鋸の目立て 長津勝一さんの場合
鋸の目立て程人によって違う物はありません。目立てをした鋸をじっくりと見ているとそれがわかります。たとえば鋸の1のラインに対して2の様に前歯のラインがが少し前側に傾いている物と、3の様に後ろ側に傾いている物があります。
どちらが良く切れるのでしょう。今までの目立てを見ているとほとんどが3の様な傾きが着いています。しかしカッタの刃を挽く時を思い出して下さい。3のように挽く人はいないでしょう。これじゃ刃が突き刺さるばかりで鋸の刃が踊り出してしまいますよね。2の様に挽くとスムーズに切れていきます。なのに何故目立て屋さんはそれに気づいて直さないのでしょう。とがっている方が掛かりが良くて切れると思うのでしょうか?とがっていればいいのなら針のような刃先にすればいいのではと考えてしまいます。
このことを実践しているのは長津勝一さんだけなのでしょうか?
これでは良く切れて価格的にもやすい替え刃鋸選んでしまいます。物をじっくりと考えると2の方が正しいと思うのですがどうでしょう。
長津勝一さんの講義より