AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

広告が消えた日(2)

2015-02-18 23:15:14 | アイディアのIdentity







先日、打ち合わせに渋谷へ。長引いて夕刻になってしまいました。帰宅ラッシュの前に湘南新宿ラインに乗りたかったのですが、、、。なんと、ハチ公前には大勢の外国人達が集まっているのです。英語ばかりでなく、中国語、フランス語、それにスペイン語 なんだかもう解りません。ここは渋谷か?モンパルナスか?観光客なんだか?もう日本ではありません。
煌くネオンサイン、いやデジタルサイネージュが、外国人達を魅了しているのかも知れません。
フランスのグラフィックデザイナー、Nicolas Damiensさんが、面白い表現をしてくれておりました。題して「tokyo no ads」東京の巷に溢れかえる看板や広告を取り払ってみたらどうなるだろうか?舞台となるのは、渋谷の交差点や池袋などの飲み屋街、さらにはよくあるマンションの屋上看板まで。そこから全ての広告を消すと…街は一気に言語を失ったような静寂の空間に。ネオンのぎらぎらした光さえ、やさしい灯りのように見えてしまう、、。東京の夜の闇を照らす店の看板や広告がヤケに恋しくなるのです。パリでもニューヨークでもラスベガスとは違った「東京のアイデンテティそのものだ。」特に外国の方にとって漢字は「魅了されるタイポグラフィそのもの。」この看板を消してしまうだけで、東京のGDPはガタッと下がってしまうでしょう。
とても面白い発想ですね。


(c)NICOLAS DAMIENS/http://www.huffingtonpost.jp/2015/02/17/nicolas-damiens_n_6696000.html

Nicolas Damiens
http://www.nicolasdamiens.com/project/tokyo-no-ads/

(Nicolas Damiens氏の許可を頂きアップしております。)

2月17日(火)のつぶやき

2015-02-18 10:23:30 | 今そこにあるメディアのリスク

『地震ニュース』
amba.to/17dsqyc

昨日の地震雲は確かなものでした。自分の知識と裏付けは、先代地震予知、村山教授、それに松原先生と一緒予知夢を観る女性の方 未だ未だ続くとおもいます。ご注意ください。



広告が消えた日(1)

2015-02-18 00:07:13 | 諸先輩の言霊



丁度 ある大手薬品会社の創立記念日の為の新聞15段 (全面広告)のデザインとコピー打ち合わせでバタバタとしていた頃でした。昭和天皇の崩御の号外とニュースを聞き、当時営業で4社のクライアントの新聞、雑誌、ラジオ媒体、クリエーティブ担当の滅茶苦茶な仕事量でした。これは各クライアントの宣伝部等連絡を取り合わなければ、、、。でもデザイン事務所に行くのが先決でした。あの日は、後で阪神淡路大震災で神戸を訪れた時の「色のない世界」そう。「東京から色が消えた日」でもありました。
号外が配られ、銀座も各店々が半旗をかざしていました。あそこまで色彩のない東京を感じた事はなかったです。其れだけ日本国民としては、悲しい日でもありました。私は911にもNYで遭遇しました。毎日 テレビニュースで犠牲になった多くの消防士の葬儀を中継していましたが、あの時の銀座とは違いました。午後 プロダクションから社に出社しますと、全員が忙しく電話をしていました。XDayからの報道規制は出来上がっておりましたが、新聞そして雑誌は出稿を何処までずらせるか?特に広告対向もありますから!新聞、雑誌局との鬩ぎ合いでした。あの時の色彩のない銀座は今も思い出すと、広告が消えた色彩のない日本でした。