バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

GWOとりぶさんで大騒ぎ!

2015-12-04 | ライヴ報告
先週土曜日は楽しみにしていた『ゴールデンワックスオーケストラ(以下GWO)』が噂の『りぶさん』を連れて来てLIVEを開催、の夜。
バイユー大推薦クラリネットでソウルミュージック!の『GWO』についてはバイユー近辺の方々は皆さんご存知として『りぶさん』!
噂のと書きましたがミュージシャンやLIVEバー同業者の評判が極めて高く、とても楽しみにしていました。

そんな11月最後の土曜日、店内は満員。廊下にまでお客さんが溢れる熱気の中、先攻はりぶさん。

ギター2本にエレキベースの3人で全員が歌いコーラスをキメる。開始早々トップギアで客席を大いに沸かせてくれました。
ソウル、ブルース、ファンクに南国風味、そして親しみやすいポップミュージックのエッセンス。それらがとても楽器3本とは思えないファンキーさで迫ってくるのだから盛り上がります。

バイユーは早くもLIVE終盤のような盛り上がり。やるな~噂通りだ。

後攻はこの日のホストGWO。
GWOはコールデン近藤哲平のユニットで相棒のギタリストは変動制なのですがこの日は初参加のビューティフル美田。
これまで別セットでは何度か出演してくれた美田くん、切れ味と歌心あるプレイを披露。傍から見ていて見ていてもかなり難しそうなGWOのギタリストをしっかりと務めていました。

「(演者構成的にも)りぶさんに後でやってもらうのが当たり前かと思わないでもなかった」というような事を言っていた哲平くん。
「盛り上がるであろう、りぶさんの後に出て行った自分がどんな風になるか?にも興味があった」と、いきなりテンション高く、気合いの入りまくった演奏を聴かせてくれました。りぶさんファンも思わず引きこまれ後半戦も序盤から大歓声でした!

日頃からサム・クックが好きと(気合いを入れて)公言する哲平くん。
彼のプレイからは俺の思うサム・クックの音楽の一部分が激しく伝わってきます。
サム・クックの歌声、メロディって身体にグイグイは入り込んでくる優しいエゲツなさがたっぷりです。
何か作業をしながらや歩きながら、自転車に乗りながら口ずさんでいるとその歌心メロディ躍動感にどうにもこうにも辛抱堪らんようになってアドレナリンが放出されるような高揚感を味わいます。
そう、音楽に浮かされて我を失うようなアノ感覚です。
哲平くんのサムの歌声を紡ぎ出すクラリネットプレイはその「良すぎて」辛抱堪らん!爆発する!どーするがな!?感がビンビンに感じられ僕はとても共感するのです。
そして勿論、その感情をコントロールして、破綻することなく聴かせる音楽として成立させている。
「どーだよ!サム・クックすげーだろ!俺のクラリネットいいだろ!?」って迫ってくるのが堪らんのです。

最後はりぶさんの3人も加わってファンキータイム!客席の声の大きかったこと!!

両者、素晴らしかった。
バッチリ楽しんでくれたお客さんも素晴らしかった。

GWO、りぶさん、ありがとうございました。

りぶさんは神奈川、横浜方面での演奏が多いのですが「これからちょくちょく来ます!」と言っていただけました。今後が楽しみです。

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