バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

ジミー・リード

2006-03-27 | インポート
ジミー・リード。その昔、ブルースを聴き始めた頃すぐに大好きになり大いに愛聴したもので~彼と相棒のギタリスト、エディ・テイラー関連のレコードは未だにたくさん持っています。レイジーでポップな、あまりにも個性的なジミー。ブルースによくある誰かとセッション、なんてのがなかなか上手くいきそうもない、想像しづらい人であります。 そんな彼ですが本日、『Jimmy Reed & Johnny Winter』というライヴアルバムを発見!…怖いもの見たさ?で購入いたしました。愛する三鷹の「P」で800円也。 で、聴きました。 うーんこれは…ゲテモノだなぁ。なんじゃこりゃって感じ。こんなに1曲が長いジミー・リードも珍しい。さすがはfanCLUB(綴りはこれです。NewRoseですね)ドサクサです。最後になぜかジミーが長々と喋っております。更にそのあとジョニー・ウィンターらしき人がギャインギャインとギターを鳴らして、「ジミー・リード!」と叫んで終わります。うーむ。これは見つけても買う必要なしですな。マニアの方にとっては常識、常識のアルバムなのかもしれませんが…ね(笑) ということで、どんなにドサクサか聴いてみたい!という奇特な方は是非バイユーへ。


長谷川穂積、化けた!!

2006-03-27 | ボクシング
ボクシングネタ、失礼します。
いやいや、素晴らしかった長谷川選手。若干の衰えはあるとはいえ、あのウィラポンにワンパンチノックアウト勝ち。もの凄いカウンター、そしてボクシングファンにもの凄いインパクトを与えました。
自ら「地味なチャンピオンでええです。」と語る彼は、この日全然地味ではなかった。歌なぞ歌う必要はないのだ。

しかし驚きました。ウィラポン選手からタイトルを奪取したときの素晴らしい試合にも
「おお!やったなぁ」という感想を持ったし、KOでしとめた初防衛戦にも「強くなったなぁ」とは思いつつ、実はそれほどの驚きはありませんでした。
長谷川選手のスピード&テクニックなら十分予想可能な範囲内に思えたからです。
東洋王者時代からその2点については素晴らしく、若干ひ弱?と言われながら「そこそこ(世界でも)通用するのだろうなぁ」と思っていました。しかし、「詰め」については世界レヴェルからみると甘く感じられもう少し、ここぞというところで一気にまとめられればなぁ…などと「素人盛り上がり願望の目」で見ていました。
しかし!この夜は、ウィラポンをスピードとコンビネーションの多彩さで圧倒してなおかつ山場、見せ場満載。ワン・ツーだけでなくワン・ツー・スリーとまとめ、ダブルのみならずトリプルまで混ぜる。左右のアッパーも驚きの切れ味。こんな日本のボクサーいたっけ!?オマエ誰や??状態。短いカウンターを取ったら、息つく間もなくパンチをまとめる。単発で終わることは殆どなかったです。そしてディフェンスとオフェンスを瞬時に入れ替えるステップ。
最後はウィラポンがラウンドオープニングブロウの後、サウスポーに対して(正しく?)右から攻め直したところに強烈な右フックのカウンター。あの機を見るセンスはどこから…。アマ経験なしの地方の叩き上げ。世界王座2連続KO防衛。長谷川選手は俗な言い方だけど「化けた」と思う。凄い!
ウィラポン選手の最後までみせた誇り高き戦う姿勢にも感銘を受けました。
残酷ではありますが正にボクシング、という試合。多くの人の目に触れたのならいいなと思いました。
観戦後は是非バイユーに~でしたがいらして下さった方の中に、あやうく結果を報告しそうになった方が…それは駄目よ(笑)
明日には店内にとうとうTVがやってきます。これで一安心?2006032504343896jijpspoview001