京都発・町家・大工はんなり日記

京都で仕事と道具を楽しみながら毎日過ごす。

小舞仕上げ。

2007-09-25 22:16:24 | 町家
小舞仕上げ。

軒を仕上げるのにいろいろありますが木を見せて仕上げるのは大工としては愉しい物です。

最近では防火のこともあってほとんどがモルタル塗りになってきました。

この現場は改修工事なのとお客さんがお任せにしてくれますので板を削ったり柱を見せたり私、好みでやらしてもらっています。

板を張るだけでは面白くないので小舞を入れました。

これだけで少し上品になります。

手を掛けるのはお客さんにとって、もっとも贅沢を楽しんでもらえます。

ちなみにここはトイレになります。

今夜の間おかず。

2007-09-24 18:25:05 | Weblog
今夜の間おかず。

何とか魔法のフライパンを使いたい。

それによってメニューを決める。

今日はさいころステーキにサラダ+バターコーン+赤ワイン。

不思議である旨い温度で焼き上がるのに一体で出来ているとっては素手で保っても暑くも何ともない。不思議である。

それはそれとしてやはり日本人はナイフとフォークで食べるのではなくお箸が良い。それも器を口元に持ってきて食べるから特に女性は上品である。

日本は良い。色々な料理がいただける。お酒も各国の物から子供用の甘酒まである。この繊細さは誰かが言った美しい日本なのです。

そんな難しいを考えず いただきマース。

どうして継いであるのでしょう。

2007-09-24 10:25:52 | Weblog
どうして継いであるのでしょう。

二つの木の継ぎ手です。右側のは何となく解りますが左の物は理解しにくいのです。

しばらく考えて下さい。大工なら誰でも知っていますしやれることですが普通の人が見ると不思議なのです。頭を柔らかくして落ち着いて考えるとナーンダこんなことかと思います。

しかし、4面とも鎌という仕事がしてあります。だからはずれることは有りません。

曲げたり、きつくたたき込んだりすると割れてしまいますよ。

右側の物こんな感じで作ってあります。

左の物は見れば簡単こんな感じで斜めから入れて組んでいます。

こんな木組みを手道具手する。大工の醍醐味です。

今日も道具を楽しみました。

今日の一削り 長弘

2007-09-22 18:31:02 | 道具箱
今日の一削り 長弘

この鉋削ろう会でおなじみの耕木社さんのHPで阿保さんが紹介されていた物を見て買いました。

驚いたのは刃の裏押しにまったく捻れが有りませんでしたし、黒裏はいっぺんに気に入ってしまいました。

もともと鑿鍛冶なのであきらめていたのですが驚きました。

白1号なのでとても研ぎやすく感じます。

初めて研いだ時の物ですが他の鉋と同じく刃角はとても鋭角でこれを直すのにはどの鉋も苦労する所です。

裏はまっすぐなのに表刃は何故か内側がくぼんでいました。でているよりは良いかもしれませんが。価格も手ごろでとても良い鉋に巡り会えました。

これからが楽しみです。

プロショップ ホクトさんで購入しました。

ホクトさんこれからもよろしく。


今日の食事。

2007-09-21 23:03:28 | Weblog
今日の食事。

今日も一日暑かった。周りの物は食欲がないと言うが私は食欲だけはある。

昨日はお彼岸なのであんころ餅を食べた。

今日は仕事をしている時から何故かちらし寿司を食べたくなってきた。

ただのちらし寿司では面白くない。どんぶり風に具だくさん自分ながら良い出来映えである。

食べてみるとやはり旨い。

食後はケーキそれも子供の頃の憧れオオマエ開泉堂のチョット洒落た奴。最近のおすすめはアップルケーキ。

いくつになってもおいしい。

アイスコーヒーで締めくくり。

今日の一削り 廣冶

2007-09-21 22:34:39 | 道具箱
今日の一削り 廣冶

最近鉋もずいぶん高価になり手が届かない物が多くなってきました。

何人手間で手にはいるのでしょう。値札を見て思わず引っ込めてしまいます。

それでも戸田さん処の「廣冶鉋」は質から言ってずいぶん良い物です。
1人手間もしませんし研ぎやすくて良く切れ長切れも充分です。実際桧の1寸5分角を2人で一気に1000尺以上を削りました。この時は驚きその鉋屑と桧は現在も取引をしている金物屋さんに置いてあります。

東京の鉋友達にプレゼントした所いきなり7ミクロンの鉋屑がでたと連絡がありました。

やすくて良い刃物まだまだありますね。

ちなみに廣冶鉋の制作者は三木の山本鉋製作所さんです。良い訳です。

最近よく使う砥石。

2007-09-21 06:20:07 | 道具箱
最近よく使う砥石。

左からベスター2000。

キング1200番

ハーフ砥石6000 天然砥石が半分混ぜてある物 京都田中砥石さん

仕上げ用 中山の浅黄 京都共栄砥石さん

4本で10000円チョットの物です。

普段使う場合はこの4本。 大きく欠けた時はダイヤ砥石も使っています。


普段使うには充分に良い刃がつきますよ。

なにやらちょんまげ姿の怪しい人影。

2007-09-20 22:06:32 | Weblog
なにやらちょんまげ姿の怪しい人影。

京都は銀閣寺の信号を少し北へ行った所のお店名前は「うつわショップBon.Ⅱ」ガラス越しになにやらちょんまげ姿の怪しい人影。

黒の羽織で何故か姿勢が良い。近くまで言ってみると外人さんがお茶を点てている。

「写しても良いですか?」訪ねるとうなずいてくれました。

なんとスローライフな。

それでもショウウィンドウの中で、ですよ。

まいった。

今日の一削り 匠魂

2007-09-20 21:59:30 | 道具箱
今日の一削り 匠魂

この鉋田中省吾さんの遺作です。内容は韋駄天鉋と同じで白1号炭素量1.4%とても研ぎやすく使いよい鉋です。

外観は韋駄天鉋と同じ鎚目が施されています。

いざ使ってみると引きも軽く艶良く仕上がります。

問題も一つあります。楽をしようと「すぐ使い」なんて台を注文してしまうと台が緩くなり刃口も広がってくるので薄削りが難しくなって逆目も起きやすくなります。

これは台屋さんが悪いのではなくて新潟の気候が悪さをしているように思います。何せ湿気の多い雪国ですから。

driveing frog

2007-09-19 21:28:13 | Weblog
driveing frog

置物のようなこの蛙住まいの駐車場から4キロほど離れた作業場まで屋根の上でのドライブです。

作業場についても下りる様子はなく涼しい顔これもまた留守番のヤモリと一緒でかわいい奴。

何せ色が良い。目つきが良い。行儀の良い座り方が良い。それにしても小さい。