2020年から我が国では小学校でプログラミングを必修化するとのこと。書店でいくつか漫画のようなイラストが表紙に出ているプログラミングの本が出ているので、2冊買ってみました。
シンデレラガールズの大石泉が中学三年でプログラミングをしている、という設定で、何を使っているのか解説は見当たりませんが、普通はC言語でしょう。生意気な年齢だから、他のは全部がC言語の派生だと言うに決まっています。
まず、英語の訳本。手堅いです。スクラッチという絵で描くプログラム言語を使用。こちらは普通に計算機言語を簡略化した感じ。素直にC言語に繋がりそうです。
で、我が国代表(?)はと。文部科学省提供の「プログラミン」というのを使用。外見はスクラッチに似ていて、おいおい、またしてもぱくりか、と思って中身を見て仰天。
「いっぺんに」って何。マルチタスクみたいな仕掛けです。処理が並列で走るみたい。だから、ゲームみたいなのは組みやすい、って、感心している場合では無い。
まあ、プログラマ以外の人から見たら、だからどうした、でしょうけど、マルチタスクが標準で書けるプログラミング言語は今のところ特殊。
さすがに私のレベルでもマルチタスクのプログラムは書いたことがありますけど、バグを混入させないようにするにはなかなか大変です。こんなの小学生に書かせるのか、と言うのが一つの問題点。
もう一つは、素直に普通のプログラミング言語に繋がらないこと。こんな並行処理を書くのは組み込み系のプログラマくらい…、ふむ、だから日本ではこうなのか。
組み込み機器に入っているマイコンのプログラムというのは、やや特殊で、おそらく科学技術計算や事務処理のためのプログラミング教室ではやり方を習わないと思います。知ってしまえば、そんなに難しくは無いし、その辺りの小型機器の中に入っている、秋葉原で買っても75円とかのマイコンがやっている処理。
まあそれはいいとして、中学校からとかどうするのかな。あれは一旦、無かったことにするとか。
アイマスと関係ないから話はここで終わりますけど、さすがに心配になってきました。