京都発・町家・大工はんなり日記

京都で仕事と道具を楽しみながら毎日過ごす。

ギスじゃないんだよ。俺は

2014-06-30 21:10:26 | Weblog
ギスじゃないんだよ。俺は

今日は朝から内法の木造り+削り物。こう寸法がまちまちで反っている材料は木造りに時間が掛かる。プレナーから出た鉋屑の山であります。

削りやすい材なので削り始めると意外とはやく進む。

今日使った鉋は山口房一作無名。この鉋刃持ちが良くて使いよい。

面取りには清久+なしや台の面取り鉋。

そんな話しではない。ギスじゃないんだよ。の話し。6月からは毎晩の夕食にこの様な野菜サラダをどんぶりに2杯は必ず食べています。秋でもないのにまるでギスです。

中身はミニトマト・大根・人参・キャベツ・レタス・玉葱・その他いろいろ。+ドレッシング
頼りないと思っていたのですがやってみるとこの季節癖になります。

今日は物足りないので海老と貝の入ったウニのスパゲッティ。これは旨い。

体に良いと進められているので続けようと思っています野菜生活。

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こいつも元気になってきた。

2014-06-29 16:39:18 | Weblog
こいつも元気になってきた。

毎日隣の作業場で朝の準備をしているとこんな格好で家を飛び出してくるのだ。それにしても足が短い。

保育園へ行くのがとても楽しいらしい。

顔がチョットおかしい様子。見せろと言うと顔を隠してしまう。聞いてみると友達が振り回していたプラスチックのスコップが当たたっらしい。取りあえずこの程度で良かった。本人は何も気にしていない様子。

もう一ヶ所おかしい。靴だ色が誓う。これが奴に教えてもらった。流行なのだそうだ。

私は朝から事務仕事で今日は缶詰。昼はこんなの食べてました。+ヨーグルト。

昼寝無し。

疲れてきたので今日はこれからジムに行ってきます。

帰ったらたぶんばたんと倒れて朝のでぐっすりのはず。

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赤信号・自転車で渡れば怖くない。

2014-06-28 23:30:32 | Weblog
赤信号・自転車で渡れば怖くない。

昔、漫才していて今、監督とかやっている。あのおもしろいタレントさんが言っていたのを思い出して笑っています。

朝の白川通りですが気持ちよく運転していると。

こんな自転車の多い事。信号は赤ですよね。

そんな中信号無視して凄いスピード走っていきます。

気にしない気にしないという感じ。

こんな人と事故ったら捏ねるんでしょうね。

いい大人なのに。

ニューヨーカー気取りは良いのですが信号無視はいけません。

小さな子供も見てますよ。

それと多いのが運転中の携帯電話。これも頂けません。

話しに夢中になってぶつかりそうになるとにらみつけていきますよ。

何か終わりに向かって時が進んでいるような今日この頃でした。

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こいつは具合が良い。台直し鉋

2014-06-26 20:34:37 | 道具箱
こいつは具合が良い。台直し鉋

梅雨だというのに空はもう夏空になってきました、もうじきあつい、あつい季節の始まりです。

で、仕事の方は明日から少し加工が始まります。

まずは先日から台に荏胡麻油を染みこませています。これを最初にしておくと台が手垢で汚れにくく狂いが少ないようです。

刃の捻れを治して研いでみました。横山氏の鉋は研ぎやすいのも特徴。簡単に良い刃がつきます。

そして、教えてもらった通りに台尻を摘んで鉋の重みだけで微調整していきます。

良く食いつくので刃先を出すのはほんの少し良いかかり具合で調整していきます。ねらい通り。

夜は先日清久さんんから送って頂いたサクランボ喚ばれています。

今夜は疲れたのでメル・ギブソン見てくつろいでいます。

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この穏やかな顔からは。

2014-06-24 17:19:03 | 道具箱
この穏やかな顔からは。

この穏やかな顔。三木の鋸鍛冶 井之上博夫さんです。

もう10年くらい前の事ですが三木の金物まつりに行った時この鋸屋さんを見つけました。

私が欲しそうに見ていると「やめときやす。こんな高い鋸は」と言われて断られてしまいました。

当時は替え刃鋸が全盛で(今も全盛か)値段を尋ねると1枚10万円と話され私も納得がいってしまった次第でした。

昨年の金物まつりに行った時思い切ってお話を聞かせてもらいました。

話しというのは私が使っていて納得の行かない所の質問です。その途端にこの穏やかな顔が真剣になり、私のいくつかの質問に納得いくまで説明をして頂きました。

鋸は有りますか?と連絡を取ると有るとのご返事です。

早速注文すると、今度は「すぐには渡せない」とのご返事。等してですかと問い直すと私が使えるように「最後の調整をしますので3週間は掛かります。」渡してすぐに使えるようにしますのでしばらくは待つように言われました。

