東濃IFR

ACARS,グライダー、航空機

現場に筋書きはない(2021年4月22日その2)

2021年07月30日 06時54分16秒 | 航空機
生コン打設が本格的に始まったことから絵面的には変わらなくなる。
そこは足を使ってアングルを変えていこう。


10:34 場外へとアプローチ


10:35 下方確認してバケット交換。


10:39 フレアをかけて減速。


バケットやホッパーがいっぱい。


 ヘリを使った作業はお金がかかる。
 ヘリが打設箇所へと向かう間に次のバケットにコンクリートを入れて準備しておく。
 また、バケットのトラブルに備えて予備を1個用意しておく。
 ここの現場は中日本航空も応援で入ることもあり、各社自前のバケットを準備しておく。
 さらにここの現場に入る機体はAS332だけでなくBell412も予定されている。
 そして機体サイズに合わせたバケットが準備されるものだからこんなことに。
 四角いのがホッパーという機械で鉄塔建設地のほぼ中心に設置される。
 ヘリはこのホッパーにバケットのコンクリートを流し込み、鉄塔基礎へと運ばれる。
 ここにあるのはまだ出番待ちのものかな。



10:40 テンション~


向きを変えて


打設箇所へと向かう。


10:44 こんな感じで


作業は行われる。


しかしここじゃ逆光。


少し移動して。今回お気に入りの内の1枚。


後ろはいつの間にか建った鉄塔。ご覧の通りそれほど塔体は高くない。


行くよ~


無理矢理桜を入れて。


JA6720 AS332L1 新日本ヘリコプター  テンションをかけて…


建設現場へと向かう。


 これにて転戦開始。
 午後からは違うところで作業という。
 しかも作業場が見えるかもとのこと。
 それでは後程!


 東から西へと車を走らせる間に南信エリアの基幹病院を通過する。
 ドクターヘリの飛来も多く、通過する際には「今日は来ないかな?」とつい気にしてしまう。
 今日も病院横を通過する際には何も変わったところが無いように見えた。
 しかし病院を通過した1個目の信号で止まる寸前に自分の視界の隅に何か見えた。
 まさかと思ってよく見るとドクターヘリが病院へリポートに向けてアプローチ中。
 うぉ、本当に来た!


11:42 自分がヘリポートに到着した頃には患者もドクターもいない。


 場外管理の病院職員の許可をもらって近くで撮影開始。
 なかなか無いシチュエーションに少々興奮する。



JA120D EC135P2+ 信州大学医学部付属病院/中日本航空   南アルプスを絡めて。


11:46 ドクターやナース、整備士が戻って来る。


11:47 ストレッチャーを載せてクラムシェルドアをクローズ。


11:48 NO.2エンジンスタート。


11:49 NO.1もスタート。


11:50 機体外周を確認して


整備士が乗り込み。上がるよ~


11:51 離陸。


お疲れ様でした。


まだこの時期はスノーシューが必要。北アルプス方面はね…。


信大へと帰って行った。


 場外管理の方に会釈して離脱。
 同業諸氏に「遭遇率が高い」と言われるが、なんでなんだろう。
 群馬の某氏も同じ傾向なんだが(笑)
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半年ぶりの山の中(2021年4月22日その1)

2021年07月28日 06時53分09秒 | 航空機
ようやく代休を取って南信の山の中へ。

休みを取って場外へ行くのも久しぶり。
台風で搬入路が被災し、復旧するのにだいぶ時間がかかったとか。
年明けてから仮復旧したとは聞いていたが、山道のためすれ違いが困難だったという。
それら復旧も大体終わり、作業も本格的に行われるようになったみたいだから「えいや!」と行く。

場外に近づくが、前回まではヘリ作業の際には見た鳥類の監視員が見当たらない。
今日ははずれだったかな、と思いつつ場外に到着する。


9:17 ちょうど打合せ中。ヘリはどこかから飛来してきたようでカウルオープン。


9:40 積み荷の確認も終わる頃には冷却終了。カウルを閉めて飛行に備える。


9:46 NO.2エンジンスタート。


9:48 NO.1エンジンスタート。


9:49 エンジンスタートよし。


9:51 フックの作動確認OK、上がるよ~


上昇開始。


9:52 おや、このフックは…


前進して荷物をかけに行くが


テンションをかけたが「だめ、もう一回縛り直し。」


 モッコ一つを縛るにしてもしっかりと荷物をくくっておかないといけない。
 インシデントを調べると荷物の落下は結構ある。
 物輸の注意点だ。



9:56 できた? 離れていた機体が戻って来る。


積み荷の状況を見つつテンションをかけていく。


OK。ってこっちに離脱かい…


 この後しばらく鉄塔間での資材移送が行われる。
 操作に慣れの必要のない単純なフックにしていたのは現場の人がフックにかけるためだ。
 自分も玉掛の免許とクレーンの免許を取らないとな~。



