東濃IFR

ACARS,グライダー、航空機

幽霊会員の登場(2020年10月3日)

2021年02月22日 07時21分19秒 | グライダー
今年はコロナの関係で色々と予定が狂う。
私がグライダーを操縦する場合はまだ自家用免許が取れていないため「練習許可証」が必要になる。
そのためには管轄運輸局に申請をしなくちゃいけない。
練習許可証の期限は1年間。
そのたびに航空身体検査を受けなくてはいけないのだ。

ちょっと変わった検診なので予約も早く埋まってしまうから早めに予約をする。
自分の場合はさらに面倒な手続きがあるので普通の申請より1ヵ月余分に期日を設定する。
その際にいつもお世話になっている諏訪赤十字病院検診センターの担当者とやり取りするわけだが…
今年はコロナの影響で実施日が延び延びになりさらに自分の都合もあってさらに延びてしまった。
結局いつもなら4月末には更新された練習許可証が手元に来るが今年は9月中頃。
仕事も忙しかったが飛びたい気持ちが強く、えいや!と予定を入れる。


9:00 すすきの原のファミリーゲレンデを横目に格納庫へと向かう。


 久しぶりに会員の皆さんと会い、変わらないことを喜ぶ。
 今日の天気予報は良さそうと、大勢のライセンサーも集まった。
 さて、まずは機体出しだ。



と言っても今日は人が足りているので翼端持ちは無し。歩いてピストへと向かう。


定位置に置いて次の作業へ。


段々雲が多くなる。みんな「今日は晴天のつもりで来たのに…」と恨めしく空を見る。


9:55 共立航空撮影のC208が通過。しかしこちらも雲が多いので作業キャンセルっぽい。


 ブリーフィング時に久しぶりの方が多いから、ということで簡単にみんなで自己紹介。
 最後が自分だったが、N理事に「ヘリのケツばっか追ってないで来なさい(笑)」と突っ込まれたのだった。
 はーい、善処しまーす。



10:24 ブリーフィングが終わりいよいよ運航開始。


10:27 御歳80に届こうかというライセンサーのAさん。O教官チェックフライトを受ける。


 自分も1回飛んだけどほぼバッタ。
 しかも手足バラバラでファイナル時の突っ込みが急すぎる。
 パス角を保たないといけないんだけど急にそこまでのリハビリはきつい。



お昼からは「エンジェルシックス」が出てきた。


13:06 チェックフライトを実施。


 2回目の搭乗が回って来て準備。
 後席M教官。よろしくお願いします。



13:35 出発前の計器確認よし。霧ヶ峰は地上ですでに1680メートルあります。


 離陸引上げ時に風に流され修正。
 その動作がちょっと取りすぎ側方離脱っぽくなる。
 着陸は今度は速度が抜けそうになる。
 グライダーで速度のすっぽ抜けは事故につながるからとても危険。
 それをダイブで調整するところを操縦桿を倒して速度をつけようとしたのでダメだった。



14:29 3回目のフライト。後席O教官でちょっとユーハブをお願いする。


 諏訪湖を正面に見て、そこから左旋回で360度ターンを行う。
 すると中央、南アルプスから富士山、八ヶ岳、浅間山、北アルプスそして最後に御嶽山を見る。
 離脱高度が高いとこれら景色がまずは一望できる。
 その後、サーマルを捕まえればもっといい景色が見れるが駄目だとまずは浅間山が見えなくなる。
 3回目も粘ったがようやく飛行時間が10分くらいだった。
 最後は教官からのアドバイスも少なく、「そこそこ」の評価をもらう。
 4回目をどうしようかと迷うが財布と相談するのだった。



15:20 これからファルケが出発。


お、天気が悪くなるかな。そろそろ引上げ時だろう。


 今日の運航責任者もこれで今日の練習を終わることを決意。
 撤収作業へとかかる。
 人が多いと片付けるのも早い。



15:57 ファルケもさっさと帰って来て撤収作業中。


 今日は格納庫収納まで作業して帰宅の途へ。
 下道で家には20時前に到着した。
 「今日は飛べた?」と聞いてくれる家族がうれしい。
 さて、いろいろがんばろう。
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春のビッグフライト(5月5日)

2019年07月12日 23時17分31秒 | グライダー
ゴールデンウィーク中に1回はフライトしたい。
出来れば子供達も連れて…とヨメと相談するとあっさりOKが出る。

暖かくなったとはいえ霧ヶ峰はまだ春になったばかり。
予想通り、上の方は桜が咲きだしたところだった。
天気は薄雲が広がるところもあるが日差しは期待できそう。


池のくるみから。富士山が霞んでいるな~。


 中間点より発航状況を確認しつつピストへ向かう。
 いきなり車で来てすみません。
 今年もよろしくお願いします。



10:42 出発準備が着々と進んでいる。


さて、今日は八ヶ岳まで行くことが出来るだろうか…


JA2433の離陸を眺めるヨメと次女。あれ?長女は?


いつの間にか無線主任者の席に座っていた。すみません。


体調や練習許可証の番号等書類へ記入中。


H教官はJA275Hのエンジンラン中。


 自分はしばらく地上勤務。
 JA2434が戻って来たので回収の翼端担当。



ピストに戻ったらファルケがセット。


ウインチ発航で行ってらっしゃい。離陸後はエンジンで高度を稼ぎ南アルプスへ。


 まだ自分の番は回ってこないと油断していたら声がかかる。
 慌てて準備に取り掛かる。



機体に乗り込む前にKさんより「背中撮らせて!」のリクエスト。写真使用許可ありがとうございます。


約半年ぶりのフライトです。


 後席はO教官。
 リハビリも兼ねてでお願いします。
 教官、乗り込む前にフライトプラン入れてませんでした?

