京都発・町家・大工はんなり日記

京都で仕事と道具を楽しみながら毎日過ごす。

清久ファン倶楽部66。 豆鉋

2008-04-30 23:14:45 | 道具箱
清久ファン倶楽部66。 豆鉋

このかわいい鉋を見て下さい。普通の鉋と比べるとまるで奴(孫)の手の平のようです。

それで居てしっかりと家紋清久なのです。シリアルナンバーは08。焼き戻し温度100℃で作った8枚目の鉋です。

台はもちろん三条の若き名工・台打ち職人「なしや」さんよく吟味された良い材料で打たれています。

刃口も自分で調整をするように0で切ってあります。

この小さい鉋にも刃と台は何の妥協もないように作られています。小さくて作りにくい所を難なくクリヤーして出来上がっています。
鉋の身幅は7分です。

良いでしょう。

使ってみました。

2008-04-29 09:51:19 | 道具箱
使ってみました。

鬼神丸と聖大鉋使ってみました。

なかなかいけます。刃口は自分で仕上げるようにと堀場さんに言われていますので自分で調整をします。

なるべく狭い方が逆目も止まりますので慎重に仕上げています。

おかげさまでうまく行ったようです。いきなり実践で使えるのは嬉しい限りです。

切れるか切れないか?こんな時ってワクワクしますよね。

切れない時なんて大好きな道具に何でこんな苦労をなんて考えてしまいます。

その後の切れた時の満足感と爽快さを味わえるのは大工の特権かもしれません。

満足。満足。

聖大鉋その後。

2008-04-29 09:19:58 | 道具箱
聖大鉋その後。

この鉋も研いで見ました。いけそうです。


鬼神丸と同じなのですが裏がべたになっていましたので自分で金剛砂を使って裏隙をしましたが、鋼の厚みもまだ充分にあるようで安心しました。

台は堀場さんにお願いした物で長台仕込みの普通口です。

私が新しく台を打ってもらう時は私のルールで口は普通口・押さえ棒は少し柔らかめの細いめ・木目は柾の乾いている物贅沢し放題です。堀場さんすみません。

これって工藤さんに教えてもらったそのままです。師匠曰く「私のことだけ聞いて他の人の話は聞くな」です。

でも間違いない人ですよ。工藤さんは。


清久ファン倶楽部65。

2008-04-29 09:06:49 | 道具箱
清久ファン倶楽部65。

この鑿は私が買った最初の清久のみです。

大切に使っているのでほとんど痛みはないのですがこの季節の頃から手が汗ばみ柄に塗ってあるニスが気になり出します。

毎年考えていたのですがいつも取引している金物屋さんにはやはりニスが塗ってある物しか置いてありませんので、このことを清久さんにお話して柄を取り替えて頂くことにしました。

そのついでと言っては何ですが込みの点検もしています。

その他に柄の長さが3寸8分でしたのであと5分長い4寸2分の細いめでお願いしようと思っています。

これもバージョンアップかもしれません。


若葉の頃。駒井邸

2008-04-27 23:22:40 | ご近所散策
若葉の頃。駒井邸

駒井邸は動物学、遺伝学の権威で京大教授だった、駒井卓博士の私邸として建てられたもので、ウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計した昭和初期の洋館なのです。ヴォーリズ(1880―1964年)は米国からキリスト教布教のため来日し、滋賀県近江八幡市を拠点に活動した人物で、日本全国に多数の建築物を設計した建築家としてもよく知られています。昭和2(1927)年に建てられた駒井邸は、昭和50年ごろから駒井家が設立した会社の研修保養施設に使われていましたが、しばらく閉鎖されていました。しかし、ヴォーリズ建築の価値が評価され、平成10年に京都市の有形文化財の指定を受け、残されることとなり今では一般開放されることになりました。また、黒澤明監督による映画「わが青春に悔いなし」のロケ地としても知られている建築でもあります。
  昭和初期の中規模の洋風住宅で、外観はスパニッシュ様式。建坪約30坪あり、居間、食堂、寝室など洋室を主とするに加え、6畳座敷が2階に導入された折衷式近代住宅です。2階の南側には和室が設けられていますが、ここでヴォーリズは床座と椅子座をうまく組み合わせた和洋の空間を作り出しています。玄関ポーチ、居室空間、階段、扉など所々に優れたデザインを備え、京都大学に近いかつて学者村ともいわれた、閑静な住宅地にあり、東山の峰と近くは白川疎水の緑風景といった環境を会わせ持った住宅です。
現在の一般公開は春と秋の2回だそうで、駒井氏の書斎も当時のまま残っており、そうした記念館として開放されているそうです。入館料は500円ですが、その日程は未定とされています。ですが、音楽会や美術展などの会場として空間を提供していますから、毎月数回、邸内で作品展や演奏会を催されているそうで、その期間中であれば入場でき、ヴォーリズ洋館の雰囲気を楽しめることでしょう。

この建物をこの季節に見るといつもThe Bee Gees First Of May(若葉のころ)を思い出します。

文章。ARCHITECTURA LMAPより。

埋木。

2008-04-27 22:53:07 | 道具箱
埋木。

最近よく埋木をしていますがその埋木をする木が手元になくなってしまいました。

そこで宮大工の親友に「何か切れ端ありませんか?」とお尋ねすると欅を持っていってあげると届けてくれました。

写真の他にも沢山戴きました。

これで安心して明日から埋木が出来ます。

持つべき物はやはり持たなくては。

ありがとう御座いました。Nさん

他に何方か黒檀の切れはしないですか?

厚かましいですがよろしくお願いします。

土曜のお仕事。

2008-04-27 22:46:12 | Weblog
土曜のお仕事。

いつもお世話になって居る医院のカルテを入れる棚のやり替え工事です。

昼間は鉋掛け。診察が終わってからカルテを片付けて取り壊し。壁は壊さぬように慎重に。

寸法の通りちっと納めて出来上がり。

それからが大変。何せ棚数が多いのでダボを取り付けて棚板を取り付けでお仕舞い。

疲れたので看護婦さんにお願いして手伝ってもらいました。

何とか壁一面に収まってこれで一安心。

看護婦さんカルテを元に位置にお願いします。

気のいい女たち。

2008-04-25 22:06:49 | Weblog
気のいい女たち。

大好きなフランス映画であります。

監督はヌーヴェル・ヴァーグの旗手でクロード・ジャフロル監督。

カメラは「太陽がいっぱい」のアンリ・ドカエ

ギャング映画だけではないようです。フランス映画は。

目が覚めてしまいました。

パリジェンヌ万歳。

食事。

2008-04-25 21:59:16 | Weblog
食事。

最近よく食事を作ってくれる。

今日の食事も質と言い、量と言いバランスがよく取れている。

その上味が良いから嬉しい限り。

いつも御馳走になってばかりで良いのかな。なんて思いながらいつも・・・

お世話になります。

妹だから良いですか。