10:14 ヘリポートに戻って来て


フック確保。降ろして~


JA6720 AS332L1 新日本ヘリコプター


あと1メートル


着陸よし。


 ちょっと早い小休止の後には午前中、生コン運搬が延々と続く。
 生コン車がやって来てバケットに指定量を入れる。



10:24 地上の準備完了。上がるよ~


離陸して


前進。下を確認


10:25 朝一はホコリが大敵。


目的地へ向かう。山の向こうみたいで時間がかかる。


10:30 場外にアプローチ。1回5分前後か。


フレアをかけて減速。


そっと空バケットを置いたら


ちょっと移動して


次のバケットを吊り上げる。


行ってらっしゃい。


続きます。
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ロングスリング(2021年4月10日その3)

2021年07月26日 07時19分21秒 | 航空機
ちょっと早めの小休止も終了。
機長が確認して準備よしのサインが出る。


11:01 行くよ~


こちらもサムアップで返す。


離陸。


ゆっくり上昇して


向きを変えつつ


このローターの仕組み、本当に面白い。


旋回が終了してさらに上昇へ。


地切りよし。


切り出し場へ。


 光線状態も変わってきた。
 また場外から離れて機体の見える場所へと移動する。



11:21 あ~、もう機体が陰っちゃう。


木を接地させて切り離し。


次の場所へと向かう。


11:25 あの角度じゃないと機体に光が当たらない。


 K-MAXは正面から見るとくさび型になっており、パイロットが下方確認しやすい設計になっている。
 そのため太陽が真上になってくれば来るほど機体の横には光が当たりにくくなる。
 完璧な条件での撮影は難しいね。

 そろそろお昼休憩。
 ゆっくりと場外へと戻る。



12:02 戻ってきたがド逆光。


フックを確保してロープを整える。


降下中…


下方確認するH機長。思わず目が合う(笑)


あと3メートル…


12:03 着陸。


入れる燃料のドラム缶の本数を指示する。


エンジンカット、ローターブレーキよし。


 お昼からも撮ってく?と聞かれたけど「本職」があるのでこれでお暇します。
 でももう少しかぶりつきで撮らせてください。



JA6200 KAMAN K-1200 K-MAX アカギヘリコプター 


空冷中のT53-L-17ターボシャフトエンジン。これ1基でかなりの馬力がある。


 土場の方も静かになったのでこれにて退散します。
 午後からも気を付けて作業頑張ってください。


今回もアカギヘリコプター株式会社様、ありがとうございました。
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安全マージンは3倍で(2021年4月10日その2)

2021年07月24日 08時53分42秒 | 航空機
同じ構図をいつまでも狙っていても面白くない。
ここの現場はお昼休みまでは何かしら機械がずっと動いているためそれらが止まるまで外へ出られない。
それなら時間もたっぷりあるから色々と試そう。
まずは土場へ向かうことにしたがもちろん危険。
ヘルメットは必携で安全距離も多めに取らなければいけない。
万が一、土場に緊急着陸することを想定してのことだ。


9:00 土場にアプローチ


9:07 正面に見えるけど


反転している最中だったりする。


上昇しつつ


金魚のフンをたなびかせて現場へ


下を見つつ土場の誘導員のコールに合わせて降下


軽々と2本を持って来ているけど1本はそれなりの太さがある。


早いな~


全景はこんな感じ。木材搬出のトラックもまだ入れないから山積み。


JA6200 KAMAN K-1200 K-MAX アカギヘリコプター


しかしまあ、見た目に反して軽快な動きなこと。


 あまりここで長居するのも危険。
 安全なところへと移動…と思って時計を見るとそろそろ小休止の時間。
 慌てて場外へと向かったが一足先にヘリは着陸。
 離着陸時は危険なので離れて待つ。



