秋月律子の誕生日のPV投稿は普通に盛況でした。ステラステージの発売から1年半経っていますから、よくやっていると言えると思います。
まあ、公式が提供している場で律子たち、仮想アイドルの誕生日をPが積極的に祝える場所が他にはありません。スマホ系はすべて演出を見るだけです。交流場所はありますが、ネットでお祝いしているのと感覚的には一緒。
ステラステージの新着PVなど、自分が投稿しないと面白さが半減すると思います。見ているだけだと、歌は同じ楽曲、ダンスは同じ振り付けの繰り返しですから、どこが面白いのかがなかなか分からないと思います。S4Uの操作は極めて限られていますが、投稿しているPは個性を出してしまいます。まるで仮想アイドルたちがPの期待に見事に応えてくれているような錯覚に陥ります。
パソコンのCPUがクロック数が上限(?)に到達してしまったものの、トランジスタ数の増加にものを言わせてコア数だけで無く、単一コアの性能も上がっている件。
私の妄想になってしまいますが、各社が多コア化に積極的になったのにはPS4の貢献は大いにあると思います。普通のOSではせいぜい8コアまでしか性能向上が望めません。しかも4コアくらいから性能向上が鈍化します。ARMの主流が4コアなのは理由があります。
今の若い方にはショックでしょうが、1960年代の大型機にも8CPUはありました。いや、私は中身を完全に知っているわけではありません。が、高速化の方法など数は限られていると思います。
しかし、ゲーム応用と割り切ってみると、CPUの役割はよく分かっていますから、どこを高速化すれば良いかが見えてきたのでしょう。元々のハード上のアイデア(多重バス)は低クロックの組み込みマイコンで育成されていたと私は思っていますが、汎用CPUに還元されたのは良かったと思います。ん、でもたしか、かつてのDECはバスの(4重の)階層化をPDPの時代から狙っていたような。そうだとするとアイデア自体は古典的です。
単一CPUの並列化による性能向上と言えば、私は第五世代コンピュータの並列計算機(GHC)のやり方を思い出します。いわゆる低い粒度での並列化を目指していた、珍しい計画だったと思います。今はかなり忘れられていると思いますが、何とか解説を試みます。
第5世代の初期の主力言語、PROLOGの書き方(カット述語(GHCのガード)の使い方、末尾再帰の活用、差分リストによる実質的遅延評価)を完全にまとめた文章を私は知りません。多分、私のような古い技術者の役目なのでしょうけど、残念なことに今は機会がありません。
LISP言語のCOND形式を知っている方だと分かります。C言語で言うとif p1 then d1 elseif p2 then d2 elseif p3 then d3 ... else dn; の形です。条件部のp1, p2, p3, ..., pnはC言語でもPROLOGでもLISPでも逐次実行されますが、ここは条件を満たせば同時進行してもかまいません。実行部の中身のd1, d2, d3, ..., dnは条件部の一つが満たされれば、内容の処理を並列化できます。
条件部の並列化をOR並列、処理部の並列化をAND並列と言って区別します。処理部のAND並列化はスーパーコンピュータやGPUでおなじみです。完全な並列化で無くても演算のパイプライン、と言えば分かる方が多いと思います。
おそらくですけど、条件部のOR並列をある程度、今のCPUはやっているのだと想像しました。機械語の条件命令が出てくる間隔はわずか5~6命令ほどらしく、以前は命令パイプラインを乱すので嫌われていましたが、もし、OR並列部が全て入っていたとしたら…。
この辺りの情報、最近はちっとも入ってこないです。以前は情報処理の一般誌がありましたが、今はどこを見て良いのやら。