バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

濃厚で感動的だった50回目のチャリティ企画。

2017-05-24 | ライヴ報告


土曜日は三鷹バイユーゲイト チャリティ企画 50
~特別企画~ 『東北震災自主避難者への住宅費支給打ち切りに対して支援するLIVE』を開催しました。

今回は企画趣旨や準備期間の短さもあってどれだけ意義深い催しにできるか、正直少し心配していました。

しかしそれは杞憂にすぎませんでした。
とても小さい動きではありますが、やってよかった。と思えるイベントとなりました。

ライブの合間に、急遽参加して下さった
自らも福島から関東への自主避難者でもある「避難の協同センター」代表世話人の松本徳子さんから自主避難者の方々の過酷な現状についてお話し頂けたのはとても意味あることでした。集まったお客様も熱心に聞き入り、イベントの趣旨の理解を深めて下さったことが店内の空気から伝わってきました。
松本さんありがとうございました。


ライブはほんと素晴らしかったです。

『不汁無知ル』。自主避難者の方が客席に居ることもあり本来のダークな部分だけで押し切り辛い状況だったかと思いますが、気持ちの入ったライブを見せてくれました。熱を感じたものです。






バイユーのチャリティイベントを一緒に作ってくれている『高山Jack健二郎』。
会場に集まった人々の気持ち、イベントの趣旨に寄り添ったソウルフルな演奏でした。彼の音楽の真摯さと、尖りつつも聴き手への垣根を低くする佇まいには毎回感心させられます。本末転倒にはならない強さが魅力です。


そして久しぶりのロードックンローラー『田村鉄火』!!
コメントするなら…
どうだ!まいったか!マイロックンロールヒーローの1人、田村鉄火はスゲーだろ!!

これまで俺の熱烈推薦に「へえそうなんだ〜」だった方々をノックアウトする快演
自分も久々に観たので気がつくと涙目に…Yeah〜!!

とにかく素晴らしかった。笑いと怒りと情熱と温かさと孤独感、カッコつけなさゆえのカッコよさ、それら全てのさじ加減。俺の思う「ロック的なもの」がパンパンに詰まったステージでした。ステージで豹変する姿に毎回感動します。
この夜は本当に素晴らしかった。でも本人に伝えると「いや〜お客さんが良かったからうまくハマったんですよ…」と。
カッチョイーぜ田村鉄火!!!
皆、見逃すと一生後悔します。
夏には遂に田村鉄火中心のイベントを企画中。お楽しみに!

最後は夜のストレンジャーズ三浦雅也。

打ちのめされました。田村鉄火で胸を熱くし過ぎて油断していた自分が馬鹿でした。油断は禁物です。穏やかにさえ感じる佇まいから熱い音楽。聴き進むにつれてこちらもじわじわ熱くなり。なんだかいてもたってもいられないような気持ちになったものです。

カミサマ、なんてあまり考えたことはないんだけど。彼にギターを与えた神様?ってなんてイイヤツなんだろう。
ギターを持ち歌い叫び語り、笑う三浦くんを見てそんなことを考えたりしたものです(カミもホトケない…なんて思ったりもするくせに)。

なんだか悶々として自分もギターを触りたくなったし(笑)
そしてこの夜の趣旨に関する、やり場のない感情に落ち着いて向き合う気持ちにしてくれました。

「偽悪者から偽善者へ!Let's ギゼン!」と始まったこのシリーズも50回目を終えました。
へえ〜って感じです。回を重ねりゃいいってもんじゃないですしね。
でもやめるような状況にならない以上は、続けることに意味が有ると思っています。

来て下さった皆様、出演者の皆様ありがとうございました。
集まったお金は、高山Jack健二郎の三鷹路上チャリティライブの募金と併せ、『キビタキの会』に託す予定です。
後日改めてご報告いたします。

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