バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

8周年企画報告⑤吾朗!&不汁無知ル!&愛染!&MOTEL!

2013-12-25 | ライヴ報告

8周年企画最終日第5夜は12月12日木曜日にバイユー馴染みの面々4組で開催されました。いずれも音楽だけにとどまらないお付き合いをさせていただいている方ばかり。それぞれに思い入れがあり、思いだしたりすることもいっぱい。感慨深く楽しませて頂きました。
最初に出演したのはバイユーの元従業員、大濱吾朗。湯川トーベンさんから「バイユーで使ってやってよ」と頼まれた吾朗が石垣島からバイユーにやってきたのは2010年の春、まだ18歳でした。その後、彼個人の問題ではないことでいろいろと苦労を重ね、今年からまた東京での音楽活動を活発化させています。ゲストでハーモニカを吹いたことは何度もあるものの、正式な出演者としてバイユーで演奏するのは初めてでした。

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以前のブルースプレイヤーとしてではなく、自作のオリジナル曲を弾き語るスタイルでのLIVE活動はまだまだ発展途上。しかし、本気度は伝わってきました。これからもっともっと良いものを聴かせてほしい、いやくれるでしょう。そう思わされる真摯なバイユー初LIVEでした。

続いて不汁無知ル。渦ヨーコさんとこれまでどれだけLIVEの現場でご一緒したことでしょう。一度も手抜きというか、ただ漠然と演ったりすることのない1回1回の舞台に向けた姿勢には絶対の信頼をしています。LIVE内容、イヴェント自体の相談を出来る出演者なんてそうそう居るものではありません。

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この日もチェロの高田さんと共に気持ちの入った演奏を聴かせてくれました。実は(すいません)真っ当な音楽のヒトたちなのです。そして日々、バイユーで楽しく飲んでくれる渦さん、これからもよろしく!なのです。

3番目は愛染恭介。決してキャッチーなシンガーではないし、万人受けするか?といえばそう言い切る自信はないのですが、僕はずっとファンを公言しています。10数年前の深夜、阿佐ヶ谷のバーでたまたま隣になって。「歌っている」と聞き「ウチで演ってみますか?」と自分が当時働いていた店でのLIVEに(出演者を探していたタイミングだったので)軽い気持ちで誘いました。そうして初めて彼の歌を聴いて以来のファンです。その後プライヴェートな友人になったつもりなのですが、今も彼の歌を聴くのは楽しみです。

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最近の楽曲中心のいつもながら真摯な語り口のLIVE。その最後に懐かしの『銀河の工業地帯』という曲が歌われたのはなんとも嬉しかったのです。これからもよろしく!

最後はこれまたバイユーお馴染みのMOTEL。バイユー近辺のミュージシャンでありながら、なかなか誘うタイミングがなく初めて出演して頂いたのは開店から2年半くらい経ったころでした。当時は須藤もん、対馬照それぞれソロ名義で活動してました。
MOTELとして積極的にツアーをこなすなど近年は充実した活動ぶり、そしてご夫婦ならではの豊富な練習量ゆえ?の息のあった、クオリティの高いギターデュオサウンド!クールでありつつ、己の体温を感じさせてくれるような歌世界はいつもグイッと引き込まれます。

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この夜はなぜかMCがとても受けていた彼ら。初出演以来、ふたりで頻繁に飲みに来て頂いています。これからも息の長いおつきあいをお願いしたいと思っております。

そんな4組の競演。終演後、お互いに知ってはいてもなかなかゆっくりと話す機会もなかった面々が丸テーブルを囲み、音楽談義?その他諸々に深夜まで盛り上がっている光景は8周年企画最終夜に相応しいものでした。

お客様、出演者の皆様ありがとうございました!


8周年企画報告④ハチャトゥリアン楽団

2013-12-25 | ライヴ報告

8周年記念企画。12月11日水曜日、第4夜はハチャトゥリアン楽団でした。
リーダーハロの渡米(渡ニューオーリンズ)脱退前最後のワンマンLIVEとのことだったのだが…7時半になってもお客様もチラホラ、なによりメンバーが揃っていない!!来ているのはバンジョーの丸山くんだけ。。。
中央線が6時半過ぎから止まっているとのことで演者観客共に辿り着けないということだったのでした。地元ファンが観にくるいつものハチャトゥリアン@バイユーなのでこれが土曜日だったらお客さんだけは集まっているところなのだけど、この日は水曜日!皆仕事帰りに足止めされていたのでした。とはいえ、平日地元在のお客様もいるわけで…8時をかなり過ぎてもメンバーが誰も来ないので(三鷹に近づいていることは確認して)丸山くんがひとり演奏を開始しました。「ニューオーリンズものはメンバーが来てから」といつもは演らない「好きな曲」のバンジョー弾き語り。

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思わぬ出し物にお客さんは喜んでいました。最近ペットを亡くしたばかりで、食欲もない…というお客様からの「葬送ゴスペルを」とのリクエストに応えるなど、ソロステージは続きました。そうこうしているうちにバラバラとメンバーが登場。

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現メンバーでの最後のワンマンLIVEがスタートしました。今年はこれが4回目の出演の彼ら、短期間にすっかりバイユーに馴染んでくれました。お客さんもここで彼らを知って毎回足を運んでくれる方々が主で毎回良い雰囲気です。最後、というしんみり感もなく楽しそうに2ステージを披露してくれました。

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イレギュラーな形でLIVEが始まってしまったため構成的にはラフなものだったけど、それだけにナマモノ感がたっぷり。こういうのって記憶に残るんですよね。

終演後に流した『I can see clealy now』(カーミット版)にあわせてメンバーが楽しそうに歌詞を口ずさむ姿がなんだか良くって、沁みる夜でしでた。
最後はハルカちゃんが声をかけて記念撮影。いつしか便乗して撮影するファンたち…。と良い光景でした。

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ハルカちゃんのニューオーリンズ生活が実り多いものとなることを祈ります。

そして、ハチャトゥリアン楽団は続きます!クラリネットを新メンバーに加えて来年2月22日土曜日にバイユー登場の予定です。これからも楽しみです。