 ウインチ発航の緊張感。
 ちょっとラダーを使い過ぎてひっくり返る寸前だった。
 ワイヤー切り離し寸前に大きなサーマルに入る。
 離脱後に180度ターンしてサーマルに入る。
 以後、ずっと右旋回でサーマリング。
 雲の下にたどり着き、穴を探す。
 風に乗り、流されつつ、気が付けば滑空場から北西の和田峠付近。
 高度も3000メートル以上。
 私 「蓼科山へ向かいます。」
 教官「いいよ~」



12:05 やや南の白樺湖を狙いつつ、蓼科山南斜面へ向かう。


速度を上げて下降気流帯を突っ切る。


 プラスを振り切るような上昇気流があればその反対もある。
 「ブルーサーマル」で怖かったと言う部員もいたが霧ヶ峰ではいつものこと。
 機体の挙動に神経を使う。



12:12 コンスタントに+2~4のサーマルがあるが、少しでも外れるとその逆となる。 


 ある程度高度を取っていよいよ八ヶ岳へ向かう。
 今日の風向きは西からの風。
 稜線より西側を飛ぶことに心がける。



右側がJAXA臼田宇宙観測所のパラボラアンテナ。左側に建設中の新型アンテナが。そのさらに左にグライダーがいる。


 新型の美笹深宇宙探査用地上局が見れてテンションが上がると同時に、同エリアに長野の機体が来たことで緊張する。
 この後、お互いの位置を見失うわけにはいかない。
 この際に相手とはコンタクト。
 目的地は一緒のようだ。



12:26 いよいよ八ヶ岳連峰へ。


 硫黄岳を過ぎたあたりから雲が無くなる。
 そして予想通り、サーマルが弱くなる。
 今の高度ならそのまま赤岳まで行けるだろうが…

私 「ここで引き返します。」
教官「そうだね。雲もないし…。」



12:30 ダイレクトで滑空場へ。景色最高!


 着陸前に旋回訓練等を繰り返す。
 それでもなかなか高度は落ちない。
 仕方がないのでダイブブレーキ展開、さらにスリップもさせて高度を無理矢理落とす。

 ファイナルアプローチ中にも持ち上げられ、パス角が高くなってしまい着地点が伸びてしまった。
 ドン着にならなかっただけいいか。
 1時間、ありがとうございました。



ピストに戻ると子供が出迎えてくれた。機体に気を付けてね。


記念にJA23KMと。


 地上勤務中にヨメから時間を言われる。
 いつの間にか帰らなければいけない時間となっていた。
 ほとんど飛び逃げで申し訳ありません。
 今度は一日中いますので!



上空を通過するP-1 厚木へ向かっているようだ。


 今年は春からいい感じだ。
 夏も来れるといいな~。
 今度はK氏、一緒に行きますよ!


 後日、O教官から情報展開がされる。
 昨年協力して撮影したものという。


【長野県霧ヶ峰】グライダー発祥の地【ドローン撮影】



これ、かっこよすぎでしょう(笑)
さて、また飛ぶぞ!
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2018年個人的飛行納め(11月3日)

2018年12月25日 02時25分48秒 | グライダー
久しぶりに何も予定のない土曜日。
入間でお祭りとのことだがそこまで行くつもりは無し。
天気は良さそう。
風向きも何とかなるかも?
それでは霧ヶ峰へ行きましょう。

いつものように下道を走って有賀峠から諏訪市内を通過して霧ヶ峰へ。
9時頃に到着したがどうやら最後の方みたい。

格納庫に顔を出すと「久しぶり!」と声をかけられると同時に
「翼端持って。ピストまで行くよ。」と機体移動。



ラインセンサーが増えたので単座機もフル稼働とか。赤鼻シックス(JA2545 Ka-6)


 ピストに着いて赤鼻6の拘束を解いたり機体点検の補佐。
 その後に索点検を行う。
 準備が終わったところでみんな集まってブリーフィング開始。
 今日のノータム確認等したところでH教官より一番搭乗者に声がかけられる…え?自分?



10:19 搭乗準備中。各部コントロールチェック実施。今日もよろしくお願いします。


 ほぼ半年ぶりのフライトなので引き起こしにゆっくり過ぎ。
 索切れにビビりすぎてアップがかけられない。
 とはいえ条件は良く2060mで離脱。

 教官の指示に従って成長中の雲の下、風上側に向かう。
 高度も下がってしまいこのままランディングを覚悟した時、教官がスティックを操作。
 小さいがサーマルに入る。
 しばらく頑張っていると高度も取れ、+3くらいのサーマルに入る。
 しかしこのままサーマリングしていると雲の中に入ってしまう。
 仕方ない、北側へ離脱しよう。



10:37 教官にyouhaveして撮影。雲が近い。白樺湖が遠く感じる。


浅間山方面は晴れ間が見えるが沈下も大きい。


 この日は本当にシェイク状態。
 強いサーマルがあるということは同じくらいの下降流もあるわけで…。
 そろそろ30分なので滑空場へ向けまっすぐ飛ぶがアップダウンが激しい。
 ダメな人はすぐに酔うだろうな(笑)

 着陸は相変わらずグダグダだったが何とか着陸帯に入れることができた…と思う。
 コクピットから降りると視線を感じる。
 ハイシーズンは過ぎたがまだまだ観光客は来る。
 グライダーをバックに記念撮影をしている人もいた。
 さっきの着陸はちょっと恥ずかしい…

 ピストに戻ってここからは地上勤務。
 グライダーはチームスポーツということを実感する瞬間でもありこれはこれで好き。
 機体側サポート、索装着、機体回収。
 やることはいっぱいある。



人手が足りているときは撮影にいそしむ。


今日は南からの風が強く山の北側は危険。南アルプスは雲の中。


単座機をスタンバイさせて発航準備中。



飛んでいるJA2434「霧ヶ峰13」とスタンバイ中のJA2433「諏訪13」 どちらもASK-13


 訓練生、技量確認ができた人から単座機やASK-13にて2周目となる。
 お昼を食べようと思ったらコールがかかり慌てて準備。



12:25 コントロールチェック終了。高度1680mセット確認。


 2回目もそこそこのサーマルがあり25分ほどフライト。
 どうしてもラダーを使いすぎバタバタになってしまう。
 舵が効き始める前に動かしてしまうんだろうな。



13:48 ようやく見えた富士山の頭は真っ白だった。


 今日の晩御飯は一緒に食べたいとヨメに言われていたので今日はここで切り上げ。
 機体格納まではできませんがお願いします、と挨拶して滑空場を後にする。

 今年最後のフライトは2本で合計約1時間乗れた。
 今年もありがとうございました。
 そしてまた来年もよろしくお願いします。

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1年ぶりのフライト(15~22日)

