京都発・町家・大工はんなり日記

京都で仕事と道具を楽しみながら毎日過ごす。

壁の塗り替え。

2008-01-30 21:18:28 | 町家
壁の塗り替え。

京町家の改修ですが最後の方には壁の塗り替えになります。

大工や他の職方が仕上げた壁に傷を付けると元には戻せないから畳を入れる直前に壁の塗り替えと言うことになります。

塗り替える行程でコサゲというのがあります。古い壁の弱っている所をすべて落としておかないでそのままで塗り替えるとその弱っている部分から剥離を起こしてしまい仕上げた壁が台無しになってしまいます。それを防ぐ為に下地のしっかりした部分まで取り去るのです。

町家の壁はその家に何か祝い事や仏事がある度に塗り替えられていますので何重にも塗り重ねられて壁のチリ(柱面と壁面の差)が無くなっていますのでコサゲるワケです。

これ簡単な用で時間が掛かります。

システムバス。

2008-01-29 20:04:00 | 町家
システムバス。

何の変哲もないシステムバスですが町家なので一工夫ほしいと言われて浴槽に浸かりながら天井を見上げると構造材と杉板貼りが見えるように工夫しました。

システムバスの施工職人も今までこんな施工はした例がないので自信なさそうでしたが巧く納めてくれました。

お施主さんのご希望は聞く物です。

自分でも作って良かったと思っています。

窓の立て格子から入ってくる光と良いハーモニーになりそうです。

松山千春。

2008-01-26 21:42:56 | 人物訪探
松山千春。

やしきたかじんの番組にゲストで松山千春さんがでていました。

2人とも個性のある人ですがやはり個性のある物同士どこかで繋がっていました。

大阪弁で言うと「2人ともどぎつい」発言なのですが的をえているのでしょうかここち良ささえ感じさせられます。

2人とも大ファンです。

歌手としてではなく発言者としてですが。

いかがでしょう。

ぜんざい。

2008-01-25 21:37:29 | Weblog
ぜんざい。

食事を済ませてほっこりすると甘い物が欲しくなります。

冬の特に寒い日の王者はやはり「ぜんざい」

今日のぜんざいはおもちの代わりに「くず切り」おもちと違った食感が何とも言えません。

疲れ取れます。

砥石。

2008-01-25 21:28:50 | 道具箱
砥石。

先日紹介した砥石の内の一つです。

貼られた目印には「奥の門」巣板とありました。

研いでみると引っかかる所もなくスムースに研げます。

研ぎ汁は私の好きなネチネチとした物が良く出て大変研ぎ易いです。

透かしててみても細かいキズも良く取れて少し曇った感じの良い仕上がりになりました。

少し薄ですが5000円はお値打ちだったと思います。共栄砥石さんまたお願いします。

研ぎ方は工藤さんに習った工藤式で5分は掛かりません。

こんなに良い砥石まだあるのですね。

小雪。

2008-01-25 21:18:03 | Weblog
小雪。

昨日から降っていた雪今日の朝は寒い朝になりました。

家の前はこんな感じで庭の気も前の山も少し綿帽子をかぶりました。

小学校の校庭のネットもご覧の通り。

こんな日は作業場で建具作りシンプルな杉の建具です。

先日の流しの下に取り付けます。

最近こんな仕事しながら静かにひっそりと過ごしています。

ホタルイカ。

2008-01-25 17:26:04 | Weblog
ホタルイカ。

以前富山の棟梁田中健太郎さんから戴いたのを忘れていました。

今日はお疲れでしたがこの美味しさはありません。

味付けも良く梅肉で戴く味は格別です。

ビールもおいしくて一函ぺろりと食べてしまいました。

棟梁ご馳走様でした。

「削ろう会」よろしく。

これはいけません。

2008-01-24 22:29:12 | 町家
これはいけません。

台所の点検口です。鍵を渡してお願いしますと言っただけの私が悪いのか。

確かに給水と排水はしてありますがこれはいけません。

自分の家だったらこんな配管はしないでしょう。

私の説明不足だったのか反省しています。

早速自分で縁の下に潜りやり直しです。

縁の下は寒かった。

天然砥石。

2008-01-24 22:21:34 | 道具箱
天然砥石。

砥石はなかなか良い物に巡り会えません。いや大金を出せば別のお話ですが私の場合あまり懐が豊かではないので困ってしまいます。

そんなとき知り合ったのが共栄砥石の人見さんコッパしか買えないのでやすくて良いのがありましたらと、お願いしておきました所先日段ボール箱に20個ぐらい入っているのが送られてきました。

お宝いっぱいです。○カの判子は無いですが中山の石もいくつも入っていました。厚みも結構ありお値打ち品ばかりです。

今日は面を直して「奥の門」の巣板を使わせてもらいました。研いだのは長弘の小鉋と清久鑿戻し温度100℃の寸4を2本私の好きなとぎ汁がネチネチとした感じで地金まで良い色に研ぎ上がりました。

筋は全くなく研いだ刃にもキズはありません。

共栄さんから買う時はこの中から自分に合う好きな物を選んでもらっています。

気になるお値段ですがすべて5000円から10000円までの物です。

何せ懐が寂しい物ですから。