京都発・町家・大工はんなり日記

京都で仕事と道具を楽しみながら毎日過ごす。

2007-01-28 20:52:16 | 道具箱


無垢の木で作りました。材は天板が美山の栂で足は桧柿渋2回塗りに荏胡麻油で仕上げています。天板には蟻桟を掛けて反りをふせぎました。

最初は割れの部分を捨ててしまおうと考えていたのですがいやこれも面白いかと思い「ちぎり」を入れて実益と飾りをかねて入れました。

自分の家で使っていますがなかなか気に入っています。


仕上げに使ったのは鑿・鉋共に「清久」

鉋 「重春」

2007-01-27 15:34:53 | 道具箱
鉋 「重春」

鉋鍛冶や鑿鍛冶はほとんどか新潟県三条か与板または兵庫県の三木それに東京の物が有名ですが私の住んでいる京都にもなかなか良い鍛冶屋さんがいらっしゃいます
私のお気に入りは「重春」刃物さんです。御主人と知り合ってから5年位になりますが初めてお会いした時から鋼の種類や焼きの入れ方によって仕上がってくる物に少しずつですが違いが出るのだそうです。ご自身が大工道具だけではなく京都ですから植木鋏の道具から京料理には欠かせない包丁まで作っていられます。中には畳屋さんが使う包丁も置いてありました。

また色々な鋼を使って鉋なども作っていらっしゃいますので私もそろえていくのが楽しみです。近場で優れた道具を作り相談に乗って貰えるのは大工として心強い物があります。

次回の「削ろう会」にはぜひ持っていきたい一品です。

ちなみにこれは青紙スーパーで出来ています。

フェンダー

2007-01-16 23:21:02 | Weblog
フェンダー

狭い家なのに2階へ上がることはほとんどありませんでしたが上がってみると何とも懐かしいギターがありました。子供が高校に入った頃にギターがほしいというので一緒に買いに行った物です。何故これを買ったかというと私も一応エリック・クラプトンの大ファンでしたから黒のストラトモデルこれを持てばあの「愛しのレイラ」と「ワンダフル・トゥナイト」が弾けると勘違いをしてしまって買った物です。
今更ながらはずかしい思い出の一品です。

清久ファン倶楽部 28 逆さ鏝鑿

2007-01-09 21:24:08 | 道具箱
清久ファン倶楽部 28

逆さ鏝鑿
この鑿は前回の鑿と一対で使っています。柱などの下場を鋸で切りにくい所などを叩き取るのに使います。鏝鑿になって曲がっていますので下場に支えずなかなか重宝しています。

腕が悪いせいか道具に工夫を凝らして仕事を進めていくのも鍛冶屋さんを頼っているこのごろです。

清久さん今年もご迷惑をおかけしますがお許し下さい。

初仕事

2007-01-08 10:21:09 | 町家
初仕事

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

1月5日初仕事

10日頃から壊される町家の建具をお客さんの依頼で取り外しに行った来ました。なかなか丁寧な仕事してありはずすのには原則通りの事がわかっていれば手摺りや床板なども綺麗に取り外すことか出来ます。
明日は運搬に往ってきます。