東濃IFR

ACARS,グライダー、航空機

薄雲が広がるも・・・

2009年05月01日 23時05分55秒 | Weblog
 本日もいい天気。でも少し薄い雲が広がる。

 昨日のリベンジ、また南アルプスへ向かう。
 10時47分、本日の一発目に搭乗。後席はH教官。
 サーマルがまだしっかりと発達していなかったものの、弱いサーマルをH教官がとらえて何とか粘る。
 肩の小屋付近で+2くらいを捕らえる。真横にはお師匠様の鳶がいる。ガンを飛ばされて「まだまだだな」と言わんばかりに一気に上昇して行ってしまった。さすがだな~。
 お師匠様のお導きもあり、車山から白樺湖方面へ。山焼きした斜面で+2くらいを捕まえ、余裕で蓼科山に入る。さらに高度を稼いで麦草峠、天狗岳と乗り継ぐ。連日クロスカントリーで八ヶ岳に来ていると、何となくだがどこにサーマルがあるか見当がついてくる。
 硫黄岳から稜線に沿って赤岳へ。はじめは目線とほぼ同じ高さだったため、登山者もよく見える。登山者も真横くらいに来てからはじめて気が付いたようでその後手を振ってくれる。こちらも手を振って応える。うれしい瞬間だ。南アルプスへ渡るためにさらに高度を稼ぐ。


 編笠山からまた南アルプス方向へ向かってみるが強いマイナス帯になっていて行くことができない。こうなったらもう八ヶ岳上空でクロスカントリーの特訓だ。写真は富士見から諏訪方向を見たもの。


 八ヶ岳の稜線を何度も飛行した後、赤岳から霧ヶ峰に向けてダイレクトに帰る。最高高度は3500メートルを越えたものの、谷を渡るには沈下が強すぎる。南アルプスはまたの機会にする。
 霧ヶ峰牧場を飛行中に下をJA889Aが通過。ずっと松本タワーとコンタクトしていたから気にはしていたけど、ここを通るとは。航空測量のようで一定速度で真っ直ぐ飛んで行った。
 下は午前中のデータ。八ヶ岳でぐるぐる回っています。



着陸してからは地上勤務。T野さんはH教官とともに次の50Kmのタスクの下見、レクチャーのため南アルプスを目指す。F教官はK西さんとともにDuoDiscusで八ヶ岳へ、T島さんはKa-6で八ヶ岳へ行ってしまいピストは自分とK崎さんだけ。

 松本空港のタワーを気にしつつ他のトラフィックが来ないか気を配る。双眼鏡で赤岳を見ると時折グライダーが見える。無線では長野のクラブの機体らしいとか。


 16時頃にH教官たちが戻り、K崎さんとH教官で再び八ヶ岳へ向かって行った。自分はF教官と17時20分頃にラスト一本を飛ぶ。
 上昇する際にアップを取りすぎてお尻が上下に振りはじめる。教官から「操縦桿を戻して」と言われてニュートラル位置まで戻してしまい、ただ単に加速すだけになってしまった。ほんの少し戻すだけでよかった。また、あのままアップを取っていたら索切れするところだったとか。注意します。
 空気が凪いでいるようで、+0.5~1くらいのサーマルがあるが突き上げるような感覚もなく、ラダーとエルロンを固定しておけば当て舵を当てることもなく静かに上がっていく。教官も「まるで自動操縦みたい」とびっくり。
 車山上空2600メートル。そこから八島湿原を経由して和田峠に向かう。途中全然沈下せずに和田峠についてしまう。高度処理のつもりで伸ばしたのに…。
 ウインチ上空に向かい、また車山に向かってみたけどもうサーマルはなくなっており、弱いマイナス帯になっていた。37分のフライトだった。
 これまで何回も飛んでいるけどここまで揺れもないフライトは初めてだった。体験飛行でこんな状態だったら「なんて優しい乗り物なんだろう」って思うだろうな。下は2回目のフライトデータ。


 片付けて格納庫で反省会。この2日間はとっても飛べた。楽しかったけど年間ポイントがえらいことになってる・・・。


 高原の店でコーヒーを飲んで下道で帰宅する。くたくたのはずなのに寝れなかったのはコーヒーのせいだろうか・・・。
コメント
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