バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

ローリーロールバンド、セットリスト

2006-09-11 | ローリー/The Waltz
セットリスト

2006年9月10日 日曜日 於:原宿ルイード
ローリークック/ローリーロールバンド
(Ba平安山高広、Key高嶺チカシ、Dr田代浩一)

1.WOO-TOO-TOO
2.マブヤー
3.HABU
4.初恋
5.I LOVE YOU KOZA 00
6.嘘つきジェリー
7.情熱の橋
8.ホリデー・モーレー(モーレーモーレ)
9.キジムナー
10.ママがサンタ
11.Happy Birthday Song
12.B列車で行こう
13.最後の奇跡
14.永遠の詩
15.17の冬
16.ロックンロール・シューズ
17.Too-Too-May
18.二日酔いのホリデー(with ゆいま)
19.ベール・ベル(with なおき、ゆいま)
20.Little Song
~encore~
21.週末はA&Wで
22.It's a Beautiful Day


ローリーロール!看板に偽り無し

2006-09-11 | ローリー/The Waltz
御来場いただけた方!もうわかってますよね!?
最高のロックロールショウでした。この2時間半をどう消化したらいいのでしょう?
あの暑くて熱い日曜日の夜を越えて、元気に月曜日をこなしているのでしょうか?とっても心配です。
『情熱の橋』を『Happy Birthday Song』を『I LOVE ME』や『永遠の詩』、そして『Little Song』を『It's a Beautiful Day』を、胸に秘めて曇り空の今日を過ごしていますかぁ!?
昨夜はありがとうございました!

ローリークック!
ちょっぴりキンキーで、それでいて暴力的なほどに繊細でストレート。
音楽マニアのココロを鷲掴みにするギタープレイ、に楽曲。
そして細かい理屈抜きに胸に突き刺さるメロディ。
個人的なメールに書いたばっかりだけど
…万人にわかりやすい存在ではないかもしれないし、ましてや沖縄ブームとやらで消費されるような音楽では決してありえない。
でも共鳴するものを持った人に入りこんだら、もうその人は冷静ではいられない。僕らが子どもの頃ヤラれて、道を踏み外してしまったような
まさに特別な音楽。ブラックミュージックやロックミュージックなんかと同じ。まぁジャンルなんてなんの意味もないのだけれど…。
ローリーズ・ミュージックのコワイところは、音楽の嗜好なんぞまったく問題とせず、ましてやオキナワかどうかなんて関係なく、いたってまっとうに人の心臓を鷲掴みにするという即効性にあります。そしてその音楽の全体像からは極めて高濃度のオキナワの匂いが立ちのぼる。彼の音楽をきっかけにして沖縄という土地や文化?に入っていったという方も多いのでは?と思います。とくに音楽に詳しくなくっても沖縄に詳しくなくってもそんなことまったく関係ないのであります。そんなところは僕にとって、往年のニューオーリンズR&Bのヒット曲を思いおこさせるのです。自分は先にニューオーリンズを知っていたわけではないのです。10代の終わりに彼の地の匂いをプンプンさせる音楽にガツンとやられ、その土地へ思いを馳せていったわけであります。サウンドの表面はどうであれ立ちのぼるニューオリンズ印。
いやいや、そんなことはもうどうだっていいのだ。要はこのとんでもなく素晴らしいミュージシャンの立ち姿を知っていて聴かない人、そしてそれを黙殺している音楽業界とかいうものが自分にはまったく理解できないのだ。そして理解なんてしたくもないのであります。
僕が語りかけるのは未体験の方に向かってのみです。各自いろいろ事情や意欲の問題、そしてタイミングもあり~生の姿に出会うまでの時間には個人差があるでしょう。でも、いつか必ず、一度!
今回のライヴ前に長年その素晴らしさを語ってきかせていた友人が、僕の知らないところでローリークックの素晴らしさに出会い、昨夜ライヴを初体験されました。本当に小さな事ですがとっても嬉しかったです。MMさん、驚いたでしょ!?
「大勢で何かすると誰かが傷つくのさー♪」「愛が流行れば弱いものいじめが増えてくる」などなど珠玉のメロディの隙間から言葉が飛び込んできて、帰り道まで離れないのだ。そして胸を熱くする熱。

開演予定時間を少々過ぎて登場、『ウートート』で始まったステージはノンストップで2時間半を超えました。
今回は『初恋』もありノーズのマストーも満足。『ベールベル』(「沖縄の変な文化を押しつけるなーというかんじの曲です」と紹介された・笑)が披露されてKTさんも満足。『ベールベル』冒頭を客席から歌ってマストも大満足。『ホリデーモーレー』も嬉しかった!久しぶりの『I LOVE YOU KOZA 00』ではへェンザァんクックも奮闘。そして『17の冬』(リックダンコとリチャードマニュエルの名前が叫ばれた)や、この曲が未発表であることは犯罪的ですらある(これじゃシブヤヨーイチみたい?)『Little Song』のようなミディアムロックサウンドはローリークックのギタ-1本のローリーロールバンドの魅力いっぱいでした。ワルツやノーズバックの時よりもギターを沢山弾くローリー兄。キーボードの参加するローリーバンドスタイルでは鍵盤に多くを任すぶん、1本のみのギターながら自由度が高く、出て来る音は他とは明らかに違うテイストとなるのです。いわばローリークックの魅力が堪能できるセットというわけです。
A&Wでは「沖縄の人には気をつけて~コザの人にはもっと気をつけて!石垣の人にも気をつけて~」と
かねてからの(笑)「沖縄にも悪い人はいっぱいいまーす」というメッセージ?の進化型が挿入されました。これを東京や大阪の沖縄関係のでっかいフェスティバルでやったらどうなんだろぅ?(苦笑)ま、そんなあたりまえのこと、みんな笑うと信じたいのですが…。
最後の最後は『It's a Beautiful Day』。みんなしっかり聴きましたよね?早くリリースしてほしいものです。

とにかく看板に偽りなし。まさに「この島国最高のロックンロール&ソウル」でした!
今回、機会を逃した方は次回に是非!