京都発・町家・大工はんなり日記

京都で仕事と道具を楽しみながら毎日過ごす。

こんなに良い物貰っちゃった。4

2012-01-31 23:06:05 | 道具箱
こんなに良い物貰っちゃった。4

桧で出来たお箸をいただきました。

初削りの日にいただいた物です。

素晴らしい出来でしょう。神奈川の谷棟梁が歌舞伎座の工事に使った材と同じもので出来ています。

諸戸林業株式会社の新藤様ありがとう御座います。

お弁当の時に持ってきて頂いて「これでお弁当を食べて下さい。」と言われたのですが「もったいない・もったいない」が先に出てしまいました。

それにしても諸戸林業さん材木に誠実で前向きな方ですね。

少しお話をさせて頂いただけですがその心が伝わってきます。

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こんなに良い物貰っちゃった。3

2012-01-30 19:04:21 | 道具箱
こんなに良い物貰っちゃった。3

またまた良い物をいただきました。香川棟梁からです。

まぁ。チョットおまえも鋸の勉強でもしろ。と言うことなのでしょう。

使い込んである物ですがポイントが解っている人が造るとキチッと鋸が挟まれ何処からでも目立てをしてくれと言っているようです。

柿渋で仕上げてあり良い感じです。

これを持って長勝さんのところで少し習ってきます。

いつもの如く香川棟梁のロゴ入り。

いただきま~す。

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今日は休日。

2012-01-29 20:54:03 | Weblog
今日は休日。

朝寝坊して目を覚ますともう10時。

コーヒー沸かしてフランスパンかじっています。

外に出るのが嫌なので暖かい部屋で事務仕事しているとすぐにお昼。

ほとんど仕事していないのになれないせいかお腹が減ってきました。

今日のお昼は残り物で揚げ焼きそば物によっては長崎チャンポンなんて書いてありました。

タップリの野菜に豚肉・海老・椎茸・イカなど何でも入れて出汁と片栗でとろみをつけてあげたソバに欠けます。

ソバがカリカリで美味しいですよ。

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こんなに良い物貰っちゃった。2

2012-01-28 23:22:12 | 道具箱
こんなに良い物貰っちゃった。2

良く使い込まれた毛引きです。

使わせて貰うとしっくりと手に馴染んできます。

いただいたのはこのトレードマーク△の中にカ。もうお解りですね四国の香川棟梁からです。

刃は電気かんなの替え刃で造られたそうです。あの棟梁のスタミナには驚くばかりです。

飴色の毛引き見ているだけで使い方のイメージが沸いてきます。

この角度から見ると虎杢がとても美しい。

私はこんなの使って仕事が出来るなんて幸せ者です。


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こんなに良い物貰っちゃった。

2012-01-27 23:43:10 | 道具箱
こんなに良い物貰っちゃった。

栓の木で出来た綺麗な箱。木目が取っても気に入りました。

先日のはんなりパージョンノ鉋がすっぽりと収まります。

なんと言うことでしょう。主刃をのけるとその下には裏刃が収まっています。

あっ。これビフォーアフターですよね。

これ曼陀羅屋さん事手柴さんからの頂き物です。

いつも言い物すみません。

使うのもったいないので箪笥にしまっておきます。

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長勝鋸が出来上がってきました。

2012-01-26 17:39:48 | 道具箱
長勝鋸が出来上がってきました。

今回お願いしておいたのは9寸の鋸で鴨居・敷居切り用です。

特に変わっているのは他の目立てやさんとは反対に9寸の鋸に尺の目が切ってあります。

長勝流で言うと鋸の刃は粗くする方が軽く切れて木口が綺麗に仕上がる。

長勝塾で教わった鑢目もしっかりと付いていました。鑢目が付いていることが大事だと教わりました

そういえば鉋の刃も粗い砥石で仕上げた方が引きも軽く長切れもするような感じています。それていてとても綺麗な表面に仕上がります。

歪みも丁寧に抜いてありました。

きっとナゲシの角度や上目に工夫があるのでしょう。

初削りの会場で受け取ったので未だ少ししか使っていません。

取りあえず使って見て下さいと話して居られましたので使い具合を報告したいと思っています。

これからが楽しみな鋸になりそうです。

須藤君がんばっているのかな?