2018年04月22日 22時04分08秒 | グライダー
忙しいのは変わりがないけど、今のうちにしかやれないことも。
時期を逃さないようにしないとね。


15日
今日も製品手直しのため休日出勤。
昨日のうちにある程度進めておいたため予想より早く終わる。
18日に出荷と言われている製品状況を確認するとまだ問題山積み。
上司や型担当者、応援で入ってくれた人たちと試行錯誤。
今日は夕飯を家でちゃんと食べるとヨメには伝えておいた。
しかし、会社側はいつの間にか自分の分の夕飯も頼んでいてくれたのだった。


久しぶりのうな丼。こりゃ冷めないうちに食べちゃわないと(笑)


 ちなみに、家の夕飯もしっかりと食べました。





17日
航空身体検査のため諏訪へ。
午後からは松本空港周辺でぼんやり。
また細かい報告は後日に。



JA6935 A109SP JDL  これも久しぶりに場外で見たな。





19日
20日朝一に納入しなければいけない製品があったがそれのプレスが終わったのが15時過ぎ。
手直しが必要なのはわかっていたがそれにかかる時間を考えるとギリギリ。
上司と二人で手分けして行うがそれでも一人頭230個ほどある。


徹夜覚悟だからご飯も特盛で注文。


 手直しが終わり、製品計測も終わると日の出をちょうど拝む時間になる。
 さらに残務を片付けるといつもの起床時間に。
 上司から休むように言われたのだった。





20日
家に戻って来て朝食。
すぐにシャワーを浴びて身支度を整える。
玄関を出るとヘリの音が。



8:38 JA6412 Bell412EP 新日本ヘリコプター  恵那山を飛び越えてきた。


 静岡あたりから岐阜方面へ向かうのだろうか。
 今年もあちこちで鉄塔関連工事が行われるのだろうな。



こちらの報告も後日ということで。





21日
今日は前々から決まっていたトライのため型担当者と衣浦へ。
午前中いっぱい使って品質確認。
午後から打ち合わせとなった。
お昼ご飯はいつもの所へ。



今日のランチはメンチカツ。ご飯は大盛りで。


 メンチカツはざく切りしたキャベツがいい感じ。
 今日の相棒はカツカレーを注文していた。
 ご飯の量、大盛りにする?と聞くとそうするという。
 さて、どんな結果かというと…



カレーが鉢で来た(笑)比較用に並べた普通盛りのご飯が本当に小さく見える。


 これには皆で笑った。
 相棒も結構食べるのは知っていたがきっちりと完食。
 その後の打ち合わせが眠かったのだった。





22日
急きょ霧ヶ峰へフライトへ。
今回はヨメと子供達も連れて行くことにした。

ヨメが昨夜のうちから準備してくれていたおかげで早めに出発。
10時頃には霧ヶ峰に到着できた。
子供達の荷物等もあったのでD:5でそのままピストにつけたい。
ウインチ担当のKさんに確認すると、1発飛ばしてから索戻しの際に一緒に向かうよう指示が出る。
じゃあここから離陸シーンを見ようか。



10:22 お腹!


索をステンワイヤからダイニーマに変えたことで色々と恩恵があるそうだ。


 リトカーが来たのでそれに合わせてこちらも場内へ。
 あまりにも久しぶりなので新規会員とは初顔合わせ。
 「すみません、観光客の方は…」と呼び止められる。
 しかし名札を見て「あ、すいません(笑)」 
 いかに来ていないかがわかるやり取りだった。

 ピストに着いて皆でご挨拶。
 さっそく地上勤務…と言いたいが子供達のこともあり離れることができない。
 それに見覚えのない機体が1機いるのだった。



まずは記念撮影。後ろに写っている機体は…


11:03 JA275H シャイベSF25C いよいよこっちに持ってきましたか。まずはウインチ曳航で出発。


 H教官が自費で買った中古機だが状態はよさそう。
 今日はテストフライトで騒音関係を土地・観光関係者に確認してもらうもの。
 それを知らずに(というか23日にテストすると聞いていた)来たからラッキー。



子供達はすすき野で遊ぶ。そしてお約束通り指を切る。


11:11 エンジンアイドルで上空通過。会話していたら通過したことに気が付かないかも。


11:14 アイドルのまま着陸。このくらいのエンジン音なら苦情は来ないと思うが…。


 その後、関係者を乗せてのフライともあるとのことだったので早めにお昼ご飯。
 今日は朝早かったから子供達もお腹が空いたようだ。



おにぎりいっぱい。暖かくピクニック日和だ。


お腹がいっぱいになり遊び始める長女。ヨメが昔使っていたガラケーのカメラで写真を撮る。


 モーターグライダーのテストフライトも終わり教官が昼食。
 練習機の準備が指示され、自分の搭乗が告げられる。

 久しぶり過ぎて何をやるか思い出す。
 エルロンチェック、エレベーター、ラダー…
 ここまでは体が覚えていた。

 離陸になりH教官が「じゃあ一緒にやっていくよ」と言ってくれる。
 ダイニーマに索が変わってから離脱高度が上がったと聞いていたが本当だった。
 2040mで離脱し教官の指示により車山北西側斜面へ向かう。
 頑張って2500mまで上昇したところで教官がスティックを操作。
 +3~4の上昇気流を捕まえ一気に高度を獲得。
 それでは訓練空域で一番遠いところへ…。



八ヶ岳の後ろには富士山の姿が。


 さらにその先を目指したが自分の技量では次のサーマルが見つけられなかった。
 北風を意識して山の稜線より北側を飛ぶようにしていた。
 それが裏目に出たようで南側では強いサーマルがあった。
 時間も時間だったので泣く泣く離脱して滑空場へ戻った。
 それでも今日はサーマルが強く、失効高度は思ったよりもなかった。
 そのためスピンの対処を教官とやるが体が反応しなかった。
 速度がのる前に回転を止めようとしてしまい危ないところだった。

