私はとある地方の映画館でライブビューイングで参加しました。ちょっと驚いたのは、公式のTシャツの着用率が低かったこと。公式のコンサートライトは持っていましたから、そこで資金が尽きたのか。普通のシャツとズボンでサイリウムを振っていました。
高校~大学生の参加者が目立っていて、女性が765オリジナルの1割程度に近づいてきました。
明らかにスターライトステージ効果によるライト層の参加です。とにかく、シンデレラガールズにはいつも驚かされます。半分は先輩の努力の結果とは言え、765がどうしても突破できなかった記録を次々と塗り替えている感じ。すさまじい稼ぎ頭だし。
ステージはメインがアリーナの短辺を使ったいつもの感じでしたが、背景のお城(西洋風)の大道具が目立つこと。2階建てで、中央と左右に尖塔があります。一階は柱とアーチで城内の大広間が見えるという趣向。ここに大型のLEDディスプレイが大小5面も設置され、内部の様子をCGで表示していました。これとは別に、いつものように解説用のプロジェクションタイプのスクリーンが舞台左右の上方に配置されていました(2面)。
お城は電球で電飾されていました。きらきらと点滅して美しかったです。小さな裸電球で、ライブビューイングではピントが合いませんから丸く映っていましたけど、会場ではさぞや綺麗に見えたことでしょう。
お城の前に狭いステージがあって、3段の広い階段でメインステージに繋がります。メインステージの中央からは10mほどの花道がアリーナ中央に向かって延びていて、6m四方くらいのセンターステージに繋がっています。今回はセンターステージに派手な仕掛けはありませんでした。メインステージには3箇所のせり上がりがあったようです。
まあ、何と言ってもLEDディスプレイが目立っていました。中央と両端が縦長で、左右の大型ディスプレイの1/3ほどの幅。2面の大型ディスプレイは、おそらく320×240ドットほどの解像度なのですけど、めちゃくちゃ精密なのが私のような技術に関心のある者には注目点。しげしげと観察してしまいました。32×32ドットの正方形のユニットを積み上げていったような感じで、ピッチが3rd声優ライブより狭くなり、精度がものすごく高いので、普通に一枚のディスプレイを置いたように見える。
普段はお城の内部の大広間が映し出されていて、一部はスターライトステージと同じデザインでした。グラフィックのしょぼさも再現されていて、ここはファンサービスでしょう。
で、びっくりしたのが最初の卯月の曲で、CGで左右に渋谷凛と本田未央が等身大で、声優さんと同じ衣装を着て出てきたこと。こちらがメインでは無いので、途中でふわっと蒸発して、また出てきたりします。
つまり、特殊な演出を除いて、声優さんとして出てきていないキャラが踊っていたわけ。スターライトステージと同じデザインのポリゴンで、ご丁寧にもキャラが複数出ても踊りが全くいっしょなのもスターライトステージと同じ。凝ってました。
続く楽曲でも、できるだけいろんなキャラを出した感じです。
声優さんと本物(?)のCGを組み合わせるのはかなり危険な技で、だから基本的に短時間しか出てきません。洋の東西を問わず、お城には様々な理由で多数の亡霊が住み着いていて、それがふわっと出てきて、目を凝らすと消えていた、みたいな感じ。この程度の出し方で良かったと思います。
等身大ポリゴンキャラの振り付けは本物のダンサーがやっているので、声優さんよりもずっとキレのある踊りでした。それにもかかわらず、(生身の)声優さんの演技の方が数段目立ちます。まだまだCG技術は人間には追いつきません。
それとは別に、バックダンサーが6人。スターライトステージの振り付けを慎重に再現していたようです。
会場は演技中は天井などが暗黒にならないように工夫されていたと思います。それにしても、現在の映像技術のすさまじいこと。高精細なので衣装の細部などが良く見える。背景が暗い時もノイズが出ないので、おそらくメジアンフィルターなどの非線形加工がなされています。
白坂小梅の曲の最後で、音がホワイトノイズ、画面がスノーノイズになるのですけど、これはアナログテレビ時代の現象なので、今さら出されるとびっくりします。てか、私などには違和感ありまくりです。ホワイトノイズはナローFM通信でまだ残っているかも。
それと、久しぶりにレンズ内反射の丸い像を見たような気がします。一瞬でしたけど。