京都発・町家・大工はんなり日記

京都で仕事と道具を楽しみながら毎日過ごす。

こんなのも使っています。

2007-08-30 16:51:04 | 道具箱
こんなのも使っています。

前のは滋賀県あいわ谷の砥石でしたがこれは菖蒲谷で拾ってきた物です。

成形するまで表面が見えませんのでどのような物かはわかりません。

良いのが出てくるとこれがまた嬉しいのです。

この砥石堅さも仕上がり具合もとても私には良く合います。

きっと買った方が利口だとは思うのですが魚釣りと一緒で拾いに行くのが愉しいのかも知れません。

見た目は悪いですが良い刃がつきますよ。

晩ご飯

2007-08-30 16:42:42 | Weblog
晩ご飯

チョット涼しくなってきました。

そうすると食欲が増してきます。元々暑いからと言って食欲が落ちる訳ではないタイプですが過ごしやすくなるとその上食欲がでてきます。

この季節何を食べてもおいしいのですが今日は大好物の「とろろ飯」だだとろろ芋をすり下ろした物を掛けただけでは面白くないです。

鶏ガラスープーしっかり取ってからませておいてあつあつご飯に掛けるとそれはもう最高。

きざみ海苔は欠かせません。

焼き戻し135℃の鑿 ○○ファンクラブ その2

2007-08-30 00:10:46 | 道具箱
焼き戻し135℃の鑿 ○○ファンクラブ その2

焼き戻し温度135℃の鑿と、焼き戻し温度170℃の鑿を使ってみました。材料は桧と杉を使い節の堅い部分を鑿でたたき取る使い方をしました。

まずは2本とも材の隅を付いて見ました。これは以前西岡棟梁のプロジェクトXでたしか、風呂の蓋を作って居られるシーンがあり取っ手の隅を付いている時の音が耳に残っていたからまず新しい鑿を使う時にはやっています。

節のない部分でもありすかすかと2本とも良く切れます。どちらかというと135℃の鑿で仕上げた方が良い仕上がりに感じました。

実際に使うこと約1時間、焼き戻し温度135℃の鑿の刃先の状態です。

最初の1枚とこれが焼き戻し温度170℃の鑿の刃先の状態です。

まだ一度しか使っていませんが結果としては刃こぼれするはずの焼き戻し温度135℃の鑿刃先が痛んでいません。

よく見ると焼き戻し温度170℃の鑿の刃先はこぼれたのではなく曲がっているようにも見えます。

同じ鋼で焼き戻し温度だけを替えてあるとの説明でしたのでうまく研げれば焼き戻し温度135℃の鑿の方が良いように感じました。それというのもこの鋼自体に白鋼独特の粘りのような物を内に秘めているのかも知れません。

研ぎの違いはそれほど無いと思います。大阪の名人に以前に見てもらったのですがその時は5点満点で2点と言われてしまった位ですから

山で拾ってきた訳のわからない砥石

2007-08-28 22:56:53 | 道具箱
山で拾ってきた訳のわからない砥石

先日の鑿を仕上げた砥石です。砥石と言うよりただの石かも知れませ。

どう見ても砥石ではありませんよね。筋だらけで日の上筋が堅い。

模型用のルーターにダイヤモンドの先を付けて筋を落としてあります。

それにしても不細工すぎます。

しかし、良い刃が付くのです。非常に堅いです。でも砥糞はでるのです。

焼き戻し135℃の鑿 ○○ファンクラブ

2007-08-28 22:27:44 | 道具箱
焼き戻し135℃の鑿

刃物制作の後ろの方の行程に焼き戻しがあります。その温度は鍛冶屋さんによって色々ですが8分の方は135℃で焼き戻しがしてあります。そして9分の方は170℃だそうです。

この鍛冶屋さん曰く150℃の物でも刃こぼれを起こすそうです。まして白紙1号のこの鑿ですから135℃で焼き戻しをしてある方はどうなる事やらおそるおそる研いでゆくとやはり端の方から刃こぼれがします。これはダイヤ砥石を使って研いだからかも知れないともう少し細かい目のダイヤ砥石に替えてその後6000番のハーフ砥石で中仕上げこれでほとんど刃は付いてきます。その上からエビの10000番で仕上げていきます。最後は山で拾ってきた訳のわからない砥石で仕上げました。

思っていたよりも良い刃が付いたという感じは受けました。

時間を見つけて叩いてみたいと思っています。

試作品なので鑿自体は仕上げてありません。そしてこの鑿はスコを利用してのテストです。

鯖寿司

2007-08-26 23:00:25 | Weblog
鯖寿司

京都ではよくいただくお寿司で鯖寿司は若狭から直送の新鮮な鯖で出来たお寿司です。

酢とご飯と鯖のバランスだけで味がずいぶんと変わってきます。今日のはとてもバランス良くおいしく頂きました。

福井県若狭から京都出町までの街道を若狭街道と呼びますが別名鯖街道とも呼ばれています。

昔若狭から担いで運んできたそうです。街道の途中に熊川宿があり古い町並みが残っています。

塀 今日のお仕事と願い

2007-08-25 22:32:11 | 町家
塀 今日のお仕事と願い

倅がする今日のお仕事は町家の裏にある塀工事狭い所での作業ですので今日も暑くてたまりません。

倅は板が早く貼れたので壊れたパソコンの部品調達入ってしまいました。

ブロック塀の多くなってきた最近ですがやはり裏側でも町家では板塀です。

町家は建物の裏同士が続いている場合が多いのでこの様に潜り戸を付けて緊急の場合行き来が出来るようになっています。

お願い。

毎日沢山の方がこのブログを見て頂いて有難うございます。

時間がございましたらコメントをいただけると有り難いのですがよろしくお願いします。

修繕

2007-08-23 23:23:53 | 町家
修繕

ただいま回収中の町家です。餌釣や木舞の跡が沢山残っています。今までベニヤで覆ってあったり天井が貼られていたりして隠れていたのですが構造材を見せようとすると時間は掛かりますがこの穴を始末するのも大切な仕事になります。

これを丁寧にしておかないと見られません。継いだ後はわかるのですが以前の物をそのまま生かした住まいにしたいのでこんな作業をしています。

雑に削っておくと後で仕上がりが良くありません。

一般に面は鉋で仕上げをするのですが大きく変形している所は鑿で仕上げたりもします。

鑿は穴を開ける道具ですがここでは鉋のように削ることにも使っています。だからこそ良く切れる鑿を求めてしまいます。

鈴鹿 夏

2007-08-20 23:03:49 | Weblog
鈴鹿 夏

SUPER GTシリーズ 第6戦 ポッカ1000㎞

夏は暑くても鈴鹿です。

さすがGTシリーズ早い早い。

音もすごい。

やはり最後は花火です。

ちなみに倅は中島悟さんからサインをもらいました。

大内鑿

2007-08-18 19:40:12 | 道具箱
大内鑿

作業場で鑿を使おうと見てみると現場に置きっぱなし困った倉庫の中をごそごそ捜していると35年から40年位前に買った鑿大内箱にキチッと入ったまま。

錆びては居ないかとおそるおそる開けてみると大丈夫まだ一度も研いでない。

チョット研いでみるとなかなかの切れ味。

当時評判の鑿でした。柏の葉がクロスした印であこがれでした。はじめは丁稚でしたので一本一本買ったのですが小遣いをためて買った初めての思い出深い鑿です。