京都発・町家・大工はんなり日記

京都で仕事と道具を楽しみながら毎日過ごす。

杉皮

2007-10-31 23:56:35 | 町家
杉皮

以前は外壁に杉皮を化粧に良く張った物です。

それというのも雨風に意外と強く改修しやすい利点があります。

この現場のように押さえの竹が朽ちても竹だけを取り替えればご覧の通り。

近所のおばあちゃんのリクエストでした。

倅の結婚記念日。

2007-10-31 23:51:09 | Weblog
倅の結婚記念日。

仕事が終わって帰ろうとすると何故か洒落た箱が置いてある。

中身はと聴くと答えは「ケーキ」

「なんでや」今日は倅の結婚記念日。

忘れてた。有り難く頂戴して

おしあわせに・・・・

何時も気を使ってくれてありがとう。

いただきマース。

物忘れが激しい。

2007-10-30 20:12:15 | Weblog
物忘れが激しい。

今日は物忘れが激しい。いやいつものことかも知れません。

今日はカレーうどんが食べたいと朝から思っていたのですが何故か家の冷蔵庫にはそばしかない。何とも見直してみたがやはりありません。

仕方が無いと思い作って最後にネギがない。今日こんな物忘れの激しい日。

それでも食べてみると高校の地下食堂で食べた懐かしい味。

みんなどうしているのかナー。

肉じゃが

2007-10-29 19:36:21 | Weblog
肉じゃが

おかずの定番肉じゃが。

湯気は出ていますができたてではありません。今日食べようと前日に炊いて物です。

肉じゃがですが玉葱を入れた甘さを出すようにしています。前日に炊いてありますのでちょうど良いくらいの溶け具合で私好みの一品です。

秋は特に何を食べてもおいしい。

清久ファン倶楽部 43 アウトローな大工さんへ

2007-10-29 18:59:19 | 道具箱
清久ファン倶楽部 43 アウトローな大工さんへ

清久さんからの手紙。

「堅さを求めて刃物の限界への挑戦」
通常作っている刃物の硬度はロックウェル高度計CスケールHRC64(日立金属安来会社・計測済み・焼き入れ780℃焼き戻し180℃)焼き戻し温度を100℃から10℃きざみに上げて170℃までの鑿を叩いたり突いたりし、工藤氏に試して頂きました。焼き入れ・焼き戻しは100℃に戻した場合は一番硬くなり(表の折れ線グラフ黄2号3号感じから硬度68位はあるかと推測されます。)

コメントされたアウトローな大工さんもし非公開の熱処理を許せる範囲で教えて頂ければ幸いです。ただし、最低でもロックウェル69以上くらいの堅さを要求されかつ純粋炭素鋼に限ります。

私どもの作業場で行ったテストはとても参考になりまだまだ研究の余地があるそうです。工藤氏の道具使いを見てまた挑戦したいそうです。多くの人に集まってもらい、それと貴重な体験をしたとお礼の言葉が届きました。

焼き芋

2007-10-29 07:04:17 | Weblog
焼き芋

柿の葉っぱが庭につもりいっぱいになってきました。

掃き寄せていると子供の頃のたき火を思い出しているといつの間にか焼き芋にたどり着きました。

食欲の秋と言いますがどうしても食べる方に向いてしまいます。

健康なのでしょうか。

今日も元気で仕事に行ってきマース。

朝早くから失礼しました。

秋深し

2007-10-28 16:58:14 | Weblog
秋深し

こんな言葉の似合う季節になってきました。

気が付くと家の庭の柿の木は葉っぱもずいぶん落ちて柿のみがたわわに実っていました。

季節は知らぬ間にどんどん過ぎていきます。

こんな日はゆっくりお風呂に浸かり読み残している本でも読みますか。

極楽・極楽

清久ファン倶楽部 42集い つづき

2007-10-27 23:55:25 | 道具箱
清久ファン倶楽部 42集い つづき

こんな接頭で叩きました。大入れ鑿の場合は柄が保たないかと心配になるほどで無茶な使い方です。

しかし、こんな使い方をする人が居るかも知れません。自分の鑿ならここまで使うと研ぎ直しが大変なのでまずはやらないと思います。もしやるとしたら叩き鑿があるのですからそちらがおすすめです。

その叩き鑿で叩いてみました。さすがに適材適所という感じでまったく異常はありませんでした。

多くの節を叩いた後で小口を付いてみましたがご覧の通り良く切れています。この鑿は常温の178℃で焼き戻しがしてあります。

100℃~135℃位で戻した物は裏キズがほとんど出ていませんでした。
硬度ははっきりとは解りませんがガラスに傷を付けると110℃焼き戻しの物では
傷が付きますが120℃の物では滑って傷が付きません。と言うことはこの温度内にガラスと同じ硬度の物があると言うことです。





清久ファン倶楽部 41集い つづき

2007-10-26 21:05:01 | 道具箱
清久ファン倶楽部 41集い つづき

前回の紹介で焼き戻し温度100℃迄のすべての鑿が良く切れて100℃に近づくほど切れ味が良くなるのが解りました。

すべて杉の造作材を加工しましたので掛けはほとんどの鑿で見ることが出来ませんでした。造作に欠かせない杉材冬目と夏目の硬度の違う物が連続していますのでこれをこなすのが難しい所です。これはすべて納得の行く切れ期待通りの満足が出来る物でした。

大阪組が帰った後、桧の節でテストをしてみました。1枚目の写真の通り左から3本が大きく欠けたりひびが入ったしました。

しかしこれはただ叩くのではなくどこまで持つかという感じの使い方をしました。
最初は玄翁で叩いていたのですがそれではダメだと言うことで接頭を持ち出して叩いてみた結果です。


使い手は京都府文化財の現場で活躍されている山口保広さんです。

大入れ鑿でこんな使い方をする人は居ないと思いますがテストですのでご勘弁下さい。

一番右端の178℃焼き戻しの鑿はまったく異常はありませんでした。


つづく