京都発・町家・大工はんなり日記

京都で仕事と道具を楽しみながら毎日過ごす。

やまとや印房

2007-03-29 22:53:28 | Weblog
やまとや印房

何とも名前からして古くさい店であります。外観がこうですから中はそれ以上の物ですがこれがまたレトロなのです。このお店私の親友で同級生のお店なのです。

この古めかしさですが店のある場所は京都市の繁華街川原町通りに面しています。

だから川原町通りで一番古い判子やさんはここですか?と挨拶をして入ります。

川原町通りでこのお店を見つけたら「川原町通りで一番古い判子やさんはここですか?」と尋ねては行ってください。

判子のことでしたら親切に相談に乗ってくれますよ。

先日の看板もここの親友に書いて貰いました。

彼もまた頼りになる「持つべき物ですね。」

玄翁の柄

2007-03-28 21:17:01 | 道具箱
玄翁の柄

柄の種類は茱萸(ぐみ)で作りました。今回は柄の種類ではなくて長さの問題です。

最近は玄翁を頭の上から振りかぶって鑿をうがつような荒々しい仕事は電動工具に取って代わられさらえたり仕上げたりする時に使っています。

ですから私自身は今までの長さの物を、柄の一番後ろをつかんで使うことは無くなりました。

適当な長さの物がなかった事もありますが今回は少し短いめの物を据えてみました。

下剤の使い方ではこれで充分に間に合っています。それより一番端の方が小指に掛かってくれる方が重要になるのではないでしょうか?

自分の気に入るまでガラスかタイルなどの陶器のかけらで仕上げてみます。

看板

2007-03-25 17:10:30 | 町家
看板

看板を頼まれて作りました。もちろん材料は京都ですので美山の桧を、埋木をしているのは楢材です。

表に立てかけるので反らないようにアリを掛けて3本入れました。

文字を書いてくれたのは同級生の判子やさん昔話に花が咲きました。

これの建ててある場所は私の小学校の学区にある永観堂(禅林寺)の正門を50mほど西に入った所北側です。

落ち着いた座敷で食事が出来ます。一度京都に来た時はお寄り下さい。

国明

2007-03-24 19:50:27 | 道具箱
国明

この鉋下の寸8は佐野勝二さんの物でしょうか?上の2寸は佐野勝二さんの物だと言われて買った物です。

国明の刻印が少し違うようですので他の方が商標を持っているのでしょうか?

印にはわからないことが多くありますね。他の鉋との区別化する為に独自の物打つのだと私は思っているのですが

佐野勝二さんのファンなので思いこんで買ってしまうのです。

長勝鋸2

2007-03-23 21:55:27 | 道具箱
長勝鋸

友達と交換した鋸を長勝さんに見て頂いてこれは縦挽きに良いでしょうと言われたのでお願いしておいた物が出来上がってきました。

この鋸自体は少し厚みがある鋸に仕上がっています。それ故に横挽きにするにはナゲシの角度がきつく取ることが出来ないのだそうです。

私は今まで鋸を買う時には何も考えずに買っていたのが恥ずかしいです。また今までの目立てやさんはそんなことは何も言わず目立てをしていました。これもまた問題があると思います。自分が知らなかったのはもっと恥ずかしいですが。

長勝さん曰く両刃のこの縦挽きはおまけみたいな研ぎですが縦挽き専用はとても気を使って研いでいるそうです。使うのが楽しみな一品です。

圭三郎

2007-03-21 17:08:24 | 道具箱
圭三郎

ちょと前から気になっていた関西の若い鍛冶屋さんです。「削ろう会」などでお話しをしたことはあるのですが今まで手に入らなかったのですがやっと手元に届きました。

実際に見せて貰うとなかなか丁寧に作ってあるのがわかります。色々な鋼を使った物を作って居られますが「どれが良いのですか?」本人にお尋ねしましたらスェーデン鋼でしょうと言われたのでそれに決めました。

内橋さんがんばって良い物を作って下さい。よろしくお願いします。

長勝鋸

2007-03-21 16:57:52 | 道具箱
長勝鋸

以前に使わせてもらってとても具合がよかったので先日の勉強会の時にお願いしておいた鋸が出来亜買ってきました。

以前と同じで4枚抜きに仕立てて頂きました。4枚抜きとは窓鋸の刃ですが一番前が縦挽きで2・3・4・5枚の刃が横挽きに目立てしてあります。(長勝さんは目立てと言わず目を研ぐので目研ぎと言われています。)こうすることによって縦・横・斜めと自由に使いこなすことが出来ます。もちろん挽き味も軽くて良いですよ。

長勝さんの場合目研ぎのなげしや上目の角度が独特なように感じます。
下の写真は長勝さんが北海道札幌時代の手ぬぐいです。有り難く頂戴します。

招き猫

2007-03-20 21:04:51 | 町家
招き猫

工事をさせて貰っているお宅でいい顔をした招き猫を見つけました。

色々な所で見かけるのですがいい顔の物にはなかなか見つかりません。

所で挙げている手ですが右手を挙げている猫は金運を招き、左手を挙げている猫は人(客)を招くなのだそうです。両手を挙げたものもあるが欲張りすぎると「お手上げばんざい」になるとはうまく言った物です。

この2匹はどちらも心和ませてくれる顔つきですね。


蜂の巣

2007-03-19 20:23:16 | 町家
蜂の巣

去年の夏に工事をした現場の天井の上にあった蜂の巣です。やっと取り除くことが出来ました。

去年の夏でしたのでまだスズメバチがブンブンとスクランブルを掛けてきました。

気温の下がる冬に取りますと話していたのが今日になってしまいました。今日の京都は気温も低く安心して巣を取り除くことが出来まし。

それにしても去年見た時は確か1個だったのですが天井をあけてみるとなんと大きく成長した巣3カ所にあり腰が引けてしまう1日でした。

何かのコマーシャルじゃないですが「ご用心・ご用心」

菊一文字

2007-03-18 15:55:24 | 道具箱
菊一文字

「菊一文字」この名前の刃物は他にも包丁カミソリでよく知られたフェザーも確かそうだったと思っているのですが古くから鉋もありました。

なかなかよく切れると評判でしたのでオークションで手に入れてみました。以前からある物の方が丁寧に作ってあるように見えます。刻印で純玉鋼通してあります。

新しく手に入れた物は炭素鋼と言うことで買い求めました。

作っている所は以前の所の物と同じなのでしょうか?ご存じの方がございましたら教えて下さい。また現在も作っていられるのでしょうか?