ここで私はこの人がますます気に入ってしまいました。お話しを聴きいた時と同じく真剣に取り組んで居られるその姿勢が見えてくるようでした。

まさに鋸鍛冶職人さんでした。

そして送られてきた鋸両刃9寸。2枚

片刃・縦・横9寸

鋸の事など全く解らない私に親切に説明してもらって思いっきり気に入りました。

鋸鍛冶職人の井之上さんも鋸も。

今から使うのを楽しみにしています。

最後におまけ。金物まつりに行くとこんな美人の娘さんとも話せますよ。

大満足です。

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横山邦男氏+堀場敏宣=台直し鉋

2014-06-22 21:08:15 | 道具箱
横山邦男氏+堀場敏宣=台直し鉋

今日は朝からサッカーの日本*ギリシャ戦頑張ってくれましたが引き分けでしたね。

それはおいといて注文しておいた立て鉋が仕上がってきました。32㎜と48㎜。

先日紹介した立て鉋60㎜の刃は食いつきも良く長切れをしたのと最後の微調整をしたいのでお願いしました。

でも何時ものものとは少し形が違っていました。刃丈は少し長く台尻も少し長いのです。

裏から見ても台が少し長い。

早速電話して聞いてみると堀場氏曰く刃丈が長かったのでいつものようにここを掴むのではなく。

台尻の方を掴んで鉋の重みだけで軽く引き微調整をするのだそうです。

初めての形ですので使うのが楽しみ。でもこの刃も良く食いつきそうなので意外と良いのかも。

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しばらくです。

2014-06-20 16:41:52 | 道具箱
しばらくです。

近頃現場に終われているのと決算が重なり忙しない毎日が続いています。

来週は隙な削り物が出来そうなので鉋のお手入れしました。

まあ。この季節台が良く狂っています。定規を当ててみると見事にこんな感じ。

こんな時は斜めに鉋を当てて耳の部分を削り取ります。これはかなり効率が良いのです。

これだけでもここまで治ります。

後は微調整。60㎜の立て鉋を使います。刃は横山邦男さんの「歓心」の銘があります。この刃なかなか刃持ちが良く食いつきも良いのです。横山氏に鋼を聞くと「なんでもええ切れたらええにゃ」て帰ってきました。

刃の出し具合は削ってみて屑を見ながら調整しています。

今回調整した中の長台。前にオークションで買った物で汚れて真っ黒だった物を表面削り直しました。木口は真っ黒のまま。

台の裏を治すのにがたついてやりにくいので以前からこんな削り台作って調整しています。これって意外と便利。

お疲れ様でした。

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「 町家発 ほんまもん 」  2014年7月 のご案内

2014-06-12 06:51:30 | 道具箱
「 町家発 ほんまもん 」  2014年7月 のご案内

入梅を迎え、木々の緑は夏に向けて涼みどころを拵えるように葉を広げていますね。
3か月ぶりの例会となりました。皆さんお元気でお過ごしでしょうか?
町家発ほんまもんでは、幾人の講師をお願いしている刃物の町三木から、今回も講師を招いて企画しました。
暑い季節を迎える前に、白熱した実演を前に、道具を想う気持ちを高めませんか?