9:38 離陸して


切り出し場へ。レンズが面白いことしてくれた。


 Kさんに声をかけ、次の小休止タイミングを確認する。
 今度は着陸が撮りたい。



でも吊っているところも撮りたい。


オンコース


フレアをかけて減速。まずは下になっている側を接地させ、降下しつつ前進させてフック側を接地させる。


接地、ワイヤーカットを確認してすぐに反転。


切り出し場へ


 ふと時計を見ると結構いい時間。
 慌てて場外へと戻り、Kさんに撮影する場所を確認。
 何があっても自己責任でと二人で確認し合ってから山登り開始。



10:56 よし、思ったような構図が撮れた。


続きます。
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予算執行状況の確認(2021年4月10日その1)

2021年07月22日 10時08分15秒 | 航空機
先週の帰りに下見した某所へ朝から行く。
主要道路から近いとはいえ、そこはやはり山の中。
ゲートからそこそこ歩いたところに目的のものはいた。


久しぶりのK-MAX


 「久しぶり~」と迎えてくれたのはKさん。
 今日の機長のHさんもいたのでご挨拶。
 今年度もよろしくお願いします、と言うと
「これ、昨年度分の仕事だけどね」とのこと。 
 確かに、ギリギリに発注されてたよな、ここの。
 公共事業だから予算によって仕事が管理される面もあるから大変でもある。



8:15 スタート前チェック開始。


8:16 エンジンスタート。


各部チェック中。


8:17 セントレアに向かうJLのB78。何かチャーターかな。


チェックリストに記入していく。


8:21 タフにできているK-MAXはエンジンの空気取り入れ口がメッシュ状になっている。


OK、上がるよ~


8:22 離陸。


ロープの状態を見ながら上昇中。


JA6200 KAMAN K-1200 K-MAX アカギヘリコプター  お、いい感じ。


元山へ向けて出発。


 それでは自分も移動開始。
 Kさんに声をかけてからゲート付近の土場へと向かう。



木を置いたら


すぐに反転


この軽快な動きがいいね。


大体2分おきに土場へとやって来る。


地上の誘導で降ろして木が完全に接地したら切り離し。


この作業が続く。


 下の様子も撮影したいな…
 邪魔にならず、万が一があっても逃げられる場所を探そう。

続きます。
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長野県防災航空隊新機体就航式の前後(2021年4月3日)

2021年07月20日 07時01分03秒 | 航空機
昨年末に新機体が導入された長野県防災航空隊。
その後の訓練は順調に進み、2021年5月頃には運航再開が見込めると聞いていた。
その言葉を裏付けるかのようにあちこちで自隊訓練が行われた。
その様子は長野防災のファンがしっかりと写真に収めており、SNS等にもアップされており悔しい想いをしていた(笑)

3月末に事態は急変する。
中の人から4月3日に式典を行うと連絡が来る。
ヘリコプタージャパン編集部に連絡すると把握していなかったようで、編集Hさんの叫び声が電話から響く。
しかし翌日、取材許可と自分の分の取材許可証が取れたと連絡が来て一安心。
ただ、許可申請者は私になっているとのこと。絶対行かなくては!


当日はちょっと早めに家を出発。
できることならドクターヘリの「出勤」も撮りたいからね。


8:06 おや、まさかな機体が出て来たよ。


8:18 ちょっと遅れてこちらもスタンバイ。


8:24 NO.2エンジンスタート


8:27 こちらもエンジンスタート。


オイルの確認等をする整備士。


整備士のようなツナギを着た男の子が話しかけ、それに応える新日本ヘリコプターの整備士。


8:30 時間になり管制塔の業務開始。同時にドクターヘリがコンタクトしてタキシーアウト。


桜をバックに。


8:31 JA120D EC135P2+ 信州大学医学部付属病院/中日本航空  今日もよろしくお願いします。


8:33 こちらも離陸へ。


子供には優しい整備士たち。


JA9439 富士ベル204B-2 新日本ヘリコプター  南信の山奥へ。


 しばらく公園で仲間たちとくつろいでいると編集Hさんから電話が来る。
 それじゃターミナルへ行きます。

 久しぶりにお会いしたHさんとの挨拶もそこそこに送迎デッキ上がる。
 もうすぐエンジンをかける機体がいるのだ。



10:04 ちょうど機長が乗り込み。


脚が上がるのが早い→軽い→人が乗っていない  コロナが収束するのはいつだろうか。


10:09 NO.1エンジンスタート。


10:11 最終点検をしてOK。


10:13 タキシーアウト。大勢のギャラリーに見送られる。


10:15 離陸して空中警邏へ。滑走路の両サイドからもお見送り。それに応える隊員も素敵。


 「さて、行きましょう」とHさん。
 小柄な女性だがフットワークは本当に軽い。
 式典開始は11時。
 受付を済ませて一般が立ち入ることが可能な場所で暫く待機となる。
 その間に来賓が続々と中へと入っていく。



