京都発・町家・大工はんなり日記

京都で仕事と道具を楽しみながら毎日過ごす。

初秋お見舞い。

2009-08-31 23:47:01 | Weblog
初秋お見舞い。

昼間はまだ暑い日が続きますが、田畑の様子は秋になってきました。

インフルエンザが流行りそうです。

夏の疲れが出ないようにご注意。

体に気を付けて気持ちの良い季節を過ごしましょう。

写真は滋賀県仰木の里に有る段々畑。

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素晴らしい鉋 酒壷。

2009-08-30 21:11:35 | 道具箱
素晴らしい鉋 酒壷。

先日から常三郎さんに「酒壷で杉がとても良く切れる」とお話ししていたのですが少し疑っていられるのを感じていましたのでご本人の前で削ろうと言うわけで仲間と4人で工場見学+削りに行ってきました。

少し雑談をして削れると言うことをしましたが杉が仕上がるのはお聞きになったことがなかったみたいです。

研ぎはいつもの如くものの2.3分の研ぎで行いました。最初常三郎さんの顔を見ていると少し不安げです。

最初こんな感じで削り始めて

途中で引き心地の軽さをご本人に確かめて頂きました。

粉末ハイス鋼と言うこととグラインダーで研いでありますので好まれない方も多いようです。

しかし、この鉋仕上がりの良さ+研ぎやすさ+特に長切れ(4人+ご本人)で夕方まで削っても切りやみません。

大工が削りにくいのであまり好まない、真っ白けの杉なのに粉を噴くこともなくコストパフォーマンスは最上部にあげられる鉋でしょう。

価格も性能を考慮してもやはり素晴らしいの一言です。

最後に記念撮影こんな鉋屑山盛りです。

お勧めの鉋です。常三郎・酒壷

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広島削ろう会の参加準備出来ました。

2009-08-29 21:37:59 | 道具箱
広島削ろう会の参加準備出来ました。

今回は削りに行くのではなくて愛媛の山本氏の薄削りのお話しと。

二日目にある工藤氏の杉削りのお話しを聴かせて頂くのが目的です。

どちらも非常に興味のあるお話しなので楽しみにしています。

今回は知り合いの仲間が都合が付きませんので私一人になってしまいました。

今回も東京大会に続いて新幹線のお世話になります。

道具を持っていくのが辛いのでじっくり削りを見て楽しんできます。

そのためのビデオも新しく買い換えました。

気合いは言っているでしょう。

そんなわけで当日は削りませんがお世話になりますのでよろしくお願いします。

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ありがとうございます。

2009-08-29 05:55:31 | 道具箱
ありがとうございます。

先日、九州の道具屋さんから立派な鉋身を入れておく箱が届きました。

早速、仕舞ってみるとぴったり。裏刃も上手く収まるように工夫してありました。

素晴らしい出来映えの商品でお礼の電話を差し上げると話しが広がり「花みずき」というお名前で家具を作って居られるので道具の話しや使い方まで色々教えて頂きました。

道具も三木の物から新潟の物まで(もちろん清久鑿も)幅が広く自分で使って居られることもあって優れものはどれかも教えて頂きました。

早速HPを見せて頂くと沢山の道具を扱って居られるのが解りました。

他にも道具の仕立て方や使い方など詳しく書いて居られます。

一見の価値は充分にありますよ。

HPの検索は「曼陀羅屋」さん。

道具のこと新設にアドバイスしてくれますよ。

諸経費よぅひんの良いとこから使い方まですべて教えてくれるなんて・・・

この御主人一が良すぎます。

しばらくの間飾っておいて大切に使わせてもらいます。

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残り少ない夏。

2009-08-27 23:10:17 | Weblog
残り少ない夏。

少し涼しくて過ごしやすいのですが残り少ない夏を楽しんでいます。

夏を代表する唐辛子の焼いたのにお醤油を少し垂らして鰹節乗せてビールに良く合います。

そして近くで取れたよく熟れているトマト。

心地よい風を感じながらゆっくりと時間の流れを・・・

好きな音楽でも聴きながら居眠り始めます。

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実りの秋。

2009-08-26 00:02:06 | Weblog
実りの秋。

早くも秋の御馳走です。

良い松茸見つけてきました。

今日はこんな夕食楽しんでいます。

何時もお世話になっているあの人にも持っていきました。

一寸涼しくなってきましたので仕事も捗ります。

道具の手入れなどしながら秋の夜長も楽しみましょう。

夜はまだまだ続きます。

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疑う。

2009-08-23 06:34:40 | 道具箱
疑う。

人を疑っているのではありません。

大工道具の話しです。それも鋸の目立て(目研ぎ)

私が今まで教えて頂いたり見てきたのですが鋸の目が細かいほど木口が綺麗に仕上がって切れると思っていましたし聴いていました。

でもこれは逆で一サイズ大きな鋸の目にすると何故か綺麗に仕上がるのです。その上引きが軽くて下がりも良くなります。

今までの考え方とは全く逆なのです。

こんな風に今まで習っていたことや考え方を少し変えてみなくてはならないように思えるのは私だけでしょうか?

