咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

地方紙に投稿・・・

2011-10-11 23:15:40 | 日記
 当方のブログにも再三にわたり、大好きな池波小説のことを掲載している。この小説は、どの一遍をとっても、どのページを開いてもスーッと引き込まれてしまうほどの魅惑に包み込まれる。

 そして、人の生きることの必要性、いろいろな人々の生き様が著者の眼を通して愛着を持って描かれている。「人は死ぬことだけが分かっている。そのほかのことは何もわからない」と、その基本線のもとにキチンと描かれているから、離れがたいものがあるのであろう。

 時として最も大切な日本人が守ってきた心の在り方について、登場人物を通して書き込まれているが、それが全く嫌みのない、しつこさもない描写である。

 そのように何度もいろいろな小説を読み返しているものだから、先般、地方紙の読者投稿欄に「池波文学に日本人の心学ぶ」・・・と、いった内容の記事を投稿した。

 10日早朝、義兄からメールがあった。「池波文学投稿、拝見しました。道徳心の欠如同感です」と・・・・。

 「あっ、本日の新聞に掲載されたのか、10日以上経っているのでその内と思っていたが、案外、ボツ稿になったのか」などと、気をもんでいたもので。
 早速、新聞受から取り出した紙面をめくって、あった、あった。やはり、活字になって掲載されると・・・結構、うれしいものだね。

 家内が真っ先に読んでくれて、「手直しされていないね。平素からブログを書いているからわかりやすいよ」・・・な~んて、褒めてくれたようである。

 あの新聞記事を切っ掛けに一人でも多くの若い方たちに、池波小説、池波文学の1ページをひも解いてもらい、深く掘り下げて読んでもらったら・・・うれしいけど

 投稿記事については、もう少し書きたいと思ったが、長さ400字以内の制限があるものだから・・・ちょっと、短いけど下記の内容で掲載された。(夫)


[追 記]~投稿記事~
 池波正太郎の小説にハマって30数年、定年退職後は暇を見つけてはいろいろと読んでいる。一貫して流れているのは、人の喜怒哀楽に対する尽きることのない著者の共感である。あらゆる登場人物が、生きているように描かれており、歴史の中で忘れられた人たちがものの見事に生きいきとしている。
 「いえ、いかに文明開化の世がやって来ようというときでも、人のこころなぞというものは愛憎のおもいから一歩もぬけ出すことができるものじゃございません。
 愛憎のおもいというものがわいてこぬ人は、もう人間じゃない。そう考えますね。よろこびも憎しみも、そして悲しみも、みんな上の空というやつ。こういう人間は、どうも私どもにはぴったりとまいりません」(「その男」より)
 連綿として引き継いできた日本人の道徳心、それが戦後教育の中で忘れられようとしているが、池波文学には生きいきと描かれており、多くの若い人たちに読んでもらいたい。



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これは強い・・・トランセンド

2011-10-11 23:15:25 | スポーツ
 変則3日間開催最終日の10日、この日は「岩手競馬を支援する日」として、“第24回南部杯”が東京競馬場において開催された。

 好天に恵まれたこの日の東京競馬場は、約6万人の入場者があったとのこと・・・他の競馬場は未開催なのに。

 岩手県営競馬とJRA東京競馬場が、姉妹提携をしていることもあって、震災のあった岩手競馬を支援するために今回は“南部杯”が東京で開催されたらしい。そして、いよいよスタートの時がやってきた。

 通常のスタートのファンファーレは、JRAのG1競走用のものであるが、この日は、岩手競馬の“南部杯”で使用されているものとのこと・・・ちょっと聞き慣れないものであったが、いつものようにファンの大きな歓声にかき消されるようである。

 下馬評では、1番人気のトランセンドが4コーナーを先頭で通過すればそのまま押し切って、同馬の勝利はまず間違いないだろうと・・・あった。勿論、当方の応援馬であり、今回もどのように強い勝ち方をするのか、勝馬投票券抜きでその方に興味があった。

