京都発・町家・大工はんなり日記

京都で仕事と道具を楽しみながら毎日過ごす。

天気が良いので。

2010-03-27 19:11:22 | 町家
天気が良いので。

久しぶりにお天気が良いので気分を変えて外仕事です。

先日から造っておいた塀なのですが幅木を仕上げていなかったので今日は左官仕上げです。

仕上げはシンプルに櫛目仕上げ。

と言っても丁寧に塗りつけなれればなりません。

倅が櫛目が均一にならないと悩んでいましたがそれで良いのです。職人が造った痕跡が残るからと言っておきました。

均一にしたければ打ちっ放しで良いのですから。

もちろん櫛も手作りで。

たまに気分転換に左官仕事も良い物です。

昼までに仕上げて午後は柱の埋木です。

今日も仕事楽しませて貰いました。

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清久ファン倶楽部124。3月号小鉋

2010-03-26 17:19:51 | 道具箱
清久ファン倶楽部124。3月号小鉋

可愛い鉋が届きました。

幅はご覧の通り1寸足らずに仕上がっています。

もちろん「家紋清久」で仕上げてあるのですが今回は地金に極軟鋼(純鉄・刃物地・地金)現在の技術を駆使して造られた柔らかい刃物専用の鉄。住友金属K-10が使われています。

釜地・日本鉄と言われる物が少なくなってきてどの地金を使うのかが問題になってきています。

そこでこの極軟鋼で造った場合でも何も問題がないのか確かめる為に造っていただきました。

小さくても頭は綿帽子+黒裏お気に入りになりそうです私が今まで使わせていただいた感じでは何の問題も感じていないのです。

シリアル0116番で小鉋ですが使わせて頂くのを楽しみにしています。
台を打つまでしばらく眺めさせて頂きます。

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今日も雨が降りました。

2010-03-26 17:03:43 | Weblog
今日も雨が降りました。

天気予報がはずれて天気は雨模様。

午後からは霰も降ってきて寒の戻りになりました。

作業場前の桜はいよいよという感じなのですが寒くてシャッター閉めて作業をしています。

白川沿いの桃も咲いて花は春らしいのですが温かいコーヒー啜りながら寒さこらえている今日一日でした。

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黒染め。

2010-03-23 23:36:47 | 道具箱
黒染め。

知り合いが黒染めの材料を持ってきてくれましたので先日整形した鉋を染めてみました。

この水色の液体を塗っておくと黒く染め上がります。もちろん他に付くと具合が悪いのでテープで養生をしておきます。

染めている間に鉋台も汚れていますので一皮剥いて化粧直しをしています。綺麗になるでしょう。

乾くとこんな具合なります。その上にもう一つの液体で表面の処理をしておきます。

取り付けると良い感じの色合いになっていました。

鑢掛けした頭もこんな具合です。

捻れも取れて上手い具合に染まって使うのが楽しみになってきました。

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飛行船。

2010-03-23 23:05:28 | Weblog
飛行船。

作業場にいると何故か騒がしい音が聞こえてきました。

空を見上げると飛行船です。

このところ毎年一度か二度見られるようになりました。

船体には関西大学の文字。

学校の宣伝でしょうか?それとも今日は天皇陛下が入洛中だからでしょうか?

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「 町家発 ほんまもん 」  2010年 4月 のご案内

2010-03-22 22:33:14 | 道具箱
「 町家発 ほんまもん 」  2010年 4月 のご案内。

春の雨にしっとりと濡れた、土や草のにおいと香しい春の花々に、思い切り深呼吸をしてみると、忙しい日々が少し癒される気がします。花粉症の方には大変な時期の到来ですね。
今回はまた町家には欠かせない職種の一つ、板金を取り上げます。町家は様々な業種の技が結集してこその総合芸術。他業種だからこその共感をつかみにお越しください!

