京都発・町家・大工はんなり日記

京都で仕事と道具を楽しみながら毎日過ごす。

錆び

2007-06-30 17:10:58 | 道具箱
錆び

刃物に錆は付き物ですがやっぱり嫌われます。

この季節チョット油断をしているとこの通り刃先がやられてしまいました。

そんなに古くない鉋なのですが油が切れていたのでしょうか?それともこの鋼自体に入っている不純物が悪さをしたのでしょうか?

なんだかんだと言っても道具には油断大敵です。それ故日頃の手入れは欠かせません。

夏のおつまみ2品

2007-06-28 17:21:49 | 道具箱
夏のおつまみ2品

今日一日ガンバって仕事を終えた後の満足感は何とも言えません。

この蒸し暑さ故にビールが旨い。

夏ばて解消に山芋の短冊切りその上に生卵の黄身を乗せて出汁醤油で頂く。

このネバネバがたまりません。

プラスシシトウガラシの焼いた物シンプルに鰹節に醤油これもまたいけます。

ぜひお試しを下さい。

牛丼

2007-06-27 18:57:02 | Weblog
牛丼

友達が吉野屋・吉野屋と話しているのを聴いてはいたのですが一度も言ったことがありませんでした。

一人で行くのは心細くて連れて行って貰いました。旨かったです。

そこで自分で作ってみました。お店で調理をしている人を見ていましたので「まあ」何とかなると作りました。

自分で言うのも何ですがうまく行きました。山椒をいっぱいかけてなかなかの物です。

あつあつを食べたので食後はきんきんに冷やした夏みかんこの取り合わせベストです。

一度おためし下さい。

古い鉋その後

2007-06-27 18:46:50 | 道具箱
古い鉋その後

先日の鉋楽しみにして研いでみました。

残念ながら裏に錆がしみこんだのかツブツブの穴が空いていて端は使えません。

それでもせっかく研いだのだからチョット使いたくなったので削ってみました。

元々よい鉋だったのか引きは軽く削った木もツルツルになるのですが端が使えません。

薄削りとは行きませんがしかしこれも楽しみの一つですから苦にはなりませんでした。

かに

2007-06-26 16:31:41 | Weblog
かに

「かに」と言われて夏ですから季節ではないですよね。

違うのです今日の朝、作業場のシャッターを開けるとそこに沢ガニがいました。

街中で見かける事がすけなくなりましたが子供の頃には水が流れている小川にはどこにでもいた物です。

生き残っていたのですね。この沢ガニ。

ツンツクとつつくと怒ってこの通りです。

そういえばかにではなくてもうクワガタの季節になってきました。

古い鉋

2007-06-25 16:55:11 | 道具箱
古い鉋

道具箱からでてきた古い鉋です。おそらく三木の物だとは思うのですが時代は昭和の20年から30年位の物だと思います。

10年位前に頂いてそのままになっていたのですが何故か最近気になって研いでみました。まだ使ってはいませんが、こんな事をして過ごすのも大工にとっては楽しみな物です。

台もかなり減っていますがその割には口はあまり広がってはいません。きっと旨い使い手だったのでしょう。京都御所や修学院離宮に出入りをしていた職人さんの物ですから切れないはずはないと思っています。

この鉋でどの柱を削ったのでしょう。

思っただけでぞくぞくして来るのは私だけでしょうか。

清久ファン倶楽部33

2007-06-24 21:37:39 | 道具箱
清久ファン倶楽部

寸4の平鉋です。鋼は白1号まだ使ってはいませんがとても気に入った出来映えです。

特に今回は綿帽子型にしてあり最近この形の鉋に惚れ込んでしまうことが多いようです。鑢が丁寧にかけてあるのでその上品さが際だつのでしょう。

裏は黒仕上げになっていてこれもまた気に入っている所の一つです。

台は「なしや」さんの白樫普通口仕上げになっています。

これで鑿と同じで研ぎやすくよく切れて長切れするからたまりません。

何故か以前、直井棟梁に見せて貰った幸三郎の鉋にも似ているようで大切な道具であり大人の宝物になりそうです。

今日も枕元に置いて「おやすみなさい」

今日は暑かった。

2007-06-23 21:15:30 | Weblog
今日は暑かった。

前日の雨もあがって今日はすっかり夏になってしまいました。

1週間程前から少し風邪気味でお疲れです。

と言う訳ではないのですが何故か今日はウナギが食べたい。思った時が何とかで今日は鰻丼好きな錦糸卵少し太いめにして「やっぱり旨い」

明日は元気になりますように。

職人のミクロコスモス

2007-06-23 21:08:34 | 道具箱
職人のミクロコスモス

職人のミクロコスモスこの本職人の仕事場と道具が紹介されています。無駄のない物作りをする物のみに通ずる所が沢山あります。

使い慣れた道具が仕事場で身構えて待っているのです。好きなと見つけようがありません。

その場に私が居たとしてもおしゃべりの入り込む余地などどこにもないのです。

それくらい物作りに没頭しているのが伝わってくる一冊です。

また文章は道具曼陀羅に列ぶ表現で写真に深みを与えてくれます。

この一冊の巡り会えてよかった。思える本です。

ちなみに寸4鉋は清久作。