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「 町家発 ほんまもん 」  2月 のご案内

2012-01-25 17:00:32 | 道具箱
「 町家発 ほんまもん 」  2月 のご案内

新年明けましておめでとうございます。
本年も、みなさまとほんまもんの手道具による技、暮らしにまつわること、などなどを学んでいく喜びを感じながら、楽しい企画を立てていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
今回は宮殿師の山田英次さんの別の顔 マニュアルカメラシリーズをお届けします。


35㎜カメラの誕生から現在までシリーズ
その2『コンタックスカメラシステム & ツァイスレンズの魅力と設計思想 前篇 』 講師 宮殿師 山田 英次さん 


マニュアルカメラをこよなく愛し、100台もの新旧コレクションを使いこなしている山田さんに、マニュアルカメラの魅力を、素人にもわかりやすく紐解いていただき、マニュアルカメラの良さを見直そう!というシリーズの第2弾。
前回は、人気の高いライカに照準を絞り、マニュアルカメラの誕生から戦前までの性能など、今でも愛されるライカの持ち味を語っていただきました。実際の機種を手にとっての撮影指導もありましたよ!

今回は、同じく戦前から名高いコンタックスのカメラ。京セラによる同名のカメラで知る人も多いこのブランド。ドイツの光学機器製作者のカール・ツァイスが生み出したもので、戦前のカメラの中では断トツの性能を誇っていたそうです。戦前、日本のカメラの工作精度が1/100だった頃に、ライカは1/1000、コンタックスは100倍の1/10000だったという。
現在もレンズメーカーとしてプラネタリウムや人工衛星も手掛けるカール・ツァイス財団。コンタックスはお金持ちにしか手にできなかったハイブランドで、戦争や政治に翻弄された歴史を持ちます。
今回お持ちいただくのは、日本に数台あるのか?という超レアな「オリンピアゾナー」と呼ばれるモデル。
なんと、ベルリンオリンピックの競技を記録撮影するために造られた貴重なモデルです。
参考資料に、『コンタックスのすべて』(ハンス・ユルゲンクッツー著の和訳本)の一部をご用意いただきました。
また、山田さんが持つコンタックスやその他のマニュアルカメラで撮影した写真をお持ちいただき、これらの違いを見ることで、マニュアルカメラが出す色・立体感・輪郭線の感覚などを知りましょう!


日時:2月19日(日)13時~15時頃      参加費:1000円 (定員20名程度)


会場:ARISA HOUSE MUSEUM(アリサハウスミュージアム)(市バス「出世稲荷」バス停より徒歩3分(阪急大宮より多数 ほかJR京都駅)/JR山陰線・地下鉄東西線各「二条」駅より徒歩10分)

*会場に駐車場はありませんが、周辺にコインパーキングがあります。お車でお越しの際は、当日会場でお尋ねください。

申込方法

住所/氏名/職業/参加希望の月/連絡先(メールアドレス・連絡のつき易い電話番号・FAXのうちあるもの)記入の上、下記の「町家発ほんまもん」事務局まで
(*会場場所などの詳細が必要な方は申し込み時にその旨をご連絡下さい)

メールmachiya_honmamon●yahoo.co.jp    ●を@に置き換えて下さい。
FAX 06-6422-7407 のどちらかまで。

*1週間前が締め切り目安ですが、定員になり次第締め切ります。
*メールでの申し込みの場合、件名に「●月申込」と具体的に書いて下さい。また、申込確認の返信がない場合は恐れ入りますが再送もしくはFAXにてお願いします。(迷惑メール対策で届いていない場合があります)


◆ほんまもんの会の仲間情報◆

*昨年講師をして下さった方々の自費出版本を広く知っていただきたいので、会で応援販売しています!

・松尾具屑さん『木工古道具の楽しみ方』古道具の収集・再生や経験を綴り、蘇った道具を記録した著書   (定価2400円)を2200円

・見学稔さん 『左甚五郎』伝説の左甚五郎について、職方に伝わる系図・多くの聞き取りや資料、作品群などから人物像を解き明かした著書

送料160円(クロネコヤマトメール便)で郵送いたします。ご希望の方はほんまもん事務局までご連絡ください。

*スタッフ綱本の南河内の茅葺民家工事始まります!

