AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

企業ブランディングの崩壊⑻

2019-12-03 12:39:50 | 今そこにあるメディアのリスク

もう一つ 現政権に対峙しているのが、「宝島社」だろう。




はじめて目に突き刺さったのが「おじいちゃんにも、セックスを。」だった。
あの頃まだ「セックス」など規定違反のモラルハザードだったかも知れない。書き手自体が躊躇した性のアイコンでもあった。
コピーライター前田 知巳さんの作品です。
宝島社は毎年、我々を鼓舞する様に琴線に触れる企業広告を撃って来ている。




東日本大震災後の2011年には「いい国作ろう、何度でも。」連合軍総司令長官ダグラス マッカーサー元帥が厚木基地に降り立った、1945年8月30日であった。この画像に賛否両論が出たが、的を得た表現だったと思う。




30段 新聞見開きでの「忘却は罪である。」真珠湾攻撃機と原爆のキノコ雲、「人間は過ちを犯す。しかし学ぶことができる。世界平和は、人間の宿題である。」この国は戦前 戦中戦後 バブル バブル崩壊後 強いて言えば森友学園問題 加計学園問題と何時も時代時代に「総括」をしてこなかったのである。






2019年平成最後の1月7日の企業広告は「敵は、嘘。」「嘘つきは、戦争の始まり。」をメインコピーに、2つのビジュアルを使用した連日メディアを賑わしている隠蔽、陰謀、収賄、改ざんの事件など、気がつくと、世界中に嘘が蔓延しています。それを伝えるニュースでさえ、フェイクニュースが飛び交い、何が真実なのか見えにくい時代になってしまいました。人々は、次から次に出てくる嘘に慣れてしまい、怒ることを忘れているようにも見えます。嘘が蔓延している今の世界に対して、嘘についてあらためて考え、そして、嘘に立ち向かって
ほしい、そんな思いをこめて制作しました。(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000795.000005069.htmlから一部引用させていただきました。)

そして、死生観ではその生き方を、今は亡き樹木希林さんを起用している。




そして希林さんが亡くなられてからも、「あとは、自分で考えてよ」「さよなら、地球さん」







家族の集合写真やアインシュタインの様に舌を出した希林さんである。樹木希林さんが、亡くなられたのに今もこの世にいる様に思ってしまう。「生がこの世であり死が土の下の根っこ」だからだろう。「桜を見る会」での安倍晋三総理の答弁に「嘘つきは安倍はじまり」と素直に言える。首相がやじったら、野党議員も反安部の自民党議員も一緒にこの言葉を合唱して欲しいものだ。
「嘘つきは安倍はじまり」