10:40 お、この長身のスーツ姿の方は阿部長野県知事。対応は石坂センター所長。


コクピットの電源を入れて計器盤を見る阿部知事。


 そういうのはメディアを入れてからにして~!とも思うが、後からごちゃごちゃするからね。
 先に見ておいた方がいいか。


 時間になり、職員に誘導されて報道席へ。
 式典の様子はヘリコプタージャパン2021年4,5月合併号をご覧ください。

 撮影中、このヘリを造ったSUBARU航空宇宙カンパニー戸塚プレジデントに声をかけられる。
 防災航空センター入り口にはたくさんの寄贈写真が飾られている。
 その中に中学生(撮影当時)が撮影した写真があり、その写真に感銘を受けたという。
 「凄いよな~!」と言う戸塚氏を見つつ周りを見るとフェンスの外にその当人が(笑)
 「彼です」と紹介することができたのだった。こんなこともあるんだね。


 式典が終了した後、編集Hさんとも別れて仲間の元へと戻る。
 長野だからまだ隊員に知っている人がいるとはいえ、緊張するよ。



13:09 何か外してる。座席かな?


14:03 南風成分が多くなってきたので向きを変えてからエンジンスタート。


14:16 防護衣を着ているからミッションかな?


思ったよりも高かった。


去年巣立ったうちの1羽かな?


14:33 う~ん、春霞が…


式典中うるさかったのは貴社でしたか。


14:46 JA05CP BK117C-2 中日新聞「まなづる」  桜ねらいかな。


 これにて撤収。
 今日も色々とありがとうございました。

 7月に機体の時間点検も終わった長野防災機JA02NA。
 そろそろ市町村訓練をやらないかな~。
 今後ともよろしくお願いします。
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富山県ドクターヘリ事業者交代(2021年4月1日その3)

2021年07月17日 07時34分10秒 | 航空機
師匠のおすすめ店のインド料理をしっかりと堪能した。
次は富山県ドクターヘリの基地病院である県立中央病院へと移動する。
写真的には病院の名前と機体をを入れたいが、それには飛ばないと無理そう。
かと言って出動を期待するわけにはいかないんだけどね。
そんなことを師匠と話しているとヘリのエンジンスタート音が!
師匠の車に乗りちょっと移動。上がっちゃう!


14:33 ヘリパットから上昇して


向きを変えて


JA32KC EC135T2 東邦航空


北の方へ。


 1回出動すると1時間近く帰ってこないはず。
 さて、それまでここで待つかどうするか…
 そんなことを思っているとヘリの音が聞こえてくる。
 あれ?もしかして



14:35 病院上空で高度処理


14:36 いい感じにバンクを付けて旋回


もう一周する?


と思ったらファイナルアプローチ。


14:37 間もなく着陸。


 状況からして出動後キャンセルだろう。
 個人的には病院離着陸が撮れたから十分。
 しかも患者を載せていない状態だから気が楽だ。



15:10 エレベーターも使ってストレッチャーを持ってきた。人は乗ってない?


 この後、屋上では新機体に対する動作の確認を行っていたみたい。
 もちろん年度末に訓練はやっているがおさらいだろう。
 これまでのA109は後部席に回転機構を使って搬入していた。
 それが後部クラムシェルドアからになるから動線が変わる。
 ある程度慣れが必要だろうな。

 このままここで待っていても「帰宅」の上りを見るだけになってしまいそう。
 師匠と別れ、格納庫へと向かう。 

 格納庫に到着してすぐに師匠から実働で上がったと連絡が入る。
 富山タワーを聞いていると南の方へと向かっていることがわかった。
 どこだ~



16:56 いた! が、着陸せずにUターン。


 現場上空に到着したものの、救急隊からキャンセルが出たのだろう。
 時間的には病院へ戻ったらドクターとナースを降機させてすぐにここへと来るだろう。
 あともう少し待つか。
 そう思っていたら師匠から「エンジンカット」の連絡が来る。
 もう17時過ぎたのにどうして…と思ったがここが富山県だということを忘れていた。
 契約は「8時半から日没まで」ということ。
 しばらく待つか。