 それでも高度はまだあったので最終的にはダイブブレーキを開いて強制的に降ろす。
 最終進入中にも+3のサーマルで機体が持ち上げられ接地点が伸びてしまった。



13:23 まもなくランディングをヨメが撮影してくれていた。


 地上に降りてからGPSログと飛行記録の映像を撮影していた機材の録画を止める。
 しかし、しばらく経ってもアクセスランプが消えない。
 異常かも、と思い電池を抜いてしまった。
 これが大失敗で帰宅してから動画を見ようとするがファイルが破損していて開けない。
 フリーソフトで復活を試したが今のところ成功していないのだった。



戻ってきた自分をお迎えに来てくれた長女。その後、ヨメのカメラに気付きポーズをとる(笑)


 フライトログに記入しようとページを開く。
 最後に飛んだのは…2016.4.16
 完全に一年以上開いちゃったんだ。


 少々地上勤務をしてから帰ることに。
 ピストにいる方々に挨拶して霧ヶ峰を後にした。

 帰りは諏訪市内に入る前に子供達は寝てしまった。
 途中、梅月堂でずんだ餅とぼた餅をお土産に買っていく。
 ここのお餅、自分は好きなんだよね。

 伊北インターに乗った瞬間、長女が目を覚ます。
 それと交代でヨメが寝てしまったのだった。
 それだったら座席交代すればよかったかもな。

 オペレーションスムースで家に到着。
 時間もあったのでジムニーのタイヤ交換をした。



17:16 JA02AH AS350B3 中日本航空  珍しく物輸仕様ではないな。


 さて、28日も飛べるように仕事を頑張ろう。
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トライで暮れる一週間 後編(26日、27日)

2017年08月29日 22時59分43秒 | グライダー
26日

もうこれ以上はダメと言うのに岡崎市内へトライへ。
しかも休日出勤で前日の指示。
何か予定入っていたらどうするつもりだったんだろう。

朝一トライと言うことでこっちも早く出発。
前線が通過中のため朝からひどい雷に降られる。
途中から雨はやみ、このまま回復するかと思いきや第2弾にやられる。

雨間を見て工場内へ入り事なきを得る。
トライもまあまあ順調で安心できそう

トライも終わり岡崎インター方面へ。
道は結構混んでいたので会社にゆっくり帰る旨を伝えておく。
じゃあゆっくり帰りがてらお昼を食べて行こうか。

愛知医大にできたフードコートも入った建物ができた。
そこに行ってみたのだった。


暑いから機体右側から冷風機で冷やしている。


11:28 JA6932 BK117C-2 CHS  乗員訓練かな。


2階建ての位置に来るだけで景色が変わる。


 この建物、アメニティ棟にはセブンイレブンやココ壱番屋、ダウニーエクスプレス等がある。
 そして愛知県と言えばこれは外せない。



スガキヤも入っています。ドクターヘリを見ながら食べれるのは最高!


 ゆっくり食べていても飛ぶ様子は無い。
 フードコート利用者は駐車料金が90分無料になるとはいえそこまで待てない。
 あきらめて車に戻っていると売店帰りの操縦士の方を見つける。

 まあ、飛ぶ様子は無いか。
 そう思いつつ車に戻ると隣には消防車両が駐車されていた。



阿久比支署の「阿久比61」と常滑市消防の資材車?が。


 何か救急隊向けの講義でもあるのかな、と思っていると運転席に乗っていた隊員が降りて、
「ドクターヘリ、もうすぐ上がりますよ。」
「え?…それは?」
「今、ウチの署が呼んだから。あと2~3分じゃないかな?」
「そうなんですか!ところで、私がヘリ狙いで来たってわかったのですか?」
「そういうわけじゃないけどね。ほら、ここはドクターヘリ目当てで来る人も結構いるし(笑)」


12:10 走ってやって来た整備士と操縦士


12:11 こちらも走って撮影場所へ。ヘリはエンジンスタート、ドクターカーでフライトドクターとナースも到着。


機体に乗り込むフライトドクターが背負っているのは自動心臓マッサージ機「Lucas2」


機体外観確認して整備士も搭乗。


12:13 ゆっくり離陸して…


JA116D EC135P2+ 愛知医科大学病院/中日本航空  東浦方面へ。


 先ほどの司令補にお礼を言う。
 今日はドクターヘリ検証会のためこれから各署から集まるとのこと。
 お昼時のピーク時間(11時~12時半)はやっぱりあるんだね。
 これにて病院を離脱。おかげさまでいい画が撮れました。





27日
先週18日に諏訪市グライダー協会の副会長亡くなったと連絡が来る。
連絡自体は19日の夕方に来たのだがPCメールをチェックしていなかったせいもあり通夜にも葬儀にも行けず。
何とか27日に行くことにしたのだった。
自分がグライダーに乗るようになったのはこの副会長のおかげだから。

下道を走りまずは霧ヶ峰へ。
昨日から中央大OBが来ていることもあり人数はいっぱい。



今日は八ヶ岳まで見えるが雲は低い。


一気に標高2000メートルへ。と言っても地上が1670メートルです(笑)


 お久しぶりです、と挨拶してピストへ。
 先日自家用免許を取ったばかりの二人もおり、「おめでとうございます!」
 そして…新規会員も数人おり誰だかわからない状態にもなる。


前席Iさん、後席H教官。サポートは新規会員のNさん。


先ほど離陸したJA2433は10分ちょっとのフライト。バックは槍ヶ岳だね。


「グライダー出発!」の合図とともにウインチを巻き上げ機体が浮かぶ。


 N宮さんと談笑していると東方向からプロペラの音が近づいてくる。
 フライトサービスには一切コンタクトして来ていない。



JA3953 PA-28R-201T  こら~!一声かけろ!


