歌碑はなかった

2014-05-06 | 日記

   

今年2月17日 ( 月 ) 付の新潟日報の紹介記事欄 「 先人のふるさと 」 に、長岡出身の歌人・内藤策 ( ないとうしんさく ) の歌碑が、湧き清水で有名な長岡・栃尾地区の 「 杜々の森・名水公園 」 内にある、とあったので写真を撮りに訪ねて見た。それで公園を管理している係の方に尋ねたが、それが何も分からなかったのである。管理事務所にあったそれらしい文献なんかも見させていただいたが、お目当ての歌碑の記録は何もなかった。

係の方は 「 そういうものはありませんですね … 」 と困ったような、申し訳なさそうな表情を浮かべながら謝るのだった。僕もたいへん恐縮してしまって、記事を僕が見間違ってしまったかも知れないナ、と申し訳なく思ったのである。帰宅して記事を確認したけど、歌碑は栃尾市民会館前にある他に、やはりこの 「 杜々の森・名水公園 」 にその歌碑はある、と書いてあった。日報の記者は何を見られたのだろうか。または、ご自分で実際見に行かれたんだろうか、その辺の事がどうも気になってしまうのである。なので今日は歌碑を見つけることができなかったのである。

写真は、 「 名水 」 の正に湧き出ているところである。僕が訪ねて行ったのはもう五時半をまわった頃で、風も少し出てきて、それに売店やレストランなるものも閉店していて、散策されている方も一人、二人を数えるだけだった。まだ陽の明るい、森に囲まれた公園内は静寂そのものだった。あきらめての帰り、せっかくなので用意していった容器に、 「 名水 」 を20 ℓ ばかり汲ませてもらって来た。 「 名水 」 で淹れる珈琲は、旨いのである。