京都発・町家・大工はんなり日記

京都で仕事と道具を楽しみながら毎日過ごす。

古い心和む町家。

2005-07-19 21:05:36 | 町家
古くても監視の良い街道筋にある町家昔にぎわっていた鯖街道の終点近くに残る町家。
この感じなかなか心和む、いい物が残っていますね。

一度時間を作ってご覧ください。

ほかにこんな古民家に出会ったら教えてください。

町家できき酒会

2005-07-12 20:52:58 | Weblog
町家できき酒会。

京都発ほんまもんの会主催で京都東山五条下がるの町家できき酒会

講師は伏見の藤岡酒造5代目蔵本の藤岡正章さんお酒は「蒼空」と書いて(そうくう)吟醸酒・大吟醸とのとの違いに始まり栓を抜いておいておくとどんな風に味が変わっていくのか?など話は盛り上がり気が付けばお酒の飲めない私までが4時に始まった会が10時過ぎるまで話にのめりこみぱなっしおいしくて熱いお話しでした。

またあるそうですよ。

道具箱 釘も切ってしまう鋸

2005-07-12 20:46:09 | 道具箱
またまた長津勝一さんの鋸です。
驚きました。
古屋の改修中に木の中に打ち込まれている釘を曳いてしまう事がありますよね
そんな時この鋸はとても役に立ちます。写真のように釘も材木と一緒に曳く事が出来ます。
もう私も三十本ぐらい切りましたが刃は全くこぼれていません。普通の鋸なのに目立て次第で
こんなにも変わってしまうのにはまたまた驚きです。

「清久」鎬鑿

2005-07-08 20:45:11 | 道具箱
待ちに待った鑿がやってきました。新潟県三条市の渡辺清栄さん制作の物です。鋼は白鋼で低温処理だとのことです。早速鉋台の口切りをするのに使いましたが掛かりがいいのがわかります。かといって食い込みすぎたりはしないのがいいですね。追込み鑿を使ってみて鎬鑿もお願いしたのですが今回の鎬鑿も粘り強さが感じられますね長い間待った甲斐がありました。

次ぎに突き鑿をそろえたいのですが何処の物が良いのか誰か教えて下さい。

間尺があわない。

2005-07-08 19:57:15 | 町家
3年くらい前に改修した町家の建具ですが改修の最中にお施主さんが飛騨の方で買い求められた建具があるので使ってほしいと言われたので二つ返事で「いいですよ」と返事をしたのはよかったのですが現物を見てびっくり間口が一間半なのに持ってこられたのは二軒4枚建ての物でこれが間尺があわないというのでしょう。「弱りました。」写真でもでもおわかりの通り中程に桟のついた障子入りの物でこの中の桟をバランス良く縮めなくてはなりません。その上此の色艶は残して置きたいのです。やりがいがありました。
最近ベニヤ板で出来たフラッシュ戸の多い中でこんないい物に巡り会えて楽しい仕事が出来ていい現場でした。

道具箱 合板を切る鋸

2005-07-07 23:59:09 | 道具箱
長津勝一さんに頂いた合板を切る鋸片刃の鋸で歯の山の部分に半分位の切り込みを入れてある目立てです。アサリは全くなく見た目には変な感じなのですが非常に軽く挽けてゆがまず切り取った面もとてもきれいに仕上がります。透かして見ると多くの場所でひずみが取ってあるのがわかります。以前長津さんにひずみ自分で取りたいとお尋ねしたのですが「無理でしょう」というお答えでもっと自分の目を肥やしてからにしなさいとの事でした。鋸は何年つきあっても難しい物ですね。

人物訪探 長津勝一さん

2005-07-05 21:18:40 | 人物訪探
長津勝一さん静岡県伊東の金物屋さんのご主人ですがのこぎりの目立てをするとこの人の右に出る人はいません。ふつうの大工が使っているのこぎりを持っていきたとえば檜や杉のような針葉樹をを切るのに使うの目立てをお願いするとすかすかと軽く鋸が引けてとてもよく切れる目立てをしてくれます。また木に打ち込んだ釘も一緒に切りたいとお願いすると釘も切れてしまい驚きです。目立ての腕次第でこんなにも今までの物とは違うのかと驚かせられる目立てやさんなのです。いいのこぎりを生かすも殺すも目立て次第なのですね。

静原の叡電

2005-07-02 23:26:27 | Weblog
先日まで外壁塗装工事の改修をしていた現場の裏には叡電の鞍馬線が通っています。出町柳駅から宝ヶ池で鞍馬方面へ行くとまぁーなんとすばらしい景色の連続が続き来ます。最初は新興住宅ですがそのうちにこんな近場ですがすがしい空気の絶景が終点の鞍馬駅まで続きます。鞍馬には鞍馬天狗でおなじみの鞍馬寺や日帰りで利用できる鞍馬温泉もありますよ。私はおみやげに木の芽だきを買って帰りました。

あやべ茅葺きの家

2005-07-02 23:12:28 | Weblog
今日は前から楽しみにしていた京都市からクルマで1時間半くらいの所の綾部市にある知り合いお持ちの茅葺きの家を見せてもらいに行ってきました。のどかな風景の中に建っている本来の人が暮らす住まいだと感じました。長年の風雪に耐え痛んでいるところもありますが心和ませる何かが感じ取れ安らぎを覚えます。このあたり一帯の農家は蚕を飼っていた農家がほとんどで写真の田畑も蚕のえさを育てる桑畑だったそうです。建物は茅葺き屋根で玄関の片方の横は牛小屋でもう一方の部屋で蚕を育てていました。冬は気温が低くなりますので贅沢ですが各部屋には囲炉裏が切ってあります。玄関には屋根裏に桑の葉を保存する為に各家とも梯子が掛けてあります。いい面構えの民家でしょう。