 せっかくだから飛んでいけばいいのに、と皆さんに言われる。
 でも今日の目的はこれだから、と話すと「空の上から拝んだ方が喜ぶよ。」
 思わず納得しかけた(笑)


 諏訪市内の家に着き線香1本。
 奥さんと喪主である長男の方と話す。
 戒名を見ると「風」と「翔」の字が使われていた。
 本当に好きな人だったからな。
 心よりご冥福をお祈りいたします。


 30分ほどお邪魔した後、伊那谷を南下。
 某所で車がないことを見届けここら近辺にいないのを確信(謎
 今日はもう一つの目的があったのだ。



場外確認。これ、全部個人私有地です。許可ありがとうございます。



 さて、これから2週間は文書との闘いだ。
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2016年初飛び(16日)

2016年04月20日 23時49分49秒 | グライダー
 16日はどこへ行こうかと思案していた。

 A案 長女を連れて豊橋で行われる飛行船の公開イベントへ。
 B案 若夫婦家族で松本駐屯地祭
 C案 単独行動で松本駐屯地祭経由霧ケ峰滑空場(地上勤務)

 ところが、ヨメから長女の調子が思わしくないのと、幼稚園に初めて一週間通った疲れが出ているから連れ出すことを禁止された。
 となると、自然にC案になってしまった。
 ヨメからは「まだ全快じゃないから飛ばないように」と言われてしまった。

 熊本地震は本震とされる地震が観測された後も震度6弱が観測されるような状態。
 行方不明者も出ており、大規模な捜索隊が出る可能性も。
 そうなると自衛隊は祝賀行事を行っている場合じゃなくなるはず…。

 朝、とりあえず松本空港へ向けて出発。
 アンテナは高く伸ばして情報収集に備えよう。



おそらく神領発松本着の普通列車。しばらく並走。


 渋滞や遅いトラックに捕まることもなく松本空港に到着。
 8時前に陸自ヘリからの無線が入ったような…。
 8時15分頃に気配を感じて丘の上へ。
 ドクターヘリはいつの間にかエンジンスタート終了。
 それよりも空港西側を飛行するヘリをインサイト。
 ありゃ、これは…



8:19 AH-1 陸上自衛隊  アタッカーが諏訪湖周りで東へ。


 先ほどのはやっぱり気のせいではなく、自衛隊のヘリが駐屯地から飛び立ったのだった。
 これで駐屯地祭は行かないことが決定。



整備士が確認してから乗機。


松本も桜が終わってしまったな~。


8:22 JA120D EC135P2+ 信州大学医学部付属病院/中日本航空  いつもより早めの出勤ってことは呼ばれたかな?


 これにて松本を離脱。
 霧ケ峰へ向かうか。たまには和田峠、下諏訪方面からビーナスラインに乗るか。
 国道142号を走り、峠道へ左折する。
 もうすぐインターチェンジ、というときに「通行止め」の看板。
 え~!全然雪が無いのに…。4月21日までは何が何でも通行止めなのか。
 もっと下の方で看板出しておいて!
 
 仕方なく下諏訪まで戻ることにした。
 あ~あ、30分のロスだよ。



というわけで下諏訪側の木落し坂を見て行く。新しい引きずり跡が出来ている。


 諏訪大社秋宮を経由して霧ケ峰へ向かう。
 まだ観光シーズンとしては早いので交通量は少なくスムース。
 何とか10時前に駐車場に到着した。



漫画「ブルーサーマル」の春合宿の宿(笑)


看板がまだ設置されていないけど2巻で空知とつるたまが一緒にいた辺り。


 今年は雪が本当に少なく、毎年だったら格納庫の北側にはどっさりと残っている。
 しかし今年は全然残っておらず、先ほど車を止めた辺りに少し残っている程度だった。
 後から聞いた話だが、「その気になれば4月2日に格納庫開きができた」とのこと。

 格納庫に着くとちょうどH教官が立っていた。
 自分を見るなり「お~、やっときたか!これで飛ばせるぞ!」
 え?飛ばせるって…今日の参加者は?「君入れて4人。運航人数ギリギリ。」
 さらに準備していたSさんもやって来て「やったね、今日は飛び放題だよ。」
 いやいや、今日は地上勤務でやって来たのですが…
 その声もむなしく、翼端をまかされたのだった。



今日の機体はJA2433。


機体を発航点まで持って行き、地上の道具の準備。


 曳航索の点検をしてからの運航、とのことだが人数が少ないため時間がかかる。
 自分はその間にピストの設営と機体の点検を実施。
 それらが終わる頃には11時半。
 お腹も空くがこんなことになると思ってもなかったのでお昼ご飯を買ってきてなかった。
 教官の許可を得て最寄の「霧の駅」で昼食を調達。



鹿肉の串焼き 1本500円。


 お店のオバちゃんに冗談半分で「ここで獲れたヤツじゃ無いですよね~」
 と言ったら「ここのだよ。」と返された。
 本当にこの周辺はいっぱい鹿がいる。
 自分も撥ねたことがあるが、オバちゃんもあるようで、しかもフロントガラスが割れたそうだ。
 滑空場もシカの糞だらけ。恨み言の一つもでるわな。

 昼食が終わったところでO教官が到着。
 ようやくフライトが開始となる。
 1発目はSさん。翼端とピスト業務をする。
 条件はあまりよくないようで、10分以内に戻ってきた。
 さて、次は自分だ。


13:07 離脱後、サーマルを探しつつ車山へ。後席H教官


 クロスウインドフロムレフト。3~4mの風が吹いている。
 偏流を取って着陸態勢に入る。
 久しぶりの感覚で手足ばらばらなのはご愛嬌、というか夢中で覚えていない。
 あっという間に終わってしまったな



13:31 Sさんの2本目の着陸。


自分の2本目は後席O教官。小さいサーマルがあったのでO教官がバンクをつけてねじ込む。が、本当に小さいので半分は入らない。


 旋回のときに使う舵はどれ?と聞かれ「エルロンとラダーです。」と答えた。
 「正解はエレベーターです」
 え?と思ったがよくよく考えればそうかと納得。
 
 最終進入の際に思ったよりも高度が低く、あまりバンクをつけずにラダーで向きを変えた。
 速度は抜け気味であったため何が起こるかと言うとスピンへ。
 ほとんどスピンの初動の条件がそろっていて危険だったという。
 「もう少しラダーを使うのを控えてみたらどうか」とO教官からのアドバイス。