『鋸目立て技術を研いて50年。「さわやか池田目」の目立て理論 』
 講師 池田鋸目立所 池田 哲雄 さん

「さわやか池田鋸」で知る人ぞ知る池田哲雄さんは、刃物の町兵庫県三木市で、創業80年の池田鋸目立所を営まれています。昭和15年に三木市に生まれ、鋸を中心とする刃物の目立てを父親から継いで手掛けること半世紀。
地元三木や削ろう会を始め、各地の刃物のイベントに出かけては、池田さんが開発された独自の鋸目立ての方法「池田目」の研ぎを実演されています。
どの会場でも池田さんの周りは人だかり。それもそのはず、口上のように滑らかな説明を伴う実演で、わからない人にはわかるまで何度でも、様々な角度からの説明を施します!
今回はそんな池田さんの「池田目」の目立て技術の理論を、特に丁寧な説明と共に実演していただく企画です。
これまで「鋸なんて使い捨て、縦引き?横引きって??」という素人の方にこそ、ぜひ目立てによる鋸の切れ味の違いを実感していただきたいです!
また、自身による目立て技術をアップグレードされたいプロの方のためのとことん実演まで、どっぷり目立てを楽しみましょう!
お手持ちの鋸や鑿の研ぎを、この際に見てもらいたいという方は、是非ご持参下さい!

日時:7月6日(日)13時~15時頃      参加費:1000円 (定員20名)

会場:ARISA HOUSE MUSEUM(アリサハウスミュージアム)
(市バス「出世稲荷」バス停より徒歩3分(阪急大宮より多数 ほかJR京都駅)/JR山陰線・地下鉄東西線各「二条」駅より徒歩10分)

*会場に駐車場はありませんが、周辺にコインパーキングがあります。お車でお越しの際は、当日会場でお尋ねください。

申込方法
住所/氏名/職業/参加希望の月/連絡先(メールアドレス・連絡のつき易い電話番号・FAXのうちあるもの)記入の上、下記の「町家発ほんまもん」事務局まで(*会場場所などの詳細が必要な方は申し込み時にその旨をご連絡下さい)


・メールmachiya_honmamon●yahoo.co.jp  
●を@に置き換えて下さい。
・FAX 0721-26-9540 のどちらかまで。
facebook「町家発ほんまもん」でも各地のほんまもんの皆さんと交流中!

 *1週間前が締め切り目安ですが、定員になり次第締め切ります。
 *メールでの申し込みの場合、件名に「●月申込」と具体的に書いて下さい。また、申込確認の返信がない場合は恐れ入りますが再送もしくはFAXにてお願いします。(迷惑メール対策で届いていない場合があります)


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拾ってきた砥石。

2014-06-08 20:41:30 | 道具箱
拾ってきた砥石。

梅雨入りしたというのに今日は朝から夏空でした。

近所に砥石のなりそうな石があったので拾ってきました。

期待に胸ふくらして整形していると

車のホイールキャップの間から何かがこちらを見ています。

やっぱり梅雨なのです。可愛い雨蛙。綺麗な色をしていました。

しばらく見ていたのですが飽きたのかやっている事があほらしくなってきたのかすごすごとホイールキャップの中へ入っていきました。

ダメな砥石と蛙は解っていたのか。今回のは使い物になりませんでした。

疲れがどっと出ましたので午後は彼女誘って食事に行ってきました。

パンがお代わり自由。もう食べられませんて言うくらい食べて後は寝るだけ。

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顔の見える鍛冶屋さん。山本鉋

2014-06-07 23:07:51 | 道具箱
顔の見える鍛冶屋さん。山本鉋

三木であった「鍛冶でっせ」そこでお会いした山本鉋さん。
親子二人楽しく良い鉋を作っているらしい。この二人いるだけで絵になる。

その山もと鉋さんの東郷犬首を使って見た。

研ぎの印象は意外と刃付が早いのです。最近の人造中砥は良い物が多くあり研ぐにくいという鉋刃は少なくなってきたその中でも刃付は早いと感じてしまった。最終仕上げは拾ってきた砥石。

鉋刃自体の形はオーソドックスで私は大好き。これが一番扱いやすい。

山本さん作られた鉋自体の隙と背馴染みはやはりお手本かも。仕込んだ後の安定感が良いのだ。台はたぶんオーク製作所の堀場さんの物。

使って一番に感じるのは引きの軽さ。実際に使う物にとってこれは最重要かも。疲れが全然違います。これは鍛冶屋さんが大工の身方という事になってくる。

そして問題の仕上がり。

ベリーグッドです。

これからも山本さん親子に期待しています。

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