バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

くじら&菜花

2008-03-31 | メニュー

春になって日替わり黒板メニューも少しずつ変わってきております。
『鯨のたたき』『菜花からし和え』。
イタドリも近いのかな?

『なばな』は春、という感じですが『鯨』は…。まあ、そんなことは言わずに春気分でバイユーをお楽しみ頂ければと思います。
そうこうしているうちに初鰹も近い…。


4/5・花見会08

2008-03-31 | イヴェント案内

とっくに桜は満開で、何を今さら!と思うやもしれませんが
来る4月5日・土曜日、バイユー花見会08を開催いたします。

時間は午後4時より~(3時半には集合しましょう!)
場所は:三鷹の森ジブリ美術館東隣の芝生広場です。08
右に図面を、非常に見にくいですが赤印がジブリ美術館前のバス亭です(一番右側の道を下に行くと吉祥寺ですね)。そこからジブリを左手に見ながらずーっと公園の方に入っていくと桜のある広場が見えます。三鷹駅南口からジブリ美術館行きのバスに乗るか、玉川上水を左手に見ながら上水に沿って歩き、大通りに出たら渡って右折。道なりにジブリに向かいます。吉祥寺からは調布方面行きバスが沢山出ているので(ジブリ前を通る)、バスの場合はこちらも良いかと思います。吉祥寺から歩く場合は井の頭公園に沿って(建築中の『旧いせや』の前を通って)道なりにジブリに向かうと歩いても辿り着けます。この図面はバス亭から公園の中へ入ったところにある『園内図』の立て看板です。
まとまって行きたいな、という方は
3時に三鷹駅改札集合への参加をお薦めいたします。

今回はいろいろ考えた末、完全持ち寄り制です。各自、自分や他人のことを考えて飲み物、食べ物などを御持参下さい。もちろんバイユーも持ち込みます。野外で必要そうなモノを持参すれば高評価かも!
気候も良くなってきたことだし、みんなで飲みましょう♪という気軽な会ですので皆様どうかお気軽にご参加下さい。しばらくご無沙汰だなあ、という方も是非この機会に。お会い出来るのを楽しみにしております。
問題は花は残っているの?いうことですが。ま、ないならないで楽しく飲れるでしょう。
そうそう、夕方からの開催の為、寒さも予想されます。厚着をお薦めします。


坂田vs山口戦をテレビで…

2008-03-31 | ボクシング

金曜日の深夜はNオギクボにて夜遊び。C国の『Yチューブ』?『you●u』の凄さに圧倒されつつ『ロックンロールサーカス』を久しぶりに鑑賞。
翌土曜日は昼前に起きて、2時からプロボクシング~WBA世界フライ級タイトルマッチ・坂田健史vs山口真吾戦をテレビにて観戦。
よく考えたら今日の試合は行けなくもなかったのだ!と気づいたのだけど、その時はもう間に合わない時間。ホールや国技館だったら行ったのかもしれない…。ただ、挑戦者・山口選手には申し訳ないのだが正直、「カードとしてちょっと弱いかなぁ」と思ったのも事実だ。個人的見解ながら…やはり同国選手同士による世界タイトルマッチは「(世界の舞台で)闘わざるをえない」という必然性のある”世紀の対決”的なもの以外は好ましくないと思う。そして、かつてはそうだった筈だ。
初めての日本ボクサー同士の世界戦は約40年前の『沼田vs小林』。王者・沼田は天才的と言われた世界王者で、対する小林は雑草男と呼ばれた日本フェザー級王者。大きな注目を集めた一戦は小林選手が12R、鮮やかな右カウンターでチャンピオンをノックアウト、世界Jライト級王座を奪取している。その後小林選手は当時の日本記録となる6度の防衛を果たし、沼田選手も数年後に再び世界タイトルを奪取する。ちっともグレードは低くなかったのだ!その後すこしづつ(ゆるやかに)日本選手同士の世界戦は価値を下げ続け、近年の乱発が決定的に価値を暴落させたのだと感じる。もちろん悪いことばかりではないと思うし、気持ちもわからないでもない。ベルトの国外流出は防げるうえ、国内で知名度のある選手同士ならではの盛り上がりもある。興行的にも有利な点があるのだと思う(経費が安い、チケットが売り易い等)。ボクシング界の現状、決して経済的に恵まれているわけでないボクシングジムの立場を考えるとそんなことを言ってはいけないな、とも思う。でもやっぱり必然性のある対戦以外は、国内レヴェルの試合で手合わせを願いたいのだ。
それゆえ日本タイトルマッチで引き分けた坂田、内藤両選手がWBA、WBC両団体の世界フライ級王者として君臨している現状は極めて稀なる健全さに満ちていると思う。