 結局この日は4発も飛んだのだった。
 これまで3発はあったけど、よく飛びました。
 
 18時までには家に帰らなくてはいけなかったのでその旨を話すと15時頃に今日の活動は終了となる。
 機体等の片づけをして、教官からログブックへのサインをもらって今日の活動は終了。

 いつものごとく、伊北から高速に乗って家路を急ぐ。



神坂PAエリア付近で追い抜いた第12旅団の災害派遣の重機。


 これから被災地に向かうのだろう。
 自分は直接何も出来ないが、応援することはできる。
 被災者はもちろん、関係機関の皆様もがんばってください。
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飛行再開(19日)

2015年09月25日 00時36分10秒 | グライダー
 5月の事故からはや4ヶ月。
 理事会等で行われた再発防止策や地元からの要望、さらには観光客からも
 「グライダーが飛んでいないと寂しい」
 と言われ、飛行再開の運びとなった。

 飛行再開に向けて滑空場整備や機体整備等、会員が一生懸命になって行った。
 自分も行きたかったが仕事で都合がつかず大変申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

 当初、18日に耐空検査、天候不良なら20日に耐空検査でその後フライトを行うと通達があった。
 しかし、17日の夜に19日に耐空検査を行うとの連絡がある。
 19日は何とか行けそう。日曜日は仕事になりそうだし…。
 天気予報を見ると日本海に高気圧、太平洋側に台風と北風になりそうな予感。


 朝、いつもより早く起きて下道で霧ケ峰へ向かう。
 辰野に入った辺りからBGMは"東方風神録"をかける。
 諏訪地方といえばコレだよね。

 

そして辰野駅近くの踏切でつかまった。B151編成、313系1700番台トップナンバーが通過。


 有賀峠を越えて諏訪へ。
 車山は見えているが蓼科、八ヶ岳は雲で見えない。

 霧ケ峰に近付くにつれ、北風が強くなり低い雲が発生している。
 飛べるか微妙だな~なんて思いつつ滑空場をみると吹流しがすでに取り付けられていた。
 急がなくては!

 格納庫に到着するとそこにはH教官や会員3人がいた。
 機体を運ぶところだったので翼端を交代してもらう。



青空だけど格納庫の後に見える雲が低い。


 今日は北風のためR/W07での運用。
 普段はR/W25での離着陸のため、ちょっと戸惑う。
 それよりも中間点から発航点までの距離がかなりあり、機体戻しだけでも結構疲れそうだ。

 準備していると新聞取材のため3人の記者が来る。
 運航再開の記事、なんて書いてくれたかな。



飛行前の点検を実施中。


 点検等が終わったところで耐空検査のためのフライトを行う。
 これで耐空検査員のOKが出れば訓練生のフライトが実施される。



10:06 H教官の操縦で耐空検査フライト開始。


午前中は雲が低く、富士山も遠くで顔をのぞかせる程度。


ストールやニュートラルでの飛行姿勢を確認。


 JA2434の確認後、JA2433の確認フライト。
 その後、検査員同乗でのフライトを実施。
 中間点の安全確認も兼ねて記者さんを中間点まで連れてくる。



逆光だけどいい絵になるよね。


 耐空検査員のOKが出たので訓練生のフライトが始まる。
 とはいえ今日は教官含めて7人での運航。
 効率良くまわそうとも限界がある。



訓練フライトの1発目着陸。


 機体を戻して再び発航できるようにするのに20分ほどかかる。
 


まだ蓼科山に雲がかかっている。皆フライト時間は短い…。


 自分の番になり、昨年からのブランクを確認。
 H教官に久しぶりなのとR/W07での離陸は始めてと話す。
 「基本は同じだからね」
 の一言をいただくが約1年半のブランクは大きい。
 旋回は手足バラバラ。速度を保つのもやっとだった。
 着陸も最後のフレアまで教官のフォローがしっかり入った。
 飛行時間は5分、今日はもうみんなバッタだ。

 再び地上勤務に戻るとビデオカメラを担いだ人が。
 SBCのカメラマンが取材に来ていた。



発航準備作業を撮影しておりました。自分もしっかり映っていました。


だんだん遠くの山も見えてくるが今日は全体的に沈下帯域。


 搭乗者が少ないこともあり2度目のフライトが回ってくる。
 しかし上空は相変わらずサーマル的な雲は少ない。
 今回もContour+2を装着して自分のクセを撮影。
 


離脱直後。離脱高度は2020メートルだったがすでに15メートルほどロストしている。


サーマルを探すが全然無いため場周経路に入る。諏訪湖までが遠いな~。


90キロのパス角を保ってダイブブレーキを操作、そして着陸。滞空時間わずか3分(泣


 1回目よりはよかったがしっかり10分以上は飛ばないと感覚が…。
 「次はいつ来れそう?」と教官から聞かれるがいつになるか皆目見当つきません…。



完全に真っ青になってしまった。今日はダメな日かな。


八ヶ岳の山々もようやく見えてきたが時間はすでに15時を回っている。


15:18 このフライトで今日の活動は終了。


 人が少ないときはやることもいっぱい。
 機体移動後に策点検を実施。明日のフライトに備える。


 撤収作業後、格納庫前にてデブリーフィングを行う。
 明日からは多くの会員で賑わうことだろう。
 みんなが気持ちよく、安全に飛べればいいな。

 時計を見るとすでに17時。
 数人は宿舎で泊まりシルバーウィーク中滞在するとのこと。
 自分はこれから仕事に向かいます…。


 次はいつ飛べるかな~。




 あ、グライダーが題材のコミックが出ております。
 小沢かな著「ブルーサーマル」という題名。
 ブルーのときはもういつもリフトのある場所に行くくらいしか脳が無いんですが…。
 翼端等の感覚がわかっちゃう素人は逸材ですぞ。