・・・築130年の小さな農家である祖父の家を手直しして、移り住もうと試行錯誤を始めました。家の片づけを終え、本格的な工事が2月から始まります。竹小舞組み・荒壁付け・茅の葺き替え・三和土・襖の張り替えなどをワークショップで企画していきたいと考えています。ご興味のある方はぜひお声かけください!

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素晴らしい鉋出来上がってきました。はんなりバージョン

2012-01-24 16:54:55 | 道具箱
素晴らしい鉋出来上がってきました。

出来上がってきたのは内橋圭介氏にお願いしていた鉋の刃です。

たぶん研ぎやすくとても早く簡単に刃が付くと考えてお願いした物でよくぞ私のような物の話しを聞いてくれました。感謝します。

もちろん刃の形はこの人が出てきてからと言う物は鉋刃の美しさの標準になりつつあります。

表刃だけではなく裏刃もこれに憧れる人は多いのではないでしょうか。その昔伊達男は裏地に凝ったように裏刃もとても大切なアイテムなのです。

大いに気に入りました。銘を見て下さい嬉しいじゃないですか「はんなり」の文字お願いした甲斐がありました。

鋼付け・裏隙・綺麗に出された裏押し美しいカンナを作る何かロマンを感じます。それよりその若さで怖ささえ感じてきました。

使ってみないと解りませんが私が思っているように仕上がっていればこの鉋の刃は一つの基準になるかもしれません。

期待と楽しみが一杯の鉋です。

内橋氏、はんなりバージョンに感謝します。

大切に使わせて頂きます。

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現代京都書作家展。

2012-01-23 22:45:15 | Weblog
現代京都書作家展。

私には似合わない高尚な場所です。

彼女に誘われていったのですが実は私が小学校に通っていた時の同級生の女性が日展で入賞されたとかな訳です。

小学校の頃休み時間になると校庭の南側に列ぶのぼり棒の一番上まで上がりその人を上から見ていたのを思い出します。

手のひらとズボンの股に水色のペンキの粉が付いていました。

懐かしい想い出です。

中にはいるとたしかにありました。MMさんの昔の名前が書いてあり内容は万葉集の一節でした。
でも撮影禁止。

子供の頃の思い出が頭をよぎります。

明日電話しようかなぁ。

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山本氏講義3 研ぎ。

2012-01-22 12:33:38 | 道具箱
山本氏講義3 研ぎ。

先日教えて頂いた冶具を使った研ぎをやってみました。

主場と裏場を挟んで研ぐ訳ですがその間に隙間が出来ては効果はありません。

山本氏はステンレスで作って居られましたが私は締め付け具合が加減しやすい木で造りました。これの法が締め付け加減がわかりやすいと思うからです。掴みづらいと言う欠点もあります。

山本氏の砥石は前後の中程が高く整形してありましたが私の場合薄削り専用ではないので平にならした物を使っています。

その代わりに鉋刃の鎬面は中程を同じ効果が得られるように半丸鑢で鋤取って砥石に当てています。こうすることによってなるべく鋼だけを砥石では研ぎます。

じっさいに研いでみるとこんな感じで裏刃も耳を見るとわずかに研げているのが解ります。

今回の仕上げ研ぎは講義の時に使われていたWA10000番を使いました。私の予測ですがもう少し粗めの物を使うと引きは軽くなるはずです。

実際に使ってみるとご覧のように鏡面に仕上がります。右側のとろばこに乗っている砥石で研いでいます。

研ぎ上がればば裏刃を外すと返りは全く出ていないのです。返りの処理は不要です。

今回使わせて貰ったのは舟弘氏制作の鉋「玄心」青1号炭素量1.36%白紙炭素鋼に比べて研ぎにくいという感じは全くありませんでした。

この鉋についてこれ以上お聞きになりたい方は舟弘氏電話0501240889へお電話お願いします。

舟弘さん訛りきついですよ。

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