で、坂田vs山口戦。個人的希望としては坂田選手に圧勝して欲しいと思っていました。国内で多くのライバルと戦った戦績を持つ世界王者と、東洋王座獲得経験や世界挑戦の経験はあるものの戦績の凄みという点で見劣りする挑戦者の対戦は世界王者が圧勝して”世界チャンピオンの格”を知らしめるべきだという理由からでした。
結果はご存知の方もいるかと思いますが、山口選手が大善戦。3Rには見事な、狙いすました右カウンターで強烈なダウンを奪うなど、終始スピーディーで積極的なボクシングを見せました。残念ながら終盤チャンピオンの驚異的な逆襲によりポイントを奪い返され、惜しくもタイトル奪取はなりませんでしたが『山口真吾』という選手の格は今回ようやく本当の意味で日本のトップボクサーとして認知されたのではないでしょうか?そういう戦いぶりでした。特に中盤以降、坂田選手の凄まじい圧力により接近戦に巻き込まれ、真っ直ぐ下がらざるをえない展開に追い込まれた時に見せたボクシングには見応えがありました。”相手の土俵”という厳しい状況に追い込まれた中で、窮地脱出に専心するのではなく、その場での最善を尽くすかのような応戦ぶりは決してチャンピオンに見劣りすることなく最後まで”王者得意の接近戦”に飲み込まれる気配はありませんでした。
凄い試合!という内容ではありませんでしたが闘志溢れる激しい打撃戦の熱戦でした。Vs

判定結果は、許容範囲内かとも思うのですが…
毎度のことながら、TBSの実況姿勢には大きな疑問を感じました。特に解説?の元世界チャンピオン・鬼塚勝也氏のコメントは酷すぎると思います。ご本人の意思なのか番組の制作姿勢にのっとってのことなのかは知りえませんが。。。彼らの報道?姿勢はプロボクシングという競技を、魅力をそのまま正しく視聴者に伝えていこうという部分がまったく見受けられず、残念で悲しい気持ちになりました。サッカー中継がプロスポーツ放送として短期間でTVの前に多くのにわか解説者をつくりだした状況(諸手をあげて賞賛はしませんが)と対極にある偏った内容の放送。ボクシング自体の持つ魅力を伝え新たなボクシングファンを生み出す、などという理想とはかけ離れた彼らの行為はテレビの前に坂田ファンや内藤ファン、カメダファンを出現させることはあっても新たなボクシングファンを生み出す力となる可能性は極めて低く、選手達の奮闘そして視聴者の惑わされる事の無い想像力に期待するしか無いと言う悲惨な現状であると思う。

内藤選手がポンサクレック選手から王座を奪取した試合。生中継はMXテレビだったもののTBSは別の実況をつけて深夜に放送したのだが、その時の鬼塚氏のコメントにもがっかりさせられたものだった。内藤vsカメダダイキ戦もしかり、だ。彼は現役時代に協栄ジムやTBSの興行姿勢の中で孤立無援とも思える現役生活をおくったことを忘れてしまったのだろうか?それとも元々ボクシングに対する愛情は薄かったのか??

違うと思いたい。鬼塚勝也選手が世界王座に着く前、後楽園ホールで戦っていた頃のこと。1試合勝つ度に激しく(時には涙まで見せて)喜びを表していた姿に。中島俊一選手(ファンでした)との忘れられない壮絶な2連戦を戦った姿に。そして固い殻に閉じこもっていた世界王者時代が終わったあと(引退表明後)に行われた5度防衛を称える表彰式。通常の後楽園ホールの興行のメインイヴェント前に(観客の入りは良くなかった)懐かしいリングにあがり、久しぶりとなる”ボクシングファン”の前で憑き物が落ちたかのような爽やかな笑顔を見せた時の彼に。自分は特にファンではなかったけれど間違いなく真っ当なプロボクサーであった彼に限って、あんな解説が本心だとは思いたくないのです。

とはいえ、酷いのは確かです。ガッカリです。
もしもこの試合を録画している方がいらっしゃれば音は消して観ることをお薦めします。

パッキャオvsマルケス戦の録画を早く観なければ…。