日本の家はつくるも使うも水の流れのように  -影と日なたの板金技!- 
                                          講師 林田 憲和 さん  板金職人 ( 建築板金 のり京 )

木の家に、土の壁、そして瓦の屋根が一番。
そう語る林田さんは、仕事に対する姿勢も、自身の板金職ありきではなく、「いかに他の職方さんの仕事が映え、長持ちするか」、であるという。
しかし、町家の中でも板金職人の隠れた役割は大きい。水の流れを考え、いかに無理なく流していくかは、家々や土地によって違ってくるからだ。素材の平板を自由自在に操ってすべてをつくってしまう様子はまさに技術師の鏡。中でも樋のあんこは彫刻作品ともいえる。
かつて板金は、少ない道具で何でも作れ、扱うものも軽いため、他の仕事からの転身も多く、なりやすい職業でもあったというが、現在は出来合いのパーツをくみ上げる取りつけ屋も多くなり、技術の衰退が危ぶまれる。
日本の建物の顔といえる屋根において、新しくきらびやかに光る樋を目にすると、晴れ着を新調したようでうきうき見えるし、年月を経るにつけ、体の一部のように馴染んだ色になっていく様もまた美しい。木と土の家の寿命を支える縁の下の技術は、絶やしてはならない1つだ。
祖父から父と続く仕事を継いだ林田さんは、若く控え目でありつつも町家や日本の伝統的な住宅への想いは強い。目立たない分野の為に後進が育たないことを憂い、ぜひこの機会に板金という仕事に興味を持つ人が増えて欲しいと、道具を携え、実演を交えつつ熱い思いを語ってくださいます。


日 時:4月18日(日)13時~15時頃      
参加費:1000円 (定員20名程度)

会 場:ARISA HOUSE MUSEUM(アリサハウスミュージアム) 京都市中京区聚楽廻東町10-2
    最寄りの交通機関:市バス「出世稲荷」バス停より徒歩3分(阪急大宮より多数ほ    かJR京都駅)/JR山陰線・地下鉄東西線各「二条」駅より徒歩10分



*会場に駐車場はありませんが、周辺にコインパーキングが沢山あります。お車でお越しの際は、当日会場でお尋ねください。

申込方法
住所/氏名/職業/連絡先(メールアドレス・連絡のつき易い電話番号・FAXのうちあるもの)記入の上、下記の「町家発ほんまもん」事務局まで
*会場場所などの詳細が必要な方は申し込み時にその旨をご連絡下さい)
・メールmachiya_honmamon@yahoo.co.jp 
・FAX 06-6422-7407                          のどちらかまで。
 *1週間前が締め切り目安ですが、定員になり次第締め切ります。
 *メールでの申し込みの場合、件名に「●月申込」と具体的に書いて下さい。また、申込 確認の返信がない場合は恐れ入りますが再送もしくはFAXにてお願いします。(迷惑メー ル対策で届いていない場合があります)

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作っておけるおかず。

2010-03-22 21:01:10 | Weblog
作っておけるおかず。

レタスクラブに載っていた「作っておけるおかず」。

焼き豚作りました。

何個か作りましたので1本残して皆さんに配ってきました。

+そのタレで半熟ゆで卵炊いて味付け。

これ美味しいです。

お試し下さい。

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鉋 杜佑。

2010-03-22 20:31:42 | 道具箱
鉋 杜佑。

この鉋もオークションで買いました。価格は5650-。

付いてきた台も良い物でいつもの如く「吉憲」刻印がありました。

早速研いで刃を付けて使ってみると引きも軽く良く切れています。

鋼の厚みが左右では偉く違います。

刃に捻れはなく仕込みの調整も非常に巧く行きました。

削った艶はこんな感じで使用にはには全く問題はありませんでした。

出てきた鉋屑にも艶がありなかなか良い感じです。

削ろう会で柚山氏に教えていただいたのですが切れている鉋は削った時屑だまりに粉が付かないそうです。それならこの鉋はOKですよね。

古い鉋は良く切れる物があるのですがこれは作られてから時間が経つとよく言われているように鋼のストレスが抜けるからでしょうか。

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