 18時になり師匠から「エンジンスタート」と連絡が入る。
 やれやれ、ようやく今日の仕事が終わったか。



18:07 東からぐるっと回って


西からアプローチ。東からだと太陽がまぶしい。


ランディングライトをつけていた。


残光でテールが赤くなる。


ゆっくりと降下して


着陸。


整備士が降機して確認、エンジンカット。


お疲れ様でした。


18:10 ログを〆て機長が降機。


整備士はドリーを持って来てセット。


動くよ~


ハンガーイン。


ハンガーの扉もこれでクローズ。お疲れさまでした。


これにて撤収!
急いで帰ろう。

今回も師匠に色々と助けられました。
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令和三年度開始にあたり訓示(2021年4月1日その2)

2021年07月15日 06時59分24秒 | 航空機
ドクターヘリの出勤をお見送りし、富山空港へと移動する。
今日は防災ヘリは飛ばない、と聞いてはいるが万が一があるかもしれない。
師匠の車の後について富山空港へと向かう。


10:08 お、出してある。


 11時を過ぎて動きが出始める。
 航洋さんがまずは機体を出す。



サンゴーマルは軽そうだな~


防災の方は訓示中かな。


ピトーのタグとか外しているから飛ぶつもりかな。


11:10 年度初めの式典終了。記念撮影かな?


記念撮影はアタリだったがまさか逆光側に行くと思わず。


 撮影はあっという間に終わり、皆ハンガー内へと戻っていく。
 え、これで終わりなの?



11:30 エンジン回す…?


11:33 カーゴベイの中を再チェックしてクローズ。


11:34 改めてエンジンスタート。


11:38 なんだか左席の人が教官か審査官か…


11:39 JA6502 AS350B3 朝日航洋  ホバータキシー開始。


ヘリパットから離陸してライトターン。黒部方向?


 エプロンでは今度は消防隊員と数名のスーツ姿の人が出てくる。
 今年度から隊長と防災センター長が変わっている。
 その方達かな~。



立ち位置を細かく指示する隊員さんが一人。


そのための台か… 言ってくれればシャッター押しますよ~(笑)


左足太もものポーチが気になる。結構いっぱい入りそう。


11:44 セルフタイマーで撮影中。


もう一枚。


次はマスク無し。


マスク無しの中心に向かってちょっと斜めに。


11:48 撮影完了。


ここでセンター長達は終了。


消防隊員だけで色々と。


一列に。


このカメラ持ってる隊員さん、写真に造詣がありそうな感じ。


かなり角度にこだわってます。


これで空港を離脱。
お昼ご飯は師匠のおすすめ店へと向かうのだった。


続きます。
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令和三年度開始(2021年4月1日その1)

2021年07月13日 07時00分58秒 | 航空機
新年度は何かとある。
予算執行の開始日になるためこの日を境に新旧交代するものもある。
それは人だったりモノだったり。
そして公共事業の場合は事業者が変わることも。

そんな令和三年度の富山県ドクターヘリ事業はこれまでの静岡エアコミュータ(SACC)から東邦航空へと変わる。
新潟もだが、事業者が変わることもある。

3月31日のSACCでの事業最終日見送りは師匠がしてくれた。
自分の方はお仕事兼ねて新旧交代の様子を撮影しに行くことにした。



7:09 ハンガーオープン。


 このハンガーは県の予算で建てたドクターヘリ事業用の格納庫。
 しかしここには給油施設は無い。
 あくまでも格納、簡単な整備を行う場所として準備されたものだそうだ。



7:15 今日から事業開始となる東邦航空の機体を出す。メインロータークリア~


電動式のトーイング機で出す。


7:16 テールクリア。


奥ではSACCの方達が片付け中。


各部チェック中。


 東邦航空もドクターヘリ事業を行う会社だからノウハウはある。
 しかしこれまでSACCとのやり方だったドクターが東邦とのやりとりに慣れるまでが大変だろう。



7:44 そろそろエンジンスタート。


奥ではSACCの方達もお見送り。


7:45 SACCの整備士と東邦の整備士が握手を交わす。


 このシーンを見て熱いものがこみ上げる。
 きちんと「バトン」は託されたのだな、と。



7:46 エンジンスタート。


7:47 エンジンスタート良し、電源外して格納庫へ収納。各部チェック。


7:48 整備士が乗り込み。準備よし。


離陸。


7:49 JA32KC EC135T2 富山県立中央病院/東邦航空  後ほど~


 今度はSACCの機体が離陸することになる。
 航空会社にとって機体を地上に置いておくだけなのはお金を棄てているのと同じこと。
 早めに拠点へと戻し、整備後にバックアップとして使用することになる。
 


8:19 ハンガーアウト。


ゆっくりとバックして


もうちょい…ストップ!


