バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

今回も絶賛します!町田謙介&牧裕LIVE

2009-03-21 | ライヴ報告

090320_2 今回で3度目となったスペシャルユニット『町田謙介&牧裕』。過去2回ともに大絶賛報告をしてきましたが、回を重ねるごとに深化、ディープになっていくこのデュオは今回も凄かった!これまでにも増して凄かった。
町田さんは「お客さんを置いてきぼりにする、渋さ」と客席を気遣っていましたが、そんな心配は無用でした。みんな十分に楽しんでいました。歌と楽器のハーモニー、漂うメロディと心地良い緊張感。音楽の楽しみに溢れた2時間弱でした。
客席には牧さんがバンマスを務めるSバッパーズのメンバー方々の姿も見られ…。「つい力が入りそうになった」というアナザーサイド・オブ・牧裕ショウでもありました。

しかしマチケンさん!オリジナルはもちろんのこと、どんな曲を歌ってもあの声が飛び出した瞬間にすべてがマチケン色になってしまうのですからなんとも凄い。ディープな選曲、ラルフ・マクテルの『ストリーツ・オブ・ロンドン』や意外だったトム・ウェイツの『ハート・オブ・サタディナイト』、大いに意外だった『イン・ザ・ミッドナイト・アワー』。これらがマチケンナンバーにしか聴こえないのですから驚きです。加えて、最近町田さんと共演することの多い女性シンガー『シータ』がゲストで参加。声の相性がいい、という町田さんとのデュエットで華やかに盛り上げてくれました。
となかなかに盛り沢山でもあったのですが、振り返ると歌とベースとの絡みにクラクラ~ボーッとしているうちにあっという間に過ぎてしまったという印象があります。早くまた観たい!!という気持ちでいっぱいです。
僭越ではありますが、勝手に3度聴いた側の感想を述べさせていただくと~普段と違う形態、選曲ならではの緊張感はそのままに、ふたりで演りたいサウンドというかノリが少しづつ明確になり演奏の自由度が増しているように感じました。なんというか、聴く度に素晴しくなってきているのです。このままいくとちょっと大変な事になります。
…せっかくなので終演後、SバッパーズのOカチさんにこの夜の感想を訊いてみました。
「とにかく曲がいい。選曲が抜群!ロビンフッドが特に良かったね。…なんというか、ガイジンのようだった。」
というなんとも含蓄のあるコメントをいただきました。Oカチさん差し入れありがとうございました!
帰り際「バイユー限定でのんびり(ゆったり?)やっていく」という嬉しいお言葉をご両人からいただきました。繰り返しますが早くまた聴きたい!と強く思わされました。でも、そこは慌てずのんびり~次回をお楽しみに!
★カッコイイ写真は出演者の許可をとって撮影していた田辺さんからご提供いただきました。感謝。

さあ、今夜のバイユーはお馴染み " ミスター蕎麦打ちブギ " 『ジミー矢島』さんの新作CD発売記念LIVEです。お楽しみに。


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