 大学航空部はバリバリの体育会系。
 以前霧ケ峰に来た某大の女性主将も体育会系的なコでした。
 てか、監督がすでに体育会系なんですよね。
 実際、グライダーはチームスポーツなんです。
 一人がフライトするのにそれにかかるバックアップは多い。
 また、機体は油圧で動くわけでは無いのでそれなりに力がいる。
 特にダイブブレーキは風圧との腕相撲状態。
 機体戻し等、移動距離ははんぱなく、この日の歩数は2万歩を越えた。
 体力も必要なんです。

 単行本はまだ1巻ですが、この先が楽しみです。
 試し読みはこちらからどうぞ

 まさかウチのところも舞台に使われているとは思わなかった。
 作者、いつの間に取材に来たのだろう…。


AX
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訓練の一環として(14日後編)

2015年06月20日 23時01分11秒 | グライダー
 ストール訓練後は高バンク角でのターン。
 約45度のバンク角を付けて旋回する。
 グライダーの場合、小さいサーマルに入る関係でどうしてもバンク角を付けることがあるのでイマイチピンと来なかった。
 けど、高度を変えず旋回するためにはそれに合ったパワー、速度を与えなければいけないため結構面倒。
 セスナはパワーを与えれば上っていってしまう。
 グライダーは1旋転する間に結構高度を落とすから高度処理に使うことも。
 場合によってはフォワードスリップとかも高度処理で使う技術だけど。



瀬戸のデジタルタワーを中心に旋回。ってことは…


見つけた!愛知医大附属病院。ドクターヘリがどこにいるか、わかるでしょうか(笑


 訓練が終了し、小牧へ帰投する。
 名古屋空港周辺は細かく高度が決められているのでしっかり高度を保ちつつポイントへ向かう。



東山動植物園を見て…


名古屋車両区を通過し、


名古屋駅を通過。


 TCAからTWRにハンドオフされ、着陸に向けてのルートの確認が行われる。
 どうやら滑走路上空を横切るようだ。



MRJを上から撮影。


そしてこちら、繭も上から撮影する事が出来て感動!


レフトターンしてR/W16のレフトベースへ。


ランウェイインサイト。PAPIが白ばかり…


 PAPIが白ばかりで進入角が高いな、と思ったがわざとだったようだ。
 自分達が着陸する前に定期便のE170が着陸している。
 そのウエイクタービュランスに巻き込まれないように高めに着陸したそうだ。



11:03 着陸してスポットへ。


 機体が静止し、エンジンカットしたところで今日の訓練は終了。
 デブリーフィングをしながら格納庫へ向かう。
 かつさんは指導役からサインをもらい、本日の業務が終了となる。
 それでは野郎3人でお昼でも食べに行きますか。



というわけでエアポートウォーク内にある若鯱家でお昼ご飯。


 かつさんやぱ@さんと色々お話しできて楽しかったです。
 また何かありましたらよろしくお願いします。


 高速で家に向かい、所用を済ませる。
 お昼寝から起きた長女と一緒にちょっとドライブして公園へ向かう。
 長女を遊ばせていると「○○センパイ?」と懐かしいニックネームで呼ぶ女声が。
 その呼び方をするのは一人しかいない。
 見ると自分より1歳下の後輩が赤ん坊を抱っこして座っていた。
 SOZO3131さんからお話しは聞いていたがえらくスマートになっちまって…。
 実に約20年ぶりの再会だったが自分のことは他のつながりから聞いていたらしく、話がはずむ。
 気が付くと長女が離れたところにおり、他人に迷惑をかけていて平謝りして連れ戻したり。
 今度遊びに来いよ~。



長女はがんばってアスレチック遊具の頂上へ。まだ一人でここまでは来れないけどね。


今日はお尻に敷くダンボールを持ってきたので長女一人でも十分滑れる。


 時間いっぱいまで遊んで帰宅。
 すでにじいちゃんが次女と一緒にお風呂に入ってくれたようで、自分は長女と入る。


今日の夕飯はソーセージとタマネギのアンチョビソースがけ。



 今回のフライトで少しは感覚が思い出せれた。
 このような機会をくれたかつさん、本当にありがとうございました。
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訓練の一環として(14日前編)

2015年06月18日 23時27分19秒 | グライダー
 自分が所属している協会での事故から数日後、マイミクの「かつ」さんから
 「14日にフライトするけど、後席に乗りませんか?」
 とお誘いがある。

 しばらく空を飛んでいないためその感覚が薄れてきているのと、今回はストール等の技量確認も行うとのことだった。
 ただ飛ぶだけでなく、異常姿勢からの回復があるため乗ってみようと思った。
 この感覚は忘れてはいけないものだから。


 当日、平日と同じ時間に家を出ることにした。
 着替え等した後、こちらの準備…。



とある事情によりサブカメラとしてEos KissX4(中古)を購入。レンズは前から持っているもの。


 普段から7D+望遠を振り回しているから軽いこと。
 ヨメに軽いから持ってみ、とボディを持たせるが
 「十分重いんですけど」
 と返ってきた。
 いや、本当に軽くてフワフワするんだよ。


 とりあえず家を出発。
 一緒に行く!と言う長女を置いていくのはつらかった。
 道は混んでなく、順調に目的地に着いた。



9:13 JA3698 富士 FA-200-240 スカイシャフト  今日はこの機体ではないとのこと。


 かつさんより先に県営名古屋空港に到着。
 集合場所でしばし待機する。
 その間に他の方達と雑談。
 話はどうしても先日の事故のことになる。
 搭乗者を知っているようで、この業界はあらためて狭いんだな、と感じた。

 しばらくしてかつさんと「ぱ@」さんが到着。
 かつさんはフライトプランの作成等書類作成に追われる。
 プリブリーフィングが終了しエプロンへ向かう。
 ここからは「中の人」の領域だ。