チョークを入れて固定してからトーバー切り離し。


このかんじきも見られなくなるか。


AW109のドクターヘリも結構増えた。


整備士が各所確認中。


8:33 ハイエース1台では全部荷物は入らんわな。


 県が準備したのは格納庫と付随する地上設備のみ。
 機体に関係する工具類や運航管理に関わるものは航空会社持ちになる。
 機材が変われば工具類も変わるから本当に大変。



8:50 フライト前のチェック終了。機長が乗り込み。


8:52 それじゃ行くよ~


8:53 NO.1エンジンスタート。


8:54 NO.2スタート。


OK!


8:55 輪留めを外して後部ハッチへしまう。


各所再チェック。


整備士が機体に乗り込む。この後、色々とチェック。


9:03 準備よし!


離陸。


JA10YM AW109SP 静岡エアコミュータ


6年間ありがとうございました。


経由地である小牧へ。静岡ダイレクトするにはかんじきが邪魔なのだ。


これにて移動開始。
SACCの方々にはこれまでにも色々とお世話になりました。
またどこかでお会いしましょう!
できれば災害現場以外で…。
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福井県ドクターヘリ訓練in鯖江その2(2021年3月19日その3)

2021年07月11日 21時25分07秒 | 航空機
ヘリへの引継ぎが終了したところで消防と医師、運航会社の3社による意見交換会が行われる。
メインはドクターと救命士の意見すり合わせだろう。


集合かけると普段、消防ならこの距離だろう。


 「もっと近くに寄ってください。これが今の心の距離ですよ」と整備士とドクター。
 密閉された空間じゃないからお互い声の聞こえるところまで近寄ろう。



ということで近くなったところで講評、意見交換会開始。


やはり一番の質問は救命士からで特定行為の指示をどうするかということ。


 救命士としては医師からの指示が無いとできない医療行為がある。
 ヘリとの無線が届かない場合を心配していた。
 機上のドクターでなくても基地病院のドクターとなら共通認識できるから大丈夫とのこと。
 細かいことは運航開始後に検討会が行われるだろう。
 そのときにいっぱい意見が出るだろうな~。
 また、この時にドクターと救命士の「顔のつばがり」がしっかりとできる。
 顔も知らない相手より、お互いを知っていた方がスムースに色々と進むこともあるからね。



救命士の質問に答えるフライトドクター。


他にもヘリ運航に関しての質問もいくつかあった。


 意見交換が大体終わったところで機体の見学会開始。
 この頃には周辺の住民も見に来ていて結構な人数となる。



「大柄な人だと載せるの大変なんで手伝ってください」とドクター。


和気あいあいな感じ。今しか見られないよ~


消防広報担当者とドクター、救命士で色々と話していた。


メディア関係者もしっかり撮った?「もう、十分」と新聞屋さん。


 自分はこの後CHSの方たちとお話しと名刺交換。
 今後ともよろしくお願いします。



14:45 機長と整備士は機体の確認。


「これにて訓練を終了します!」


14:46 ドクターが搭乗。


「また次、よろしくお願いします」


14:51 NO.1エンジンスタート。


14:521 NO.2エンジンスタート。


OK!


14:53 各部チェック終了。ありがとうございました。


14:54 JA6932 BK117C-2 福井県立病院/セントラルヘリコプターサービス  離陸


結構上昇してから前進開始。


基地病院へ。実はここからシナリオ再開。


 ドクター達はこの後戻って終わりではなく、病院に到着してからもシミュレーションが続くという。
 運び込まれる患者の状況によってシナリオはいくつもできるだろう。
 そこまでして備えているのだな、と感心する。


その後、福井県全消防機関との訓練を行い、5月24日から正式に運航が開始された。
最初の一年は色々とあるだろうけどうまく連携を取って軌道に乗ることを願います。


今回はセントラルヘリコプター(株)様の多大なるご協力をいただきました。
この場を借りて厚く御礼申し上げます。
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