今夜はテレビで、二時間番組の 「 八代亜紀リサイタル 」 を堪能した。 『 雨の慕情 』 のジャズ・バージョンがとても洒落ていて、ステージが楽しくなる。僕と一緒に見ていた母の、見ているその横顔の背中を丸めて嬉しそうにしていたのが印象的だった。 『 リバーサイドホテル 』 、『 赤ちょうちん 』 、『 山谷ブルース 』 などのカバー曲には昭和の時代の哀愁が漂う。そしてデビュー44年目の歌手が最後に歌った 『 舟歌 』 は、男も女も、昭和の人も平成の人も、静かに泣かせるのである。母は大正の人であるが、ヨレヨレの大正の未亡人も楽しんだ春の夜だった。 ( そう言えば画像を撮らなかった … )
終ってテレビを消すと、窓の外では嵐のように風雨が強くなっている。明日は新潟で東京の知人数人と数年ぶりの再会である、天気になるといいけどな … 。