半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『来る』を観ました。

2019-11-25 15:45:18 | えいがかんしょうの部屋
 オカルトライター・野崎のもとに相談者・田原が訪れた。最近身の回りで超常現象として言いようのない怪異な出来事が相次いでいると言う。田原は、妻・香奈と幼い一人娘・知紗に危害が及ぶことを恐れていた。野崎は、霊媒師の血をひくキャバ嬢・真琴とともに調査を始めるのだが、田原家に憑いている「何か」は想像をはるかに超えて強力なモノだった。民俗学者・津田によると、その「何か」とは、田原の故郷の民間伝承に由来する化け物「xxx」ではないかと言う。
対抗策を探す野崎と真琴。そして記憶を辿る田原・・・幼き日。「お山」と呼ばれる深い森。片足だけ遺された赤い子供靴。名を思い出せない少女。誰かがささやく声。その声の主・・・そ・う・か!・あ・れ・の・正・体・は、・あ・い・つ・だ!
決して「xxx」の名を呼んではならない。「xxx」は、声と形を真似て、人の心の闇に・・・来る!!!
どんどんエスカレートする霊的攻撃に、死傷者が続出。真琴の姉で日本最強の霊媒師・琴子の呼びかけで、日本中の霊媒師が田原家に集結し、かつてない規模の「祓いの儀式」が始まろうとしていた。彼らは、あれを止めることができるのか!?
(公式サイトより)
 中島哲也監督作品です
田原は、子供の時、何かあったような「シーン」だけあったけど、幸せそうな夫婦だし、素敵な奥さん(香奈)だし、一人娘も出来て、田原自身もイクメンだし・・・
悪い感じは無いんだけど、何かに取りつかれちゃっている。超常現象のシーンが続きます。
ただ、次第に明らかになっていく、田原の素顔、そして、田原の謎の死以降に明らかになる、香奈の素顔・・・
「あれ」よりも、この田原夫婦の「仮面の中の顔」を恐怖としている物語なんだ・・・ふーん
・・・「あれ」に娘を取られちゃって、この仮面夫婦もあえなくTHE ENDです。・・・が、話は終わりませんでした。
 元凶は津田なのか いや、真琴の存在は
彼らを見届けてきている野崎が、実はこの作品の主人公か  
・・・てな感じで、この作品は、主人公が誰だか、正直掴めない展開が続きますね。これはこれで面白い
で、ラストは、エース琴子の呼びかけで、日本中を挙げての「霊媒師あれ」という壮大な対決
怖いとかいう気持ちは吹っ飛んで、ただただ、圧倒されちゃうラストでしたね。
最初に「ホラー」というジャンルであることは知っていて、確かに各所で「怖っ」と思うシーンはありましたが、それ以上に、エンタメ感満載で、気が付いたら2時間強の作品もあっという間に終わってました。
中島監督作品・・・確かに
ちゅうことで、役者さん達それぞれの「味」が良かったです・・・で65点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
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『寝ても覚めても』を観ました。

2019-11-25 05:30:00 | えいがかんしょうの部屋
 東京。サラリーマンの亮平は、会社にコーヒーを届けに来た朝子と出会う。真っ直ぐに想いを伝える亮平に、戸惑いながらも惹かれていく朝子。ふたりは仲を深めていくが、朝子には亮平に告げられない秘密があった。亮平は、かつて朝子が運命的な恋に落ちた恋人・麦に顔がそっくりだったのだ――。
同じ顔をした二人の男と、その間で揺れ動く女の8年間を丁寧に、そしてスリリングに描く本作は問いかける。人はなぜ人を愛するのか?その人の何に惹かれ、なぜその人でなくてはならないのかー?傷つけ、傷つきながらも、誰かを愛さずにはいられない。まっすぐな想いが引き起こす衝撃の展開に、観る者は共感、時に反感さえ覚えるだろう。心をかき乱され、恋愛観を揺さぶられる、ただならぬ「大人の恋愛映画」の傑作が誕生した。
(公式サイトより)

 「ん どうした 何やってるの」というのが、俺の最初の呟きでした
美術館で後ろを通り過ぎた男性に気づき、そのまま彼を追い(まるで尾行)、そして彼が振り返り、抱きしめる
予備知識を全く持たずにこの作品を観て、いきなりの「運命の出会い」シーンでしたので、ただただポカンとするしかない状況でした。
でも、麦くん、なんか変だなぁ・・・ 事故でも何でもなく、単に「失踪」しちゃいました
しばし時が開いて、場所も東京に代わり、朝子の前に、同じ顔の亮平が現れました
この出会い、亮平からしたら(知らない女性にいきなり顔をさわられたりして)「ん どうした」って感じですよね
どんどん愛情を深めていって、幸せなシーンが続きますが、そこに麦がまた出現・・・映画してますな
でも、(麦が乗る)走り去るロケ車に手を振って、スッキリした表情をした朝子を観て、「一件落着」かと思いましたよ
麦は置いといて、その他の人たちは、全ていい形で収まってましたもん
しかし、麦は、予想できない行動を取るんですね・・・朝子を強奪しちゃいました
この行動、そして、その後の仙台での朝子との別れまで・・・麦は何を考えているのか、全くもって分かりません。
(あえて、麦ではなく、朝子にスポットを当てているから)
朝子もねぇ・・・思い出の地、仙台であったから、行き止まったって感じですよね。
ここからラストに向けては、色々と述べたらキリがありませんが、冒頭の物語の中の言葉で言うと、俺は「共感なんて無い」というところです
「運命の出会い」って、そんなに周囲をかなぐり捨ててまでも「上」に位置するものなのかなぁ・・・という感想です
まあ、そんな境遇になった事が無いから、分からないのかな
ちゅうことで、仲本工事サンだったんですね。。。。ちょっとビックリ・・・で55点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
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