先日、打ち合わせに渋谷へ。長引いて夕刻になってしまいました。帰宅ラッシュの前に湘南新宿ラインに乗りたかったのですが、、、。なんと、ハチ公前には大勢の外国人達が集まっているのです。英語ばかりでなく、中国語、フランス語、それにスペイン語 なんだかもう解りません。ここは渋谷か?モンパルナスか?観光客なんだか?もう日本ではありません。
煌くネオンサイン、いやデジタルサイネージュが、外国人達を魅了しているのかも知れません。
フランスのグラフィックデザイナー、Nicolas Damiensさんが、面白い表現をしてくれておりました。題して「tokyo no ads」東京の巷に溢れかえる看板や広告を取り払ってみたらどうなるだろうか?舞台となるのは、渋谷の交差点や池袋などの飲み屋街、さらにはよくあるマンションの屋上看板まで。そこから全ての広告を消すと…街は一気に言語を失ったような静寂の空間に。ネオンのぎらぎらした光さえ、やさしい灯りのように見えてしまう、、。東京の夜の闇を照らす店の看板や広告がヤケに恋しくなるのです。パリでもニューヨークでもラスベガスとは違った「東京のアイデンテティそのものだ。」特に外国の方にとって漢字は「魅了されるタイポグラフィそのもの。」この看板を消してしまうだけで、東京のGDPはガタッと下がってしまうでしょう。
とても面白い発想ですね。
(c)NICOLAS DAMIENS/http://www.huffingtonpost.jp/2015/02/17/nicolas-damiens_n_6696000.html
Nicolas Damiens
http://www.nicolasdamiens.com/project/tokyo-no-ads/
(Nicolas Damiens氏の許可を頂きアップしております。)