JA3854 セスナ172N スカイシャフト  ワンフライト毎に各部チェック。機長としてチェックをしていくかつさん。


 各部チェックも終了し、後席に自分とぱ@さんが着席。
 チェックリストに従ってエンジンスタートを行う。



10:10 エンジンスタート。スタビライズした頃にアフタースタートチェックリスト。


 グランドからタキシーのクリアランスを受け、機体はR/W16へ向かう。
 教官のO氏が「今日は見所いっぱいだよ!」と言う。



中日本航空のハンガー前。報道機の奥にJA6717、JA6935、JA6061がいる。あ、代替機はメーテレでした(汗


見所その1 Solar Impulse の移動式格納庫。あと何日見れるかな。


ターミナルビルの横を通って…


見所その2 JA21MJ MRJ90STD  関係者以外ここまで近づける機会はまだ無いかな。


W5でホールドショートオブランウェイ。


 離陸許可を受け、滑走路に進入。
 エンジン音がひときわ高くなり、離陸滑走を開始する。



10:24 エアボーン。


セスナじゃなければこんな画像も撮影できないよね。


 天気は曇りのためサーマル等はなく乗り心地はいい。
 しかし、ヘイズがひどく視程は10キロほど。
 高蔵寺上空を通過して瀬戸方面へ。多治見の街中がうっすら見える程度だった。
 人家が少なく、リカバリーが十分できる高度に達したところで今日の科目を開始。



パワーオフストール。


 ぱ@さんは慣れてなかったようで、ストールに入った瞬間焦っていた。
 こちらはかつさんの取るリカバリーを見る。
 手順的には最後にパワーを戻すということ以外は一緒。
 自分の教官も「まずは正しい速度、姿勢に戻すこと」とよく言ってました。



 後編に続きます。
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2年ぶりのフルコース(4日)

2014年05月11日 23時40分59秒 | グライダー
 せめてGW中に1回は。

 そう思いながらがんばった結果、3日と4日と休むことができた。
 3日は家族とお出かけだったのだが、伊那谷に入ってからは長野の機体と思われる無線をコンタクト。
 霧ケ峰もビッグデーだったようで、八ヶ岳までお散歩に出かけた機体もあったようだ。

 そして4日。
 いつものように8時半に着くように家を出る。
 今日も晴れで、気圧配置からは特に支障となるようなことはなさそう。

 下道を走っていつもの踏切へ差し掛かるとちょど捕まる。
 やって来た車両はステンレスの車両。思わず構える。


飯田線にも東日本の211系が。3000番台トップナンバー。


 有賀峠を越えて諏訪へ。蓼科山が綺麗に見えてホッとする。


去年はほぼ満開の桜がまだちらほら。


 いつもの場所に駐車しようとするとすでに数台の車が。
 格納庫へ行くと機体はほぼ全部出ており、自分は最後の方に到着したようだと悟る。
 JA23KMをピストへ運びつつ滑走路へ向かう。


滑空場に到着。左は八ヶ岳、真ん中に富士山、右は南アルプス。


前日までジュニアが整備していた法政大から借用のASK-18。お尻が重い…。


 10時になりブリーフィング。
 今日は総勢22名と大所帯。



10:18 本日1発目


11:30 富士見台付近に大きいサーマルがあるようでガグルを組む。


JA23KM


JA2320 気持ちよさそうにH教官が通過していく。


 まだ回ってこないなら、と地上勤務に精を出す。
 とはいえ、人がいっぱいなので気がついた人がやれば回っていく。
 リトリブもやりたかったが、しばらくやっていない自分にはやらせてもらえない仕事。

 そうしているうちに自分の番となる。
 後席H教官。よろしくお願いします。

 離脱後、車山から富士見台、カボッチョへ向けていくと大きなサーマルに入る。
 教官のサポートを受けつつ高度を取る。
 


12:29 自分の100メートル下にはJA2433が。

 2700メートルを過ぎた頃に旋回の練習。
 前よりはゆっくりできるようになったかな。

 そして時間は20分を過ぎ、そろそろ帰投へ。
 高度はまだ2400メートルと十分ある。

 しばらくやっていなかった基本の危機回復練習をお願いする。

 まずは「ダミーブレイク」
 ウインチ曳航中にワイヤーが切れた場合の訓練。
 これをマスターしないとソロには出させてもらえない。
 自分は80キロに回復する前に操縦桿を引いてしまい注意を受ける。

 次に「ストール」
 そのまま失速のことです。
 ゆっくり操縦桿を引いたため、なかなかストールに入らず教官から指導される。

 最後に「スピン」
 錐揉み状態からの回復です。
 自分では何度か右回りのサークリング中にスピンに入りかけたことがあった。
 右へ操縦桿を倒した際、手前に引き気味で倒していたためノーズアップ状態となり…。
 バフェットで気が付きそのときは回復したが、そのままスピンに入ってしまった際の手順。
 1/4旋転でちゃんと止めることができOKが出る。

 それでもまだ高度が高かったのでダイブブレーキを使って高度処理。
 チェックポイントを1850メートルで通過。
 そして第3旋回へ…途中サーマルに入って上昇してしまい、自分の予想していた高さとかなり違い、少々焦る。
 第4旋回で風下へ少し流され、高度があったので軸線を戻すことに成功。

 それでは上記のことを踏まえて動画をどうぞ。



サーマルで上昇中のところはほとんどカット。


今回の航跡。最高高度は2761メートルだった。大きい画像はこちら


 再び地上勤務へ。単座機やオーナー機を空へ押し上げる。八ヶ岳まで行ってきてね~。

 そんな中、フライトサービスに飛び込む無線に一瞬身を固くする。
 JA110Eが南5キロくらいのところを通過。赤岳へ向かって行った。


14:58 JA110Eがレスキューミッション。

 しばらくして再びフライトサービスにコンタクトしてくる機体が1機。
 今度は長野の機体がコンタクト。状況から察するに南アルプスからの帰りかな?
 

15:49 JA02CTが滑空場の東5キロの所で上昇中。この後、長野へ。


 自分もこれで引き上げ。
 この判断が良く、ギリギリ大渋滞に巻き込まれずに済んだ。
 帰りの片付け、ありがとうございました。


 さて、来週は家にいるか会社にいるかのどちらかになりそうな予感。


AX
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