ううむ、私はこのブログの文章作成にいわゆるエディタ(oedit)を使っているのでコントロールキー、つまりキーボードのメイン部の左下と右下にあるCtrlと書いてあるキーをさんざん使っているのですが、多分マウス操作で同じ事をやっていて気づかなかった人の事が一部ネットで話題に。ちなみに、私が使っているのはWindows10です、念のため。
どこから話せば良いものか。今のワープロ、つまりワードプロセッサの原点は、XEROX Starの文書作成ソフトと思います。もう一つはIBMのGMLという、HTMLの先祖。IBMにはもう一つ、一世を風靡したゴルフボール型タイプライターというのがあって、後期には電子化されてバックスペースがいやほど打てて、ちょっとしたワープロ(刑事コロンボのネタの一つになっていた)。いや、IBMには本格的な半分機械式のワープロもあるのです。キーボードを打つときのしっかりした感じは特筆ものでした。今のノートパソコンのキャラメルキーのスカスカ感とは雲泥の差です。はあ、今や日本で知っている人はごく少数の気がします。
それどころか、普通の機械式のタイプライタさえ知っているのは私の世代までかも。クラシック音楽にタイプライターという曲があって、今のナウいヤングには分かるでしょうか。ベル音は行末が近づいたときにタイピストにそのことを音でチンと知らせるのです。単語の終末まで来たら左に来てしまったレバーを思いっきり右方向に引くと印字位置が左端に戻り(キャリッジリターン: CR)ます。このレバーは改行(ラインフィード: LF)も兼ねていて、少しだけ右に振るとセットしていた用紙が一行分上に繰り越します。
タブ(Tab)キーは正式名称はタビュレーターで、普及価格帯のタイプライターでも一字ごとに設定できました。タブキーを押すと、設定されたタブ位置まで印字位置(カーソル、で良かったか)が移動しました。なぜ移動できるかというと、レバーを引いた際にゼンマイが巻かれて、エネルギーが機械的に蓄積されるからです。
ううむ。和文タイプとか(多分、知らない方の想像とは全く別の形)、「たていすかん」の元になった仮名文字会の活動とか。一話では終わりそうも無いです。気が向いたら続きを書きます。