長岡・栃尾中野俣地区

2014-05-07 | 日記

    

目にもやわらかい薄緑色の山稜に、夕陽が落ちる時刻。棚田が光っている。このあたりはこれから田植えを迎える。日当たりの良くない沢には、まだ雪がアチコチどす黒く残っているが、遠く見る春は、ナンヤカヤ言っても実に麗しい。 こういう水が光る風景がこれからの時季で、気持ちいい季節になった。幻想の 『 光る砂漠 』 ( 矢沢宰詩集のタイトル ) もいいが、 “ 光る田んぼ ” の実景もいいですね。若き内藤策の歌に、こんなのがある。

      春風の春を讃ずる曲ひめて小草夕のみどりかすみぬ