皆さんの考えはどうでしょう。

長勝塾より

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「 町家発 ほんまもん 」  9月 ~11月 のご案内

2009-08-22 21:23:34 | Weblog
「 町家発 ほんまもん 」  9月 ~11月 のご案内

残暑お見舞い申し上げます。今回も本拠地である二条の長屋からは離れますが、外に繰り出すには絶好の季節。お話に、見学に体験にと盛りだくさんな内容でお届けします。文化財に目のない方も、自分で住まいを直していきたい方も、どうぞお楽しみください。
 『古(いにしえ)の技を現代につなぐ ― 談山神社大修理現場見学 + 胡粉塗り体験 ― 』 
 有名な十三重塔をはじめ、重要文化財16棟を内包する談山神社(奈良県桜井市)が、7年をかけ、8棟の建造物の大修理を行っています。今回の企画では、そのうちで修理が終盤に差し掛かった栩葺の「権殿」の半解体修理現場を、工事を手掛ける棟梁や文化財技術の担当者の方に案内していただきます。権殿は談山神社の中で最も規模が大きく、中世の栩葺の建造物です。                                 さらに、「胡粉(ごふん)」という社寺の彩色や、日本画・能面・人形などで使われる、貝殻を原料とする顔料について学び、胡粉で実際に古典的な彩色を体験していただきます。
日時:9月27日(日)13時半~16時頃      参加費:1500円 *実習費・保険料込(定員30名)
集合:12時30分 JR桜井駅 南口バス停1番乗り場前(14系統「談山神社行き」乗ります 1時間に1本です)      
        
    『 祭人の誇りと物語を彫る だんじり彫物 他- 』    講師  彫物師 松谷隆司 さん (筒井彫刻)
岸和田といえば祭。祭の華やぎを作り出すだんじり。祭の威勢に合わせて、時の合戦や神話を題材にした彫物。お祭り好きで、生まれた貝塚で小さい頃より太鼓台のち密な彫刻にあこがれていたという松谷さん。岸和田近郊のだんじり彫刻の祖といえる名匠、木下舜次郎の一番弟子、筒井和男師の元に入門し、現在ではだんじりの彫物の修理・新調をはじめ、社寺やその他の彫物も手掛ける。構造をも飲み込み、細部に至るまで施された丹念な彫り物。彫りと下絵描きの繰り返しから生まれる立体の造形美。町の誇りであるだんじりを飾る技に深く聞き入りましょう。
日時:11月1日(日)13時半~15時半頃        参加費:1000円 *入館料込(定員 30名)
会場:ARISA HOUSE MUSEUM(アリサハウスミュージアム)
  『 町家のお庭を自分でつくる  ‐ 庭師さんに学んで ‐』   講師 中島陽子さん・津川吉則さん(津川造園)
  住めるような状態でなかった町家を買い、毎日現場に通いづめて自分たちの描く住まいを実現した中島家。少しずつ手を入れ、大切な昔からの町家に、新しいものをうまく合わせて、心地よい空間に住みこなされて7年。このたび、「お庭をつくりたい」という陽子さんの情熱が庭師さんを動かし、庭師さん親子の助言を経て、中島一家総出で作り上げたお庭は、庭師さんをも感服させる出来栄えでした。シンプルな中に見える確固たる方向性。作品を愛でながら、庭師さんと住み手自身が作り上げた熱い思いを伺いませんか。
日時:11月22日(日)13時半~15時半頃        参加費:1000円(定員 20名)
会場:中島家 ( 京都市東山区大和大路通五条下る2丁目東入上梅屋町184) 
             京阪五条駅から徒歩12分 / 京都市バス馬町下車徒歩5分            

住所/氏名/職業/参加希望の月/連絡先(メールアドレス・連絡のつき易い電話番号・FAXのうちあるもの)記入の上、下記の「町家発ほんまもん」事務局まで
        (*会場場所などの詳細が必要な方は申し込み時にその旨をご連絡下さい)
・メールmachiya_honmamon@yahoo.co.jp 
・FAX 06-6422-7407                          のどちらかまで。
*各月とも別々にでも一括にでも受け付けます。各回とも1週間前が締め切り目安ですが、定員になり次第締め切ります。
 *メールでの申し込みの場合、件名に「●月申込」と具体的に書いて下さい。また、申込確認の返信がない場合は恐れ入りますが再送もしくはFAXにてお願いします。(迷惑メール対策で届いていない場合があります)

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