 15頭の各馬が芝コースのスタート地点から一斉にゲートを離れた。好スタートを切ったのは、トランセンドではなくエスポワールシチーだった。同馬が難なく先手を主張し、連戦連勝していたころの元気そうな動きで先頭に躍りでた・・・。

 何と、なんと、トランセンドがスーッと先手を主張するものと思っていたが行き脚がつかない。そのため、芝の切れ目からダートに入るところで脚を使ってしまった。押して押してやっと番手追走となった・・・ちょいと、ちょいと、大丈夫かいな、と不安がよぎった。

 内からバーディーバーディ。ダノンカモンも中ほどから好スタートを切って3、4番手に楽につけて追走、オーロマイスターは中団後方から追走している。なお、スタート直後に岩手のロックハンドスターに故障発生とのことで騎手が落馬したと・・・実況。
 
 長い向正面の直線から、先団は3、4コーナーに入ったが、かなり早い流れと実況。さぁー、4コーナーから長い直線に向いた。逃げるエスポワールシチーの脚いろが衰えそうにない・・・このまま、押切るかと思われる勢い

 残り400mでも、エスポワールシチーがトランセンドやダノンカモンに3馬身以上離して逃げている。後続のこれら2頭が差を詰めるが、200mあたりでもまだ1馬身以上離している。

 200mを過ぎたあたりでやっとエスポワールシチーに半馬身差迫り、後続の2頭の叩き合いの中、エスポワールシチーを交した。ダノンカモンがアタマ差抑え込むようにトランセンドの前に出た・・・大外から、1頭黄色の帽子のシルクフォーチュンが一気に迫ってくる。

 そのほかの馬は、後方馬群におり前には届きそうもない・・・。

 残り、100mを切ったところで、内からトランセンドがダノンカモンを再び差し返す・・・凄い、勝負根性。これが、世界2位を経験した馬の実力なのか、なんということか、鳥肌ものである。

 遂にトランセンドがダノンカモンをアタマ差抑えてゴールに飛び込んだ・・・これは、強い。4コーナーの入り口では、万事休すと思わせていた馬とは思われない最高のパフォーマンスを魅せてくれた。

 3着には、大外から一気に追い込んできたシルクフォーチュンが上がったが、終始ペースをつくり、これは完全復活かと思われる走りを見せたエスポワールシチーも最後は力つきてしまった。しかし、このレースにより、次走はいい走りをするものと期待できる。

 ところで、今回ばかりは、あの前半のレースぶりから負けたと思ってしまったトランセンド。長期休養明けで体が思うように動かないのか・・・と、悪夢が頭の中を駆け巡った。
 だから、ダノンカモンとの叩き合いに勝利したトランセンドには頭が下がる思いである。この日、多くのファンを大いにシビれさせただろう。(夫)


[追 記]
 これがドバイワールドC2着馬の底力だ。単勝160円の断然人気トランセンド(牡5、安田)が、2着ダノンカモンとの激しいたたき合いを制してG1、3勝目を決めた。
 ダッシュの良かったエスポワールシチーにハナを譲る形になり、道中は外の2番手を追走。4角途中から藤田伸二騎手(39)の手が動き始めたが、そこからの粘りが際立っていた。直線半ばで逃げるエスポワールを抜き去ると、残り1ハロン地点からダノンカモンとの併せ馬。外から競られる苦しい展開を封じ込めた。勝ち時計は1分34秒8。頭差の接戦だった。
 藤田騎手は「1番人気に応えられてホッとしています。休み明けの分もあって、ちょっと反応が鈍かった。世界の舞台で戦ってきた馬だし、負けられない気持ちで一生懸命追った」と激闘を振り返った。3着には上がり最速の36秒3で追い込んだシルクフォーチュンが入った。
(出典:JRA-VAN NEXT 抜粋)


 参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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コメント (2)
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