも楽しみです。
そして、てんがい氏がCDをバイユーで聴いて惚れ込み出演依頼した松井文。全体のテーマを意識した選曲、構成?でのステージ。
彼女の飄々と、淡々としつつ実は力強く自分の世界に引きずり込む歌声は流石のひと言。初めてのお客さんが皆聴き入っていました。てんがい嬉しそう、を発見。
そして!念願かなってようやくバイユー出演が実現した一色凉太さんの舞台に感激いたしました。思えば90年代後半、彼が所属していたマルセ太郎さんの芝居を頻繁に観に行っていました。てんがい氏が彼と親しいと聞いてから何年も「一度バイユーで!」と願ってきました。彼のこれまでの体験を「語る」話芸。スタンダップコメディというか古い言葉でいうところの「漫談」に近いスタイル。とにかく人を引き込む話術たるや…。演技しているようでしていない。しかし「芸」。
74歳の凄味をたっぷりと味わいました。すぐに引き込まれた客席の熱気も素晴らしかった。
最後は役者3人が登場し…女性ミュージシャン二人をライヴハウスの演奏者に仕立てての小芝居から(鉄火さんの芝居も初めて見られました)…歌!
よく歌う神山てんがい、はともかく凉太さんもなかなかの歌声!
そしてロードックンローラー!!歌イケるんですねー!
特に「リハでは好調」で(笑)お客さんが居ないのが勿体ない「おお!キヨシロー」なソウルフル具合でした。
繰り返しになりますが終始面白く、満足度の高いイヴェントでした。てんがいさんありがとう!※最後は記念撮影が行われる程の出演者高満足度!
あんまり演らない人なのかな…と思っていた一色凉太さん。終演後お話ししました。またご出演いただきます!皆さんには是非、観て聞いていただきたいと強く思います。お楽しみに。