AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

ハリウッド こよなく映画を愛す

2014-05-30 23:36:02 | 今そこにあるメディアのリスク




昨年、アメリカの大学の講義を取り上げた、NHK E テレ「白熱教室」ハバード大学 サンデル教授、スタンフォード大学 ティナ シーリング先生など多くの先生方の教える斬新さに学べきところ大でした。その中でハリウッド白熱教室 サザンカリフォルニア大学ドリュー・キャスパー教授の「映画論入門」も学ばせて頂きました。その中で映画の音の効果です。私も学生時代 映画鑑賞批評 登川直樹先生のお陰で多くの国内外の名作を観させて頂きました。「お若いのになんでそんなに古い映画ご存知なんですか?」とか言われます。全て先生の受け入りです。 キャスパー教授が取り上げたのは、「サウンド オブ ミュージック」でした。そのイントロの部分を、どういう音が重なり合い、カメラアングルと同調しながら、あのアルプスを舞台に立つジュリー アンドリュースの冒頭の歌に繋がっていくのか?私の大学時代の友人で立教大学で教鞭をとっている、詩人の竹内正人先生が、学会で「音への無頓着」を題材に発表してらっしゃいましたが、音は何時もカメラフレームとマイクブームでもめるのです。その位今の若い方々は音に対して無頓着です。キャスパー教授は学生にそれぞれの効果音を学生達に演じさせるのです。あの名作の冒頭の部分 どうだったかと確認してみると、自分の認識と相当ずれていました。アップしたのは、ロサンゼルスにありますハリウッドボールでの「サウンド オブ ミュージック」のHD デジタルマスター版の上映会、 2009年でした。この聴衆の歓声 1965年でしたから、およそ50年前の映画です。これを観ても、あのイントロの長い空撮、ホレストガンプではありませんから、CGの羽でもなく、カメラ撮影のブレを吸収するスティディカムもありません。それでもここまでやり遂げる。流石 名匠 ロバートワイズ監督です。それにしても、映画の効果音を学生達に演じさせるこのインタラクティブな講義 大学の先生方も学んで欲しいと思いますね。

5月29日(木)のつぶやき

2014-05-30 03:00:09 | 